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戦う司書 The Book of Bantorra  第19話 阿呆と虚空と踊る人形 レビュー キャプ [アニメ]

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ダライ鉱山へ向かう途中のヴォルケンとオリビアの飛行艇を襲う、ハミュッツ。
ヴォルケン達は飛行艇を捨て、ダライ鉱山へ向かう。

記憶は戻らないが、何かに突き動かされ、秘密裏に思考共有によって
ヴォルケンに忠告を送ったミレポックは、マットアラストに見つかった上に
ヴォルケンの命がもうすぐ終わる事を告げられる。

楽園管理者はダライ鉱山に人間爆弾となった肉達を大量に配置し、ヴォルケン達を
狙う・・

後は続きからどうぞ

ヴォルケンはオリビアのオリビア・リットレットとしての誇りを見せつけられ
自分が放棄しようとしていた武装司書としての誇りを取り戻し、ハミュッツとの
最後の戦いに臨む決意をする。オリビアに幻が作れる魔法権利を分け
自分はハミュッツの元へ向かうヴォルケン、そして、オリビアは1人、
山小屋を目指す。

武装司書の正義を信じるヴォルケンはついにハミュッツと対峙し、激しい戦い
が始まる。一方、オリビアは、自分の記憶を取り戻そうとしていた。
神溺教団の大魔術師、シャーロットは、オリビアの事を愛するが故に、
シガルに捕らえられ、肉にされた・・・そして、オリビアも同じように
制裁されたが、彼女はその後、諦めずにユックユックに願いを込め続けた事を
思い出す。しかし、どんな願いを込めたのかはまだ思い出せなかった。

ハミュッツとの激しい戦いの中、ヴォルケンはハミュッツに一撃をくわえる
事に成功するが、ハミュッツにとって、それは痛くもかゆくもなかった。
ハミュッツはヴォルケンがどこまで秘密を知っているのかを聞く。ヴォルケンが
反乱を起こした理由、それはラスコールによって肉の本を渡され、それを読み
そこから、ハミュッツが白煙号を沈ませた張本人である事を知ったからだった。
ハミュッツはヴォルケンがそれだけの理由で反乱を起こした事を一笑に付し、
もっと奥深い真実をヴォルケンに伝える。それは武装司書の真実。
武装司書が忌むべき神溺教団は、実は武装司書が作ったもので、武装司書と
神溺教団は実は共存しており、神溺教団の楽園管理者は、代々、武装司書の
中から選ばれているという。歴代の代行はその事実を知っており、それは
ヴォルケンが師と仰ぐ、フォトナ前館長代行も同じ・・あまりに驚愕な事実に
ヴォルケンが打ちのめされていると、次ぎの瞬間ハミュッツの投石が
ヴォルケンの体を貫く。ヴォルケンは、武装司書と正義、自分の信じていたもの
すべてを失い、絶望の中、息絶えていった。。・゚・(ノД`)・゚・。

ヴォルケンが死んだ後、すぐにラスコールが現れ、ヴォルケンから本を取り出す。
すると、ハミュッツがその本をラスコールから奪う。ヴォルケンの本の中には
ヴォルケンの無実が記されているのに!! 

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ミレポックはヴォルケンの思考が消えた事を察知し、彼の死を知る。理由は
わからないが、悲しさと涙が溢れてくる。武装司書が殉職した時に鳴らす
鐘を鳴らしにいこうとするミレポックをマットアラストが止める。
裏切り者のヴォルケンの為には鐘を鳴らす事はできない・・・・・。

オリビアはついに山小屋にたどり着き、そこに置いてあった本に触れる。
本からは1人の肉の記憶が流れてくる。そこからは、オリビアを信じ、憧れていた
記憶が流れてくる。オリビアの戦いは、1人の戦いではなく、彼女に自分達の
願いを託した人々の戦いなのだ、その願いが込められたユックユック、
彼女はユックユックに込められた魔法権利を彼等の為にも思い出さなければ
ならない・・・しかし、考える間もなく、山小屋にハミュッツの投石攻撃が始まって
しまう。

