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夏目友人帳 参 第十一話 映すもの レビュー [アニメ]

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田沼が妖に取り憑かれ、その妖は壊れた鏡の欠片を集めるまで
田沼の体から放れる気はなく、彼から目を離すのも心配なので
田沼の家に泊まり込む事になった夏目。
住職である田沼父は出張中で留守中… 

田沼と妖はすぐに入れ替わったりするので、夏目は
「気安く田沼を操るな!!」と言いながら、自分が取り憑かれる
方がよっぽどマシだ…と心の中で思う…

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ニャンコ先生は田沼より栗…w 爪がカワイイのう!

鏡は共鳴して元に戻りたがっている…早く集めれば妖は田沼から
出て行ってくれるわけだが…

後は続きからどうぞ

 
 

就寝前… 夏目にこんな事が時々あるのか?と聞いてくる田沼。
ニャンコ先生「時々ではないしょっちゅうだ」
そうだよ、田沼、夏目はこんな事しょっちゅうなのよ…。そしてその度に
人間にも妖にも優しい夏目は色々と悩んだり大変なのよ。
夏目にはこんな事は日常茶飯事だと聞いて、田沼は驚いたようだった。
そりゃ驚くよな…。 

眠ると…夏目は田沼に取り憑いている妖の夢を見る。
妖は友人と思われる妖から「さらば…」と別れを告げられていた。
そして、その妖は何かを患っているようだった。目を覚ました夏目、
妖は夏目が自分の夢を覗いた事に気付いていた。夏目が、今のが
お前が探している友人か?と聞くと、静かに頷く妖… そして
その妖の病は銅鏡さえあれば治してやれるという。

ここで、妖が銅鏡に辿り着くまでの経緯が語られる…
友人の病を治す為に、色々な場所や妖を廻って治療方法を探していた時
御神木の妖から鏡の事を聞いた妖は、鏡がある場所まで向かった。
その道は険しく、鏡を守ろうとする他の妖達に邪魔されて…って
その邪魔をする妖達が怖い・・・w ここらへんの鏡をゲットする経緯の
部分は原作では語られなかったアニメオリジナル部分ですね。
原作では、風の噂で聞いたとだけしか語られなかった。
やっと、鏡が祭られている社に着いたが、そこに鏡はなかった…
えっ どういう事??と思ったら、夜が明けると鏡は姿を現し、なんとか
鏡をゲットした…!! その後、すぐに友人の元へ鏡を持って向かった妖
しかし、そこには友人の姿はなく、それ以来、友人を捜しているという
感じらしい。 何処行っちゃったんだろうね・・・。

と、ここで、田沼の家の中からガラスの割れる音がし、妖は田沼の中に
戻り、田沼が戻ってくる。二人が音がした場所へ行くと、ガラスが
割れており、夏目には何かが見えているらしく、「あっちだ!」と言って
走り出す。当然、田沼には何も見えていないのだが、妖は体を借りてる
礼に自分の目を貸してやってもいいと言ってくる。
ここで、初めて田沼は、夏目が見ている世界を垣間見る。
さっきまで何も見えていなかった廊下には、ガラスが割れた場所から
黒い足跡が続き、その足跡を辿ると、夏目が、学校を彷徨いていた
金槌妖怪を見ていた。金槌妖怪は二人に襲いかかってきて夏目の目の
中の鏡を狙ってくる。すると、妖が姿を現し、田沼の口から凄い
光線のようなものを出して、金槌妖怪を追っ払う。そしてその直後
田沼が倒れてしまい、焦った夏目は妖に、田沼は大切な友人だから
これ以上無茶をさせるなら許さない、頼むから俺の方に憑けないか?
鏡探しは手伝うから、田沼は解放してやってくれと懇願する。

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妖は、田沼自身が妖を見たがった事を明かす。
妖は、自分の友人が今の夏目と同じように、優しさから何も
話さなかった事を語る。

やはり話してくれないとわからない…
大切なことが、わからないまま…
隣にいるのにわからないまま…

妖の友人はそうして、重い病にかかった事を打ち明けられず
妖にうつさぬように何処かに行ってしまったのだという…。

難しい問題だねえ…友人の事を思うからこそ、話せなかった…と
いう事だが、話してもらえなかった友人の方の気持ちも、それはそれで
辛い思いになってしまうという… 田沼が妖の目を借りたのは
夏目が多くを語らないせいでもあるような…そんな感じだな。
夏目は、田沼にはもっともっと話してもいいと思うよ。

