新作アニメ BLOOD-C 第1話 あまつかせ レビュー

人を作るのは何だと思う？

血肉の話をしてるんじゃない。
姿形も一部ではあるが今のじだいは「内面」と
呼ばれる部分についてだ。「性質」と言い換えてもいい。
それを作るのは持って生まれた資質か
それともその後どう育てられたか…なのか？
人は「それ」に生まれるのか
それとも「それ」になっていくのか？

その答えは…

アバンのナレーション、七原文人役の野島健児だが
このナレーションを文人がやっているのも何か意味があるとか…

オープニング曲DUSTZの「spiral」を聞くと
なんだか、黒塚のOP曲だった「SYSTEMATIC PEOPLE」を思い出すん
だけど、なぜだろうか。全然違う曲なのに。

後は続きからどうぞ
　
　

浮島地区の神社・・・・
小夜は何かをつかむ為に朝の精神統一。

あの光…光が何かを知る術を…

小夜の精神の中で通り過ぎていく光のようなものを
つかもうとしている？　そこに何があるのだろうか。

と、ここで、神主である父・唯芳が現れ、駆け寄る小夜。

ドジっ娘…
何もない所で思いっきり転ぶ小夜。
「大事ありません。小夜は丈夫ですから！」
しかも、顔からダイブよ？　なんというドジっ娘なんだ…
可愛いじゃないか…！　
って、もう一回転んでるしｗ

朝食は隣にあるカフェでいただく事が日常らしい。
カフェ「ギモーブ」、ここの店主が七原文人、アバンで
ナレーションをやっていた人物である。文人…ヒジョーに
CLAMPっぽいイケメン。

学校に向かう途中、歌を口ずさむ小夜。
また、ここの歌シーンがけっこう長い。奈々ちゃんだからこその
シーンなんだが、奈々ちゃん本人が、公開羞恥プレイと
呼んでいた部分ですねｗ　

学校に着くと、クラスメイトの網埜優花や双子の求衛ののとねねとの
会話から、小夜がいつも、街中トラップ（迷子の子供とか困っている
お年寄り、落ちてるゴミ等）にひかかって遅刻したりしている事が
わかる。いい子だよ…。　

遅刻してきた時真慎一郎が小夜の横を通る時に、小夜をチラっと
見たのが気になるね、どういう意味だろうか。慎一郎は、いかにも
無口キャラといった感じの黒髪イケメン、声が鈴木達央。
彼は何かあるっぽいね。彼もCLAMPらしいキャラですなあ…



ドジっ娘だが運動神経ば抜群の小夜。それなら運動会の時とか
親は嬉しかっただろうという話になるが、小夜の父は神職に忙しく
母は幼い頃に亡くなったので、親が運動会等に来る事はあまり
なかったっぽい。しかし、その代わりに文人がお弁当を持って
来てくれていたとか…　料理が苦手な更衣親子の為に食事関係の
世話をしてくれているようで、文人との繋がりは、けっこう
深いっぽい。

放課後…
「よかったら、一緒に帰らない？」と誘ってくる委員長の鞆総逸樹。
逸樹君、おいしいケーキがある店を見つけたンだけど…とか思いっきり
小夜の事を好きっぽいぞ。だが、明日は祭事だと断る小夜。
「残念」と本当に残念そうな逸樹、小夜が「私も、おいしい
ケーキが食べれなくて残念です」と言うと、「そっちだけ？」と
またまた残念そうに笑う逸樹。

小夜が教室から出る時に、また慎一郎が小夜の事を見ていたんだけど
なんかあるね。なんだろうか。

帰路につく小夜だが、それにしても、人っ子一人いない町だなあ…
なんてことはない風景とか見せてるんだが、人っ子一人いない事と
なんか醸し出される雰囲気が、不気味なんだよね。ここらへんも
ダークホラーファンタジー？を演出している。
それにしても、人がいない町だ…。