ハミュッツの激しい投石攻撃の中、必死で魔法権利を思い出そうとする
オリビアだったが、ハミュッツの投石が彼女に当たりそうになる・・すると、
そこへ、かつて彼女を愛し、教団によって肉にされ、記憶をなくしたシャーロットが
現れ、彼女をハミュッツの投石から自分の身をもって守る。自分でも
わかってないのに、オリビアを助けたシャーロットを見て、オリビアに
過去の記憶が蘇ってくる。かつて、ベンドルガーを失った時に垣間見た
ベンドルガーの望み・・「誰かを愛し、守った自分を忘れないで欲しい・・」

オリビアは自分がユックユックに込めた願いを思い出した。それは
神溺教団に捕らえられたすべての肉達に「愛の記憶」を取り戻させる事。
彼女は魔法を発動させ、肉達には愛の記憶が戻る。

オリビアは横で息絶えそうなシャーロットの手を取り、自分がいままで利用
してきた人々、みんなが好きだったと涙を流しながら告げる。シャーロットは
最後の力を使い、オリビアをその場から安全な場所へ転送する。

ヴォルケンの為に、例えマットアラストに止められても、鐘を鳴らそうと
塔の上に走ったミレポックを待っていたのは、彼女と同じく、ヴォルケンの事を
信じる人々、自分達の記憶の中のヴォルケンを信じる彼等は、記憶の中の
ヴォルケンの為に鐘を鳴らす為に集まっていた。

バントーラに鐘の音が響く・・・そして、どこか遠くにいるオリビアにもその
鐘の音は聞こえていた。

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も~まさか、戦う司書でホロリと来るとは・・w ヴォルケンが死んだ所が
ちょ~悲しい、何あの絶望・・ 自分が信じていたものすべてを失って死んで
いくなんて、ヴォルケン、悲しすぎる・・・!! あまりの悲劇にちょっと涙
出てしまいました。それと、ミレポックが鐘を鳴らしに行った時に、武装司書の
仲間が同じように鐘を鳴らしに来ていたシーン、あそこも、ジーンときました。
ミレポックも可哀相だあああ・・・
ついでに、シャーロットが、オリビアをどこかに転送したシーンもなんか
感動しました。愛だねえ・・。

にしてもハミュッツって、悪党ですね~。何なの彼女。っていうか、武装司書と
神溺教団ってなんで表向きは敵対しているんだ??どうせなら、武装司書と
神溺教団は同じ組織の団体でーっすっていうことにしたほうが争いがなくて
いいのに??w

ヴォルケン君が死んじゃったので、これで暫く中村悠一の出番はなしか~
最後の方でまた出てくる可能性はあるけど・・・。

とにかく、今回は、色々と感動した回だった。今までの戦う司書の中では
一番よかったような気も汁。

前回までのレビューは以下からどうぞ
第1話 爆弾と本と沈み行く船
第2話 爆弾と姫君と灰色の街
第3話 爆弾と人間と死の神の病
第4話 夕方とシロンとコリオ
第5話 裏切りと杯と迷いの小道
第6話 雷と怪物と殴る少女
第7話 笑顔と仮面と死にたがりの男
第8話 沼と仲間と浜辺の貝殻
第9話 真人と戦場と私の世界
第10話 変人と母親と黒蟻の巣
第11話 弱者と迷宮と女王の指し手
第12話 過去と理不尽とパイプの煙
第13話 休暇と絵本と赤錆の髪
第14話 落日と語りべと幾つかの寓話(総集編)
第15話 少女と少女と神の寝床
第16話 禁書と腑抜けと聖浄眼
第17話 帰還と出会いと燃えあがる緑
第18話 プロペラと追想と鉛の人間

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