輪るピングドラム 22ND STATION 美しい棺 レビュー

赤坂見附から地下鉄に乗ったのは…　
おおっ！？　ダブルＨの二人じゃないか！！
二人は変装して荻窪へ向かう。　そして向かった先は高倉家だった。
ダブルＨが陽毬に会いに来たよぉおお…　かつての親友の久々の訪問…
だけど陽毬は…もう居ない…　あうう　
しかし、どっから見ても怪しい二人、高倉家には誰もおらず
玄関前でわさわさしていると、苹果が二人を見かけ声をかける。
なぜって怪しいからｗ　

高倉家の横の広場で二人から話を聞く苹果。二人は陽毬から
もらったマフラーのお礼の為にここにやってきたという！
おおっダブルＨ、陽毬の事をちゃんとまだ大切に思って
くれてるぅうう。いい子達じゃ…　苹果が陽毬は留守だと言うと
二人は陽毬にプレゼントとして持ってきた新曲のＣＤを渡して
帰っていった。帰っていく途中、晶馬とすれ違う二人だが、もちろん
晶馬は気付かない。

家に帰ってきた晶馬は苹果に、まだ陽毬が見つからない事を報告する…
ああっ　そうか…叔父さんの家に行くはずの陽毬が叔父さんの家には
行かずどっかいってしまった事ちゃんともうわかっているんだね。

後は続きからどうぞ
　

僕がバカだった…
もっと陽毬の気持ちを考えてやってれば…

晶馬よ…そんな事今更言っても…　
苹果は「やっぱり陽毬ちゃん冠葉君と一緒なんじゃないかな？」と言う。
苹果、あたってるよ！！


その頃、冠葉は例のアジトで…

新たなテロ行為への指令を出していた


いよいよ決行の時が来た
テディを一つの輪っかに５０個投入しろ


プリクリ様が出てくる白いテディの黒バージョン
あと、ＯＰとかにも出てきてるよね。
このテディを無数に用意して、箱につめてどっかに送っている様子。
そういえば、剣山達がテロった時も箱に何かをつめてテロっていた。
同じようなテロ行為を行うという事か…。



冠葉の回想　あの日の夜　東鷗病院診察室
＊眞悧が語った信じられない言葉。
　オレはただ陽毬を救いたいだけなんだ。

もうあの薬は効かないんだ…
薬っていうのは使い続けると効かなくなるんだよ。
そういう話、聞いたことあるだろ？

冠葉「じゃあ陽毬は？」
眞悧「死ぬね」

激昂した冠葉は「殺してやる！」と眞悧の首を絞めるが、眞悧は亡霊…
気付くと目の前にいた眞悧は消えており、背後に眞悧が剣山と千江美を
従えて立っていた。　

呪われた亡霊軍団ｷﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――!!　

怖いんだけど、特に後ろの剣山と千江美がっ

無駄だよ…君には僕は殺せないよ
でも大丈夫…まだ一つだけ妹を救える方法があるんだ…
君が僕たちの呪いに素直に従えばいいのさ


陽毬の命を助けたければ、呪われた亡霊軍団の呪いを成就させろと
言われた冠葉は陽毬の為に仕方がなくテロ行為を実行しようとしているのか。
陽毬は冠葉にテロ行為を止めさせる為に、冠葉の説得を試みる。
冠葉に後ろからギュッと抱き付き、もういいよ…的な事を言うんだけど
なんかもう冠葉には陽毬の言葉さえも届かない感じが…　

俺は必ずお前を助ける

そう言って立ち上がり、警察に察知された拠点の一つのデータの
消去へ向かおうとする冠葉。陽毬は、自分はもう死んでもいいから
怖ろしい事をしないでと冠葉に後ろから抱き付き懸命に説得をするが
冠葉は「いや…お前が死んだら俺はこの世界を許さない。この世界を
焼き尽くす」と言って陽毬の手をふりほどいて行ってしまう。

陽毬…お前は俺の全てなんだ…



たとえ今、冠葉を止めたとしても陽毬が死んでしまったら、冠葉は
いずれテロ行為を行ってしまうという事か。どっちの道も駄目じゃないかあああ。
どうしたらいいの、陽毬の言葉も届かない、陽毬が死んだら冠葉はもっと
大変な事になる。説得ができない…　陽毬が後ろから強く抱き付いているのに
それをふりほどいて行ってしまうとか…そういう冠葉を見てると
もう凝り固まってしまった感じだよねえ。

