ぬらりひょんの孫 〜千年魔京〜 #12 宿願 レビュー

朝になっても姿が元に戻らないリクオや淡島。気がつけば宝船は
京都上空に到達しており、船から見る京の都は妖気に満ち、とんでも
ない光景が広がっていた。船は京妖怪の襲撃でコントロールが
難しくなり、落ちそうになってしまう。鴆が宝船に、山の方面に
向きを変えてスピードを落としながら不時着してくれと頼むと
宝船は「痛いけどガマン！」と頑張って船を立て直す。
しかし、安心はできず、このままでは船体が分解してしまう状態に
なり、首無は糸で船の分解を防ごうとする。

首無が糸で船体となんとか保っても、船にグルグル巻きになっている
京妖怪のヘマムシ入道をなんとかしないと、船が大破してしまうので
誰かなんとかしてくれ…と思う首無だが、他のみんなもそれぞれ
京妖怪と戦っており手が回らない状態…　と、ここで、イタクが
鬼憑　レラ・マキリでヘマムシ入道を斬り、その後、森林の木の
皮を剥いて網を作り船の速度を落とす。

船の速度は落ちたが間に合わず山を越えてしまう宝船。
このままでは…という時、目の前い飛び込んできたのは鴨川、イタクと
首無は力を合わせて船を鴨川に降ろし、船はなんとか着水するが
川が蛇行している所で、船が曲がりきれないピンチに…　

後は続きからどうぞ



キャーっ危ない！という時、今度は猩影がその怪力で船を受け止め
船をスローダウンさせ、最後は雪女が川を凍らせ船を止めた。
いやー、京都に着いていきなり大変だったよねえ、みんなで超
力合わせてなんとか…という感じ。危なかった…！
猩影、地味だが、かっこいいな～。

その頃…羽衣狐は狂骨と優雅にお茶中…　二人とも、見かけは
可愛いのに、話している内容は怖いのじゃ…　羽衣狐は
「もうすぐ宿願が果たされる。妾とこの子の理想の世界がやってくるのじゃ」
と、自分のお腹を愛おしそうにさする…　

なんかいきなり色々とやられちゃった奴良組、首無はこの状況は
想定外だから、今一度作戦を立て直そうとリクオに言うが、リクオは
いきなり京都へ上陸。すると、白蔵主はやっぱり、自分は羽衣狐に
拾われたモノなので奴良組の仲間になるわけにはいかないと言い出す。
しかし、白蔵主は一つだけ教えてやる「まずは伏目稲荷に向かえ
らせんの封印の一番目の場所だ…！！」と言う。白蔵主の言っている
意味がよくわからない為に、そんな事をしている場合ではないと言うと
白蔵主は、何をするにもむしろ近道になると言って、その場から飛び去って
行った…　なんだったの白蔵主、面白かったから奴良組に入って
くれると思ったのにｗ　

納豆小僧や小さな妖怪達は、京都の様子を見て、みんなちょっとビビって
上陸を少し待とうという感じだったが、リクオはそんな者達に
臆するな！！それこそ敵の思うつぼだ。
久しぶりの上洛だろ？
および腰じゃあ格好がつかねぇぜ！
と声をかける。カッコイイ～！



東京では、木魚達磨や鴉天狗がリクオ達の事を心配していた。
もしこのまま京妖怪が京都をおとすような事があれば、そのうち
奴良組本家にも京妖怪の手が及ぶ、その際の為に組の戦力の底上げを
しなければならないという時期に、リクオ達を京都に行かせてよかった
ものか・・・・という心配。　すると、ぬらりひょんは今の自分では
羽衣狐は倒せない、リクオがどこまでやれるか見てみたくはないのか？と
聞いてくる。鴉天狗が、リクオには人間の血が流れているという弱点がある
と言うと、ぬらりひょんは…
人間の血が弱点になるとは限らん…　ワシはそうおもうぞ…
と意味深な事を。

一方、花開院本家には京都府知事、京都市長、京都府警など、京都の
政治家達が押し寄せ、今、京都はどうなってるんだと文句を
言いまくっていた。天才の封印はどうなってるんだ？という文句を
聞いた、秀元はお「天才って誰のことや？もしかしてボクの事？」と
政治家達の前にも姿を現す…姿を現すっていうより、ゆらの式神と
してずっと出っぱなしといった状態ｗ

