Phantom 〜Requiem for the Phantom〜 第26話「江漣」 レビュー キャプ 最終話 ファントム [アニメ]
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ついにサイスによって切って落とされた、ラストステージの幕。初代ファントムの
エレン、2代目、最強ファントムのレイジ、そして、彼等をプロトタイプとして
創られたサイスの新たなる暗殺集団、Zahlen Schwester・・最後の戦いが、
始まった。
礼拝堂に居るレイジの元に迫る4人のZahlen Schwester、レイジは生きる為に
戦う事を決意する。礼拝堂の外に出ると、激しい戦闘になる。レイジはエレンと
合流し戦う。一方サイスは・・
後は続きからどうぞ
自分が求めていた戦いが始まり、にやつくサイスに志賀は言う。
志賀「いつか必ずあんたは、自分で書いた筋書きに裏切られる。」
志賀のラストショットですなw 志賀は死ななかった!
「さあ、歌い、踊るがいい、私の創りし兵士達よ、互いに血を流しあい、
命を奪い合う狂乱の世界で!」
と、オサレな台詞を言いながら、自らも、怪しい仮面を付けるサイス。ちなみに、
普通の仮面に羽根や装飾の付いたオシャレ仕様の仮面w
旧校舎内ではレイジ達が死闘を繰り広げていた。しかし、レイジとエレンのタッグの
前ではサイスご自慢のZahlen Schwesterも、あっさりやられてしまう。死んだのは
neun(9)とfünf(5)。死んだ彼女達の武器を奪い、次ぎの戦闘に備えるエレンとレイジ。
向こうの人数の多さに、分が悪いと言うレイジに、エレンはそうでもないという。
サイスを知り尽くしたエレンにはZahlen Schwester以外の敵は今ここに居ないという
ことがわかっていた。
「予想以上のシナリオ、終幕を飾るにふさわしい」
サイスは、屋上でワインを片手に、高みの見物をきめこみながら、予想以上に健闘する
レイジとエレンにほくそ笑む。傍らには2人のZahlen Schwester・・。
エレンに、自分がおとりになると提案したレイジ、レイジがおとりになっている間に
エレンがサイスを殺せば、司令塔を無くしたZahlen Schwesterは機能しなくなる
はずだからだ。エレンなら、サイスの手の内を知り尽くしている、彼女にしか
サイスの居場所はわからないだろうと。二手に分かれたレイジとエレン、レイジには
さっそくZahlen Schwesterの2人が襲いかかる。
屋上のサイスの元にはエレンが辿り着いていた。
超ウエルカム状態のサイスw
「ようこそ、私の舞台へ!」
「私は・・貴方の舞台では踊らない!」
おおっ エレン、ナイスな切り返しw このエレンの切り返しにはさすがのサイスも
一瞬ひるむw
サイスを前に、いきなり、銃を捨てるエレン、サイスの手の内を知り尽くしている
エレンは、サイスのシナリオに、エレンを簡単に射殺してしまうというものがない
という事がわかっていた。サイスは、自分の創りあげた娘達の狂乱が見たいのだ。
傍らで銃を構えるZahlen Schwesterのsechs(6)とsieben(7)を紹介するサイス。
彼女達に、エレンと戦い、彼女が限界を見せ始めたら、少しずつ切り刻んでやれと
命令するサイス。エレンとsechs、siebenの戦いはナイフでの勝負となる。
エレンの目は初代ファントム、アインの目に! (-ω☆)
アインになったエレンに死角はなかった。sechs、siebenは瞬殺されてしまう。
sechs、siebenの思考や動きは、エレンがサイスに仕込まれたものと何一つ
かわっていなかったのだ。
その頃、レイジは、vier(4)とacht(8)と死闘を繰り広げていた。いつの間に、キャルの
眠る礼拝堂へ追い詰められるレイジだったが、礼拝堂の照明を落下させ、1人を
殺し、もう1人は、一瞬、キャルの時計の音に気を取られている隙に射殺に成功する。
レイジの目も最強の2代目ファントム、ツヴァイの目に戻っていた。
かっこいいぜ~!さすが最強ファントムだー!! 超しびれる瞬間ですね。
すべてのZahlen Schwesterが死に、1人になったサイスに銃口を向けるエレン。
しかし、サイスはエレンにはサイスを撃つことはできないと言う。サイスは銃を
捨て、投降し、性懲りもなく、エレンを再び自分の元に戻そうとする。
しかし、サイスの暗示のような言葉に屈することなく、エレンは、ついにサイスを
撃つ。
「アインなんて、呼ばないで。私はエレン、そう望まれ・・そう生きる!!」
サイス「ああ・・ミューズ神の悪戯・・」
最期の最期まで、洒落た台詞を残し、サイスはついに散った。しかも、なんか
かなり、恍惚な感じでw 自分の美学を貫き通した男が最期に見たものは、予想を
超えた超展開だったんでしょう。それを思わず、ミューズ神の悪戯って・・w