冠葉が出て行ってしまった後、陽毬は冠葉の後を追いかける。迷路のような
通路を通り、冠葉の後を追う。

待って！待って冠ちゃん！！

通路の先の扉を開くと…　そこは水族館のペンギンの前。
あの日、初めて陽毬が死んでしまった日に晶馬と冠葉と一緒にペンギンを見た場所。
何、あの通路、こんな所にも通じているのか…？　実際通じているとは
思うんだけど、ちょっとファンタジーっぽい感じでもあるよね。

陽毬はこの場所であの時自分があのまま死んでさえいれば冠葉が
こんな事になる事はなかった。陽毬は祈る…

神様…お願いです
私が見て見ぬふりをして冠ちゃんから奪ったものを
冠ちゃんに返してあげてください。
どうか、冠ちゃんを助けてあげて。
私が冠ちゃんからもらった全てを…
命を返しますから…


そう陽毬が祈ると宇宙っぽいキラキラ空間から一本の光線が陽毬の体を
撃ち抜く。陽毬の心臓を撃ち抜いたっぽい！？　えええ…　本当に
命を返しちゃったのか…？　陽毬はその場に倒れ虫の息…　例によって
３ちゃんも透けてきちゃってるよぉぉおお。　どうなるの陽毬は…


一方、苹果は時籠ゆりによって東鷗病院に呼び出されていた


ゆりの回想　ラーメン屋・店内　復讐が終わった夜
＊私に向けられた刃、あの時刺してきたのは思いもよらない人だった。

あの夜、時籠と多蕗をラーメン屋で襲ってきた黒ずくめの男…
てっきり企鵝の会の構成員かと思ったら…

犯人はオスカルｗｗ
…まさかの時籠の元愛人だった…　
多蕗はゆりを庇って刺されてしまい、入院、今に至ると。

ゆりやっとわかったよ…
どうして僕たちだけがこの世界に残されたか…
君と僕はあらかじめ失われた子供だった
でも世界中の殆どの子供達は僕達と同じだよ
だから…たった一度でもよかった…
誰かの「愛している」って言葉が僕達には必要だったんだ…

刺された後、こうゆりに語った多蕗
ゆりは呼び出した苹果に奪った運命日記を返した…
あれ、返しちゃったのか、もう桃果を取り戻す事はいいのかね？
運命日記を苹果に返すっていうのが、時籠の戦いの終わりって感じだ…。

夏芽真砂子は冠葉と会い、冠葉達の計画はもう警察にバレて冠葉達の
動きは張られていると警告していた。だから手を引けと真砂子は冠葉の
説得を試みるが、冠葉は必ず計画を成し遂げて陽毬の命を救うとまったく
話を聞く気配がない。外で張っている者がいるとの連絡を受けた冠葉が
スマホを操作すると、次々と張っている車が爆破されていく…
あ～あ…完全にテロ行為だわ…こういうの見てももう冠葉が引き返せない
所まで来ちゃってる感あるよね。

真砂子は眞悧の正体を冠葉に話す

あれは呪いなのよ！
　あの男はこの世のものじゃ…

冠葉ももうその事は知ってるだろう。だから今更という感じか。
冠葉は警察にバレた拠点の一つのデータを抹消するが、その間に周囲を
警察に包囲される。真砂子は投降するように説得するが冠葉は話を聞く
わけもなく…　その拠点にあった逃げ道から池袋の地下深くへ降りていく。
池袋の地下は迷路のようになっており、その中には誰も知らないような
場所が沢山あるらしく、そこの一つをアジトに使っているという冠葉。

陽毬が自分の妹だ、陽毬を救う為ならなんでもやるという冠葉に真砂子は
自分が冠葉の妹だ、目を覚ましてくれ、自分達は過去に呪われている…と
説得。ここも、親の呪いのようなものを引きずっているんだよなあ…。
「もうついてくるな」と言ってその場を去ろうとする冠葉に後ろから
抱き付き止めようとする真砂子。

あの日から私はずっと戦ってきたの
これ以上奪われない為に…失わない為に…
今行けば、貴方もきっと使い捨てられる　きっと殺されてしまう

私は２度、貴方を失いたくない！

お願い、言って…
私が貴方の大切な妹だと…
一度だけ昔みたいに言って…
そうしたら私、貴方と一緒に未来永劫呪われてもいいから…

真砂子の言葉は一瞬、冠葉に届きそうな感じになるが、ここで、警察が
地下坑道の中にもやってきてしまい、包囲される。冠葉は再びスマホを
操り、機動隊を爆破。「これでうるさいのがいなくなったな…」と
転がった死体？を見て呟く冠葉。そんな冠葉を見て、真砂子は
「あなた…　もう…」となんか、もう手遅れなのか的なのを悟った！？
と、ここで、再び警察の包囲網がっ！　しかも今度はいきなり銃弾の雨が
冠葉を襲う。冠葉は一緒にいる真砂子を銃弾の雨から庇って自ら銃弾に撃たれた。