帰宅すると唯芳が待っており、小夜に「古きもの」が現れると
吉祥八卦に出た事を告げる。唯芳はお務めの為に小夜に御神刀を渡す。

討て小夜



古きものが現れた場所に行くと、そこには一体の地蔵が…ｗ
小夜は地蔵の前に行き、しばらく地蔵と向かい合い、静寂の時…
すると、地蔵は突然動きだし、大バトルが始まる。
相手が地蔵なんで笑ってしまう部分があるのだけど、戦い自体は
かなりハードなバトルで、そこから小夜の身体能力や彼女が
丈夫な部分が伺える。地蔵も形態を変化させ、なんか、気持ち悪い
感じになって襲いかかって来る。最後、地蔵にトドメを刺す時に
小夜の目が赤く変化し、顔つきも変わった。

戦いを終え、戻ってきた小夜を迎える唯芳。小夜は返り血を浴び
血だらけ状態。

古きもの、討ち果たしました

小夜がそう言うと、「よくやったな小夜」と言って頭を撫でる
唯芳。御神刀を清める為に、御神刀を唯芳が預かろうとすると
強く握りしめすぎて固まった小夜の手から御神刀が離れず、唯芳は
優しく、小夜の手をほぐしていく。あれ、小夜が赤面してる。
パパの事ほんと、好きなんだねえ。まさか、血が繋がってないとか
そういうのはないよね？

その時、一瞬、あの光が小夜の脳裏をよぎる。


初回はこんな感じでした。
最初の回ということで、内容的には、人物紹介的なものと
小夜の日々の様子、そして、古きものを討つ彼女の姿等が
描かれているだけでしたが、その中に、色々と見えてくるものも
ありましたね～　出でてきた人も、謎が多い…　分かり易い感じで
謎全開なのが、小夜のクラスメイトの時真慎一郎、なぜ、小夜の
事をチラチラと見ていたのか。無表情で見ていたので、その真意は
まったく想像できないですね～悪い人ではないとは思いますが
どんな風に関わっていくのか、楽しみです。
カフェの文人もアバンのナレーションをやっていた事が
何か意味があるらしいので、何者なのか気になりますね。

エンディング曲も作品にぴったりな感じで、さすが奈々ちゃん。
この曲奈々ちゃん、作詞もしており、アニメ制作チームから
どこか懐かしさのある歌謡曲的な曲でという依頼に応えて
和テイストな歌詞にしたそうです。早くフルコーラスで聞きたいですね。

さすが水島努監督に、CLAMP、Production I.G、黄瀬和哉…等々
xxxHOLiCのスタッフがいっぱいいるだけあって、xxxHOLiCファンには
たまらない感じになっていると思います。嬉しいですね～。

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スタッフ
原作：Production I.G／CLAMP
ストーリー・キャラクター原案：CLAMP
原作監修：藤咲淳一
シリーズ構成：大川七瀬（CLAMP）
脚本：大川七瀬・藤咲淳一
監督：水島　努
アニメーションキャラクターデザイン：黄瀬和哉
総作画監督：後藤隆幸
美術監督：小倉宏昌（小倉工房）
コンセプトデザイン：塩谷直義
美術設定：金平和茂（KUSANAGI）
『古きもの』デザイン：篠田知宏
プロップデザイン：幸田直子
色彩設計：境　成美
3DCGI：塚本倫基
特殊効果：村上正博
撮影監督：荒井栄児
編集：植松淳一
音響監督：岩浪美和
音響制作：グロービジョン
音楽：佐藤直紀
音楽制作：アニプレックス
アニメーション制作：Production I.G
製作：Project BLOOD-C TV

オープニングテーマ
「spiral」歌：DUSTZ
エンディングテーマ
「純潔パラドックス」歌：水樹奈々

キャスト
更衣小夜(CV:水樹奈々)
更衣唯芳(CV:藤原啓治)
七原文人(CV:野島健児)
網埜優花(CV:浅野真澄)
求衛のの・ねね(CV:福圓美里)
鞆総逸樹(CV:阿部敦)
時真慎一郎(CV:鈴木達央)
筒鳥香奈子(CV:宮川美保)

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