戦う司書 The Book of Bantorra 第13話 休暇と絵本と赤錆の髪 レビュー キャプ [アニメ]
「ラスコール・オセロ」なる人物が重要な鍵を握っていると確信し、独自の調査に乗り出す
ミレポック。ラスコールの伝説が残る芸術とシネマの街フルベックに独り降り立った彼女は
ラスコールの姿を追い殺されたと言われる大女優・パーニィ・パールマンタの本を探し
始める。
後は続きからどうぞ
ラスコール・オセロとは世界中の少女の間にひっそりと伝わるおとぎ話。
この世のどこかで、奇妙な本屋が本を売り歩いている。未知の力で本を集め、不思議な
力で世界と飛び回る。恋する少女が思いを伝えられずに死んだとき、その人の本を
思い人に届けるのだという・・・
コリオ・トニスが常笑いの魔女・シロンの本を、時を超えた思い人のコリオ・トニスに
運んだかもしれないのがラスコール・オセロ、モッカニア事件の時に神溺教団の
ウィンケニーはハイザの本を奪おうとしたが、その背後にも、ラスコールの影が見える。
なぜならハイザは生前にラスコールを捜す任務を負っていたからだ。
そんなラスコールを追うミレポックはフルベックの保安官事務所で、パーニィの事件の
資料を見せてもらっていた。8年ほど前、フルベックではラスコールが実在するという
噂が流れ、その噂の出所がパーニィであったからだが、保安官事務所ではたいした
情報を得る事はできなかった。しかし、ミレポックが来る前に、10歳くらいの
ひとりの少年がミレポックと同じような事を調べに来たと保安官は言う。
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高いレベルの思考共有能力を持つミレポックを失うわけにはいかないと思うマットアラストは
ハミュッツの許可を得て、ミレポックと行動を共にする為にフルベックに来ていた。
軍服で目立ってしまうミレポの為にドレスをあしらえ、2人は行動を共にするが、その様子を
ハミュッツの触手系能力と同じものを使い伺う女がいた。彼女の名はアルメ・ノートン、
アルメはマットアラストとミレポックの会話から、ミレポとマットが、ラスコールを
追う為にパーニィの本を探しに来た事を察知する。
フルベックの街にいる神溺教団の擬人達は、街にマットアラストやミレポックが居ることに
戦々恐々としていた。それもこれも、シガルやガンバンゼルが下手なことをしたからだと
うろたえる擬人達の様子をうかがっていたアルメは部屋の中に入り、擬人達を惨殺する。
擬人達はアルメを「裏切り者のアルメ」と呼び、アルメはシガルを侮辱した擬人達を有無を
言わさず殺していく。ハミュッツやミレポック、マットアラストを殺せと自分に言い聞かす
アルメは最後にこう言った・・
「殺せ・・ラスコール・オセロを」
・
・
翌日、ミレポックはフルベックの郊外へ盗本組織の元締め、キース・クリンに会いに
向かっていた。その間、マットアラストは保安官事務所へ昨晩の殺人やその他の事を
調べに向かったが、マットは何かあったら、すぐに自分を呼べとミレポックに念を
押していた。ミレポックが屋敷にたどり着くと、そこは静まりかえっていた。門を
くぐった所で何かがおかしい事に気付いたミレポは、銃を構えながら、中に入る。
すると、目の前には惨殺された無数の死体があり、その中にはキースの姿もあった。
屋敷の奥の暗闇から、突然、アルメが現れ、襲いかかる。なんとかかわし、銃を
構えるミレポだったが、アルメはミレポが人を殺したこがない事を見破り、ミレポは
その子をを一目で見抜かれた事にショックを受ける。アルメはその隙に一気に
ミレポの首もとに剣をつきつける。万事休すかと思われたが、そこへマットが
かけつけ、なんとか助かったミレポック・・。
再び、マットアラストと共に、保安官事務所を訪れたミレポック。パーニィ事件の資料を
閲覧しようとするが、昨日会ったばかりの保安官の男は、パーニィ事件の資料が
紛失しているとミレポック達に告げる。その上、保安官は、ミレポックに会うのも
初めてだと言い出す。愕然として事務所を後にするミレポックに、保安官はきっと
神溺教団によってアーガックスをのまされて記憶を消されたんだろうと言うマットアラスト。
フルベックを見下ろす摩天楼にある2人の人影。
その影はラスコールと楽園管理者の影であった
「舞台は整ったようだ」
「そのようで」
「あの2人、君に辿り着く事ができるかな?ラスコール・オセロ」
「宝石のような少女でございます。あるいは・・・」
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ラスコール・オセロの影を追っ手フルベックに来たミレポック。アーガックスで
ヴォルケンの記憶をすべて消したはずなのに、彼女の行動の一つ一つにヴォルケンの
名残があって、もの悲しいですね~。 ラスコールの事をあんまり調べると
ろくな事にならなさそうなんで、怖いですね・・マットアラストが来てくれているのが
唯一の救いって感じでしょうか、彼が居ればなんとかなりそうな感じですけど。
こうなってくると、マットアラストも心配だわ・・
アルメという少女、神溺教団の擬人だった?ようですけど、何が目的でラスコール
オセロを捜しているのか・・まだわかりませんね、シガル絡みなんでしょうか??
あと、10歳くらいの少年って誰なんでしょうね??ラストの部分で雨の街中で本を
読んでいたあの少年がそうなんでしょうか??
ラスコールと楽園管理者ってなんなんでしょうね・・
次回は1月1日、1時間遅れの夜11時からですね。
前回までのレビューは以下からどうぞ
第1話 爆弾と本と沈み行く船
第2話 爆弾と姫君と灰色の街
第3話 爆弾と人間と死の神の病
第4話 夕方とシロンとコリオ
第5話 裏切りと杯と迷いの小道
第6話 雷と怪物と殴る少女
第7話 笑顔と仮面と死にたがりの男
第8話 沼と仲間と浜辺の貝殻
第9話 真人と戦場と私の世界
第10話 変人と母親と黒蟻の巣
第11話 弱者と迷宮と女王の指し手
第12話 過去と理不尽とパイプの煙
前半部分の一挙放送 見逃した人は見よう
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