すべての戦いが終わり、エレンを抱きしめるレイジ
「行こう・・エレン」
後に残ったのは8体の遺体・・そして夜が明ける。
マグワイヤの元にサイスとファントム軍団が全滅した事の報告が入る。
なんか、超久しぶりなんですけど、マグワイヤw 美形なんだから、もうちょっと
出てもらいたかったですな。ちなみに、この時のマグワイヤはシャンパン片手に
ジャグジー的な・・w
旧校舎から延びたエレンとレイジの足跡を見て、彼等が生き延びた事を知る美緒。
そして、6ヶ月後・・・
レイジとエレンはサイスの今までの経歴を辿りながら、エレンの故郷と記憶を
探していた。エレンが何処でサイスに出会い、アインになったのか・・それを
探る為の旅。5年前にサイスはエレンを香港の施設で拾った事が判明、そして
その施設にエレンはウランバートルからやってきていたという。
そして、ウランバートルにやってきたものの、そこでエレンの手掛かりは消えて
しまう。現地人に、空を見上げてみればそこが自分の故郷かどうかわかるだろう
と言われ、モンゴルの大地に立ち、果てしなく広がる青い空を見上げるエレン・・
記憶は戻らないが、エレンにはレイジからもらった名前がある・・。
そして、一緒に過ごした記憶がある。それだけで充分にこれから生きていけると
思うエレン。大地に咲いた花を見ながら微笑むエレンをレイジはずっと見守っていた・・
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ファントム、終わっちゃいましたよ~ 面白かった~。最終回は、サイス祭りでも
ありましたね。もう、サイスの言う、どの台詞もちょ~芝居がかっていて、超塩沢で
ゾクゾクしました。 ラストのミューズ神の悪戯、なんて、何ーっって感じですよ。
エレンもレイジも死なずに終わった・・と大好きなハッピーエンド的な終わり方に
小躍りしていた所で、最後の最後に、アレですよ・・超ショック。アレさえ
なければ、完璧だったのにぃぃぃぃ。これから、再び、ファントム見る時は、あの
シーンの前で止めちゃえばいいのかw。それか、あの後、たいした事なくて
生き残ったって事に脳内でしておけばいいのか・・どっちにしろ、あれはないよな~
あの、馬車が来た時に、なんかイヤな予感したのよね・・アウー
あ~ほんと、あのせいで後味が最悪に・・・ レイジを殺す意味がわかんねーっ
綺麗な終わり方なんかしなくていいから、ハッピーエンドが見たかったよ!!
にしても、全体的に、ファントム面白かったな~、ストーリーがけっこうがっつり
あるアニメだったから、毎回、見逃せなかったし、時間が過ぎるのが早かった。
なんか終わっちゃうの寂しいですね。ファントム2とかできないかな?w
結局、志賀が死なないでよかった。その後の彼の話とか、DVDの特典でつけばDVD
即買ですけど。あと、サイスの台詞集とかの付録DVDとか付いてたら買うね!w
ピクチャードラマで、サイスのプライベートみたいのも笑えていいかも。
第一回のレビューはこちらからどうぞ
http://gomarz.blog.so-net.ne.jp/2009-04-03
第17話「真相」のレビューはこちらからどうぞ
http://gomarz.blog.so-net.ne.jp/2009-07-24-3
第21話 「憤怒」のレビューはこちらかどうぞ
http://gomarz.blog.so-net.ne.jp/2009-08-21-1
第22話 「激昂」のレビューはこちらかどうぞ
http://gomarz.blog.so-net.ne.jp/2009-08-28-3
第23話 「決断」のレビューはこちらかどうぞ
http://gomarz.blog.so-net.ne.jp/2009-09-04-3
第24話 「対峙」のレビューはこちらかどうぞ
http://gomarz.blog.so-net.ne.jp/2009-09-11-3
第25話 「決着」のレビューはこちらかどうぞ
http://gomarz.blog.so-net.ne.jp/2009-09-18-3
第26話 「江漣」のレビューはこちらかどうぞ
http://gomarz.blog.so-net.ne.jp/2009-09-25-2
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漫画・アニメアンテナ
HINAKAです。
Gomarz様
今の日本のTVアニメで、「正義でも、人助や自己防衛でもなく、金や命令のままに人殺しをする主人公が、無事に生き延びる物語を、子供に見せる事はけしからん」という、風潮のようです。
例外の「ゴルゴ13」は、その伝統と本来が〈大人向き(だったら18禁だろう~!)〉で、OKのようです。最近は映画でも、厳しいみたいですから……いつから日本は、共産主義国家になった?えッ、前から!?それは失礼!
