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NO.6 #03 生と死と  レビュー [アニメ]

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ネズミの隠れ家で、沢山の本を目にした紫苑は、ネズミの鼠に
読んで聞かせる。風呂から出てきたネズミはマクベスを棒読み
で読む、紫苑に「マクベスが泣くぞ」と突っ込むが、紫苑は
本がシェイクスピアのマクベスである事さえも知らなかった。
芸術は奨励されてない
という紫苑、なんか、芸術が奨励されていないっていうのも
NO.6の性質みたいのを現しているね… 

紫苑が昔、子供の頃、母親が、オスカーワイルドの「幸福な王子」を
読み聞かせてくれた事を呟くと、ネズミは演劇の1シーンの
ように、その中の台詞を言い、そして言う…

本当の悲惨を知らない人間の、偽善と自己満足の物語さ
まさにあんたにうってつけだな

後は続きからどうぞ

 
 

お風呂に入っている紫苑…
えええええ、首に、首に… 真っ黒なシミが…!
まさに、前回、山勢の首に現れたあのシミが紫苑の首に…!!
紫苑、もう、けっこうヤバイ状態じゃないかっ あの時の山勢の
事を思い出すと、死ぬ寸前にならないと自覚症状がでないと
いう感じっぽいね。

寝ながら本を読んでいるネズミの姿…なんかいいねえ。
姿の一つ、一つが美しく見える。アバンで風呂上がりのネズミの
立ち姿も美しかった。美しく、凛々しく彼を描いているのも
この物語のキーポイントのような気がする。

紫苑が、NO.6に…というより、母親に連絡をとりたい等、けっこう
色々と思いがある事をネズミは批判する、そういう思いが
いつの間にか足をすくう危険な因子になるから、そういう思いは
捨てろというネズミ。と、言われてもねえ、お母さんに連絡を
とりたいと思う気持ちはしょうがないと思うんだよね。母一人
子一人なんだし… お母さん、きっと心配しているよね。

ネズミは各種センサーが内蔵されたロボ鼠を使って、NO.6の
アキレス腱を探っていたという。それを聞いた紫苑が、ネズミに
あの寄生蜂の事を知っていないか聞こうとすると、ネズミが
紫苑の両手に浮かび上がった黒いシミに気付く。
うわあっ 手に、あの黒いシミがっ ついに症状が出てきたと
いうことか。急に苦しみ出す紫苑、首に山勢と同じような症状が
出ている事に気付いた紫苑は、苦しみながら、ネズミに首の
シミの部分の切除を頼んでくる。うわああ・・・どうすんの…

救急キットを取り出したネズミが、メスを取り出し、患部を切開
しようとすると、紫苑は体中を蝕まれるような感覚に見舞われ
異常に苦しみだし、体中に不思議な跡がつき始める、紫苑は
あまりの苦しみにに、死なせてくれと言ってくるが、ネズミは
そんな紫苑に一人で逝くな、母や沙布はどうする!?そんな、何も
知らないで死ぬなと、諭し、紫苑の首を切開、そこからサナギを
取り出す事に成功する。うわああ 変なでっかいサナギが出てきたよ。
これが、あの蜂のサナギか… 恐ろしい…。
サナギを取り出した紫苑は一命を取り留める。

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朝…一人、外に出たネズミはNO.6を遠くにみながら
NO.6、いつかお前の病巣をえぐり出してやる
と一人呟く。なんか、ネズミの自信に満ちた顔がいいねえ。

沙布は紫苑の事を気にしながら、留学へ旅立っていった。

夜になり、やっと目覚めた紫苑は鏡で自分の姿を見て驚愕する。
紫苑は寄生虫の後遺症によって、髪の毛が白髪になり、体の足先から
顔にまで一本の蛇行跡のようなものが残ってしまった。
そんな自分の裸を見た紫苑は、こんな姿嫌だと悲観するが、紫苑の
裸を見た紫苑は「なかなか艶っぽいぞ」と言う。
艶っぽいってww ネズミは紫苑に、こんな姿になって生き残った
事を後悔してるのかと聞く、紫苑は「ネズミ…僕は生きていたい」
と絞り出すように答える。ネズミに励まされ、紫苑はなんか元気が
出てきたようだ、お腹も空いたようなので、ネズミお手製の
スープを頂く紫苑。ここのシーンの二人のやり取りが、可愛かったね。
スープを飲んで、ほっとしたように「おいしい」と呟く紫苑。