秀元は花開院の陰陽師達、そして政治家達を集めて、
何を言い出すのかと思ったら…


な、なんだってーｗ

秀元は笑いながら、あの城はくれてやればいいと言う。
だが、ここからが策で、羽衣狐たちは弐條城に入ると４００年前の
ように守勢にまわり、羽衣狐はそこで京妖怪の宿願の何かを
出産するという。つまり、入城してからの数週間、羽衣狐がそれを
産むまでの間…　万が一勝てるとすればそこが狙い目なのだ。
宿願によって京妖怪はまとまっており、宿願を果たす前に羽衣狐を
倒せばやつらは目的を失いバラける。いわば羽衣狐は最大の敵であり
京妖怪にとっては最大の弱点でもある。　だからこそ、そこで攻勢に
出る、そこをうまくつけばあるいは…

羽衣狐を倒すのに必要なものは２つ…

一つは"破軍" 　
つまりは唯一破軍を出す事ができるゆらちゃん

そしてもう一つは妖怪を斬る妖刀　祢々切丸

竜二が、現在祢々切丸はぬらりひょんの孫が持っていると言うと
秀元はおおっ？というような表情、竜二が奴良組に向かおうとすると
「その必要はありません！！」と氷麗が現れる！
花開院家の中に妖怪である氷麗が…ｗ　もちろん竜二は氷麗の
正体を知っており、秀元もすぐに氷麗が妖怪だと感じ取る。あせった
ゆらちゃんは氷麗と秀元を連れて自分の部屋に逃げる。

そこで、氷麗が、リクオは修業が終わったらかけつけると言うと
秀元は４００年前に羽衣狐を実際に倒したのはぬらりひょんで
ある事を明かし、それを聞いてゆらちゃんビックリ。そうか、
ゆらちゃんとかはそこらへんの事を知らないのか。秀元は雪麗の事を
知っており、氷麗を驚かせる。秀元がリクオは強いのか？転生して
強くなっている羽衣狐が相手でも、リクオが来ると信じられるのか？
と氷麗に聞くと、氷麗はリクオの言葉を伝える。

「人にあだなすような奴はオレが絶対許さねぇ」

そして、リクオは敵も多いが、信念を曲げずいつも自分の力で
道を切り開いてきたから、自分は信じていると言い、秀元を納得させる。



秀元は、そういう奴なら、来る際に封印の事を伝えなければならないと
言って、ゆらの部屋のカーテンを開ける。窓の外には無数の
竜巻のようなものが出ており、それは京に巣喰う怨念の積柱で
京妖怪の力の源泉であり、何も知らずにふみいったら足元を
すくわれる…と明かす。　って、それ、リクオにどうやって
伝えるのよ～　第一の封印の所に向かっちゃってるのに！

京都の街に上陸した奴良組はそれぞれ皆、向かえ出てくる京妖怪を
次々と倒しながら先へ進む。リクオは、心強い仲間達が自分の百鬼に
いる限り、負ける気がしないと言って京妖怪を斬る。


いくぞ　おめーら！
狐の因縁を断ちに　
四百年ぶりの百鬼夜行だ！！


その頃…五重塔かなんかの上からは鬼童丸と土蜘蛛が奴良組の事を
見ていた。土蜘蛛は奴良組はまとめて俺の獲物だから手を出すなとか
言ってるし…。　それにしても土蜘蛛見ると、どうしても彼岸島に
出てきそうなキャラに見えるｗ


今回はこんな感じでした。
宝船が京都に不時着する所、大変でしたよね～　もう最初から
こんなんでどうするのよ？という感じだけど、リクオ本人は超落ち着いて
いるというか、なんか貫禄さえもあった！　京都中に妖気が満ちている
為に日が昇っても夜リクオのままというのが、功を奏していますね。
もし、昼リクオに戻っちゃってたら、こんなに頼もしくないしｗ
秀元がいいですよね～　あのなんかお茶目な感じが、ほんと
可愛くて好きなんですけど。そういえば、秀元が氷麗に雪麗の孫？とか
聞いてたけど、氷麗は雪麗の娘でいいんですよねえ、で、雪麗って
今どこなの？と、一瞬思った、父親は？とか…。

次回は総集編。１期でも１２話の後が総集編だったよね。

前回までのレビューは以下からどうぞ
#1 覚醒、奴良組三代目
#2 二人の正義
#3 花開院ゆらの納得
#4 ぬらりひょんと珱姫
#5 今へと繋ぐ
#6 遠野・物語
#7 鏡花水月
#8 羽衣狐京都全滅侵攻
#9 灰色の陰陽師
#10 破軍
#11 京上空の戦い

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