妖は今の状態だと、田沼の体の中にとどまるだけでも精一杯なのだという。
と、ここでニャンコ先生登場、って、ニャンコ先生、今まで何
やってたのよ!w なんでもニャンコ先生はあの金槌妖怪が何者なのか
ちょっと見ていたのだという、で、ニャンコ先生が追い払おうとする
前に、田沼に憑いている妖が追い払ってしまったということだった。
ニャンコ先生は、明日で片を付けるぞと夏目に言う。
この後…今夜はニャンコ先生が見張っていてくれるそうだ…

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気絶した田沼をベッドへ運ぶニャンコ先生w


翌日学校へ行くと、タキが徹夜して二人に手作りのお守りを
作ってくれていた。いい子じゃ…! 
ニャンコ先生は一人で学校の外で鏡探し、といっても、他の
妖達を総動員で使って鏡探し!?
夏目達は校内の捜索を続行、田沼は再び妖の目を借りて、夏目の
見ている風景を学校でも見てみる。廊下には小さな妖とかがモロ
いたりして、これが夏目の世界なのか…とまたまた驚く田沼。
プールの中にも欠片がある事がわかり、ずぶ濡れになりながら探す。
田沼は夏目に、夏目はこんな思いをする事や、あんな怖いものを
見る事がよくあるんだなと言う。夏目は、怖いとか不安とか、そういう
のは伝えるのが難しくて、いつもうまく伝えられなくてごめんと
田沼に謝るが、田沼は、夏目がそれを難しいと思う気持ちを
よく理解してくれていた。

大切な相手なら大切なだけ、そういう事は伝えるのが難しい…

ニャンコ先生は鏡の欠片を殆ど全部集めて現れる。
ニャンコ先生がもつ鏡の方へ、夏目の目の鏡が吸収され、これで
全部の欠片が揃った。鏡は一つの銅鏡となり、妖は田沼から離れ
鏡をもらい、これで一件落着…かと思ったら、あの金槌妖怪が現れ
鏡をよこせといってくる。が、さすが、力のある鏡、妖は鏡を使って
一瞬で金槌妖怪を祓ってしまった。

妖は、今から友を探し、病を祓ってやり、存分に語り合いたいと言う。

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夏目は、妖が友人を見つける事ができるか…そして、その友人は
まだ生きているのだろうか…と顔を曇らせるが、妖は、夏目に
お前が暗い顔をする事はない、どんな結果が待っていようと私が
探したいだけなのさ…と言って去っていいた。

さらば人の子ども…
心通わせる機会があるなら恐れぬことだ…
だが、それはむずかしい事なのだ…

なんか色々夏目にとって、身につまされる感じだよね…
それは本当に難しい事だから。

こうして田沼とりつかれ事件はなんとか解決した
田沼は、今回の事が実はちょっと楽しかった事を明かす。
それは夏目が見ているものが見えたり、あの妖と話もできたから…。
妖と田沼が話したと聞いて、変な事を吹き込まれてないか心配する
夏目に、夏目は本当に苦労してるんだなと言う田沼。

そんな田沼に夏目は言う…

でも、別に苦労ばかりだけじゃないんだ…
そうだったろう?

そして田沼は答える…

ああ… そうだったよ


今回はこんな感じでした。
友人の為に鏡を探す妖との出会いを通じて、夏目と田沼の友情が
描かれている話ですが、本当にいいですよね、全然境遇とか違う
妖と夏目達だけど、大切な友人の事で一生懸命で、そして不器用なのは
妖も人も変わらない… という事ですね。
田沼が妖の目を通して、夏目の見ている世界が見えた事は大きいですね。
夏目があんまり語らないから、今までわからなかった事もこれで
けっこうわかっただろうし、もっと夏目の事を理解することが
できたのは間違いない。夏目は、妖が言っていたように、ちゃんと
大切な人には話さないとダメな時もあるという事がわかったんでしょうね。

最後のシーンで、夏目が「そうだったろう?」と田沼に聞くと
田沼が「ああ、そうだったよ」と答える所が、またいいですよね
二人が本当に、何かを分かち合えた感じがして、感慨深いです。

次回は…ああ、あの話か~ 原作の方読んだ時、泣いた話だ。
あと2回ですね~ なんか3期、あっという間だったな。

前回までのレビューは以下からどうぞ
第一話 妖しきものの名
第二話 浮春の郷
第三話 偽りの友人
第四話 幼き日々に
第五話 蔵にひそむもの
第六話 人ならぬもの
第七話 祓い屋
第八話 子狐のとけい
第九話 秋風切って
第十話 割れた鏡



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