紫苑は自分の首から取り出されたものは蜂のサナギだとネズミに説明。
山勢の体から蜂が出てきたのを見た事を話すと、今、NO.6には得体の
知れない人食い蜂が飛び交っていると、笑い出すネズミ。
NO.6は絶対服従する者しか受け入れない都市、逆らったり、意義を
唱えたり、反対する異物は絶対に許さない、そうやって成り立ってきた。
そして、今、紫苑自体が、その異物だと言うネズミ。
紫苑は、VCを匿い、情報操作を疑い、心の何処かでその欺瞞を
感じていた、だから、消されそうになった…そして、その都市が
今、謎の人食い蜂に冒されている… いい気味じゃないかというネズミ。

紫苑は蜂に耐えた自分の身体には蜂に対する抗体ができている
かもしれないから、自分から血清を作れれば…と言うが、ネズミは
放っておけと言う。西ブロックも蜂の被害に遭うのは例外じゃないと
いう紫苑に、西ブロックではそういう症例は今まで一度もないし、
自分のカンでは、あの殺人蜂は宿主にNO.6の住人しか
選ばないのではないか?と言うネズミ。 

がっくりとする、紫苑に、ネズミは悪かったと言って、紫苑の頭を
撫で、紫苑の顔の蛇行跡を指でなぞる… 紫苑が「真実が知りたい」
と言うと、「よくそんな恥ずかしい台詞言えるな」と言うネズミ。
恥ずかしい台詞禁止…(゚∀゚)キタコレ!! 
なんか、この二人のやりとり、ほんと、ネズミがかっこよすぎるね。

ネズミは紫苑を「ホテル」に案内する。その道の途中、道端に
死んでいた普通の蜂を拾い上げた紫苑は、これから冬になるから
蜂も休眠状態になる、人体に生み付けられた寄生蜂の卵もそのまま
の状態で冬を過ごす、そして活動できる春が来たら、一斉に
孵化する…と呟く。えええ・・・ 怖い・・・ どうなっちゃうんだ。
それを聞いたネズミは、春にある、NO.6の祭典、聖なる祝日
人食い蜂が一斉に孵化して、人々が阿鼻叫喚に包まれると、演技
がかった感じで言う。 ひえーっ なんかほんと、その通りに
なりそうで怖いねえ… フラグか?

なぜNO.6を憎む?

という紫苑の問いに答えないネズミ。そういえば、なんでネズミは
NO.6を憎んでいるんだろうね、それに、前、なんで矯正施設に
いたのか… 彼の背中のケロイドにはそこらへんの理由が隠されていそう。

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ホテルに着くと沢山の犬がいて、イヌカシという人物が現れる。
男?女? なんかよくわからないが、イヌカシという名前は、
ホテルに泊まる人々に暖房代わりに犬を貸し出しているから
イヌカシという事らしい、なるほどw ネズミはイヌカシに仕事を
頼んでいたらしく、イヌカシはその際に、色々と面白い事が
わかったと言う。ネズミは紫苑の母親にも連絡をとってくれていた
らしい、子ネズミが勝手にやったとか言ってたけど、まあ、ネズミが
命令しないと子ネズミだって動かないもんねえ。
紫苑は母親に連絡が取れるなら、NO.6にコンタクトを取って、
寄生蜂について警告することもでき、春までになんとか対策を
とって、NO.6を救う事ができると喜ぶが、ネズミは、紫苑が
NO.6の真実を知って、それでもNO.6を助けたいと言うなら、その時は
俺の敵だと言い放つ。


今回はこんな感じでした。
紫苑の体に黒いシミが浮かび上がってきた時は、もうダメだ~という
感じでしたけど、助かって良かった、これで、エンディングで紫苑の
髪の色が白い理由も判明、いや、ほんと、あそこで、サナギ取り出さなければ
確実に死んでましたね。なんか、体が支配されていくような描写が
あったけど、そういう類なんですかね、あの蜂。ほんと、あの
蜂はいったいなんなんだろうか… 紫苑だって、いつあの蜂に
寄生されたのかとか知らないわけだし、NO.6の人達の中に、何人
あの蜂に寄生されているのか…ほんと、怖いですねえ。
ネズミが言う、NO.6の真実とはいったいなんなんだろうか…
それを紫苑が知る事によって、気持ちに大きな変化が起きるのかねえ。
紫苑のお母さんがちょっと心配だわ… そうえいば、沙布は無事
旅立っていったようでよかった。てっきり治安局が沙布にも目を
つけるのではと思ってたので・・・・

前回までのレビューは以下からどうぞ
#01 びしょぬれネズミ
#02 光をまとう街



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