うーん個人的には、モンゴル人とパオ(テント式移動住居)生活でもしながら、成長した子供達と暮らす二人の笑顔で、最後を終えて欲しかったのですが……。
何しろ、あの大草原は狙撃暗殺には、まったく向いていませんから、二人にとって最も安全では無いかと。それにモンゴル人は、狩猟騎馬民族ですから、何でも強い人には女性でも(本来は男尊女卑)敬意を払いますし、一度世界帝国を気付いたほどですから、受け入れたなら人種や民族の違いは、余り気にしない(エレンは、モンゴル人にしては肌が白く、西洋系のスタイルですが、白人の血が混じっていても、不思議ではないお国・民族柄です)ので、素性を隠して永住したい二人には、ピッタリの場所だと思うのですが……残念です!
うん、あれ?空薬莢は1つで、銃声も1回……それじゃ、エレンは?
なるほど、二人とも死んだフリかッ!!
お後が、宜しいようで。
by HINAKA (2009-09-25 20:33)
自分でバッドエンド症候群と言い切っちゃう虚淵氏の作品ですから、
ある意味予想通りの結末でしたね。
玲二の立場は「インフェルノの裏切り者」ですからね。
サイスがマグワイアを殺していれば、
玲二の死亡も回避できたんでしょうけど……
by アロンダイト (2009-09-25 22:17)
サイスが喋りまくりでニヤニヤしてしまいました。
やり放題やった割には恍惚の中で死を迎えるなんて、幸せな死に方でしたよね・・・。
あ、わたしも、サイスの台詞集とかサイスのプライベートみたいのが付録でついたら、その巻のDVD買います(笑)。
ラストで、エレンが倒れて、クローバーが一つ千切れていたシーンは「ああ、そうなっちゃったのかぁ・・・」とちょっとショックでしたね。
ハッピーエンドにするには二人とも人を殺めすぎてたかぁ・・・(><)。
by ハンタ (2009-09-27 00:00)
HINAKA様
>>今の日本のTVアニメで、「正義でも、人助や自己防衛でもなく、金や命令のままに人殺しをする主人公が、無事に生き延びる物語を、子供に見せる事はけしからん」という、風潮
そんなもんあるんですか? イマイチ共感できませんが、多分、これは
アロンダイトさんがおっしゃる様に、虚淵氏が原因ではないかとw
なので、そんな風潮はないんじゃないかなって思います。フィクション
なんだし、深夜アニメだし、元がアダルトゲーなんだから、けしからん
とかそういう感じではないかと。
>>例外の「ゴルゴ13」
ゴルゴと同じ土俵で語れるのでしょうか?w
あれとはまったく違うタイプの話ですしね、共通点といえば、
殺し屋って部分だけですよね。 なので、ゴルゴを例外と
考えるのは変ではないでしょうか。
>>モンゴル人とパオ(テント式移動住居)生活でもしながら、成長した子供達と暮らす二人の笑顔で、最後を終えて欲しかったのですが
そんなハッピーエンドでもよかったですよね、とにかく、モンゴルに
永住しちゃっても、放浪のしまくりでもいいから、二人で生き抜いて
欲しかった。あそこで死んだら、今までなんの為に戦ってきたのか
わからなくなりますからね。生きる為に戦って、殺してきたんだから
この後、生きて生きて生き抜くっていうのがまっとうな終わり方だと
思うんですよ。
なんにせよ、イヤな終わり方でした。私はハッピーエンドが好きなんで。
ところで、HINAKAさん、ジャスタウェイの日記さんの所でも
まったく同じコメントしてません?w
アロンダイト様
>>自分でバッドエンド症候群と言い切っちゃう虚淵氏の作品ですから、
ある意味予想通りの結末
バッドエンドの予想はしてたけど、やっぱり、ハッピーエンドが
見たかったですよね~。 バッドエンドは後味が悪いんですよ~
そう思いません?
>>サイスがマグワイアを殺していれば
サイス・・w しかし、インフェルノ、まさか、あのモンゴルの奥地まで
殺し屋を放ってくるとは・・って感じですよ。 レイジ、油断したな!
レイジとエレンがマグワイアを殺してもよかったですね・・。
ハンタ様
>>やり放題やった割には恍惚の中で死を迎えるなんて、幸せな死に方
あの恍惚なサイス、不謹慎ですが、ちょっと笑ってしまいました
最期までそんなんかい!ってw ほんと、最期まで、台詞が
最高でしたよね~サイス。
>>ラストで、エレンが倒れて、クローバーが一つ千切れていたシーン
あれって、エレンも死にそうになってるってことなんですか?
私は、レイジだけ撃たれたのかと思ってたんですが、エレンも!?
まあ、どっちにしろ、レイジが死んだら、エレン、生きて行けなさそう
ですよね・・。 アウウ
by Gomarz (2009-10-01 20:11)