もう、悲しくて見てられんよ…　なんという悲しさと切なさ


真砂子の回想　１０年前　マンション
＊冠葉と別れた日。
　お兄様は私とマリオさんにすべてを残すため夏芽家を捨てた。

１０年前、真砂子もマリオも父親に連れられて企鵝の会に居たが、冠葉が
自分が一人残る代わりに二人を夏芽家に帰した。そうか、さっき真砂子が
「私は２度、貴方を失いたくない！」と言ったのは、この時の事か。
冠葉はちゃんと真砂子もマリオの事も大切に思っていたのだね。そしてこの頃から
捨て身作戦な冠葉…。そういう運命なの？

銃弾に撃たれた冠葉は血を流す。
いつの間にか周りには企鵝の会の構成員が。構成員達に「投降して！」と
頼む真砂子だが、構成員達は投降しても殺されると言って投降する気はない。
周囲は警察に包囲されている…　真砂子は冠葉の命を救う為に、自分が囮に
なって、冠葉達をその場から逃がす事に…　ええええええっっ　囮って…？


夏芽家の呪い…　祖父の呪い…
この世界は強欲な者だけにしか実りの果実を与えようとしない
だから、全てを捨てた父を私は美しい人だと思っていた
でも、目に見える美しさには必ず影がある
あそこは美しい棺…　私はそのことにも気付かない子供だった
冠葉、貴方は私とマリオさんをその影から救い出してくれた、陽のあたる世界へ…
今度は私の番、貴方をこんな闇の中で死なせはしない！！

いやだわ…　早くすり潰さないと



真砂子の格好良さに鳥肌立ちまくりでございますっ！！
ここのシーン、真砂子の足のアップとかが凄く格好良くて、その上音楽が
彼女の決意に満ちあふれた感を激しく演出していて、もう、ほんとよかったっ！
このシーン、オープニングにも同じようなの出てたよね。



構成員達に運び出されていく冠葉…　そして響く銃声…
真砂子はどうなってしまうのか…！？


Ｃパート

晶馬の回想　箱の中　１０年前
＊僕はひとりぼっちだった。何が起こったのか分からない。
　一体なぜ僕はこんな所に…

ペンギンマークが入った檻の中に入れられている晶馬…
えっ…どういう事なの？　もしかして晶馬も…子どもブロイラーに
捨てられてた子供だったってこと？？　いや、よくわからんが…
もうすぐ最終話だってのに、ここで新たな謎がっｗ


今回はこんな感じでした。
もう誰も冠葉を止める事ができない感じでしたが、冠葉は陽毬だけじゃ
なく、真砂子の事もちゃんと大切に思っていた事が最後にわかったという
感じでしょうか。銃弾に倒れた冠葉、大丈夫なのだろうか、それ以上に
真砂子が心配だよ…なんか死にに逝く決意みたいに聞こえていやん。
でも、大丈夫、真砂子は生きている！！　絶対生きていて欲しい。
真砂子のかっこよさ、半端ナイッス。あのフグを食べた回とか、時籠と旅館で
日記取り合ったシーンとか、すでに真砂子の格好良さにやられ気味なんですが
今回のはまた特に凄かったわー　格好良すぎる！！
「いやだわ…早くすりつぶさないと」って言った所とか、超鳥肌でしたお…
それにしても冠葉、そんな事をしてる場合か？という…　陽毬は死にそうだと
いうのに、もしかしてもう死んでしまったかもしれないのに？　
でも、陽毬が死んだとしたら、冠葉はもっと荒れそうだよねえ…　
ほんと、どの道駄目なのかね…　呪い恐るべしっ　呪いといえば、
眞悧が剣山と千江美を従えているシーンは怖かったな…　マジ呪われた亡霊軍団だよ…

Ｃパートで新たな謎がっ　まさか、晶馬も…？？　みたいな？？
いったいどうなってるんだよおぉぉおお　こんなんであと2回で終われるの？
プリクリ様はもう出ないのか？

あ、そういえば、苹果の手元に運命日記の半分が戻りましたよね。
あと半分は真砂子が持っているわけだが、そろそろ、苹果の手元に日記が
完全に戻りそう？　そして、そこからまた何か起きそうだよね。奇跡が来るのか！？
桃果は再び出てくるのか？　もうどうなっちゃうんだろね。
あと、陽毬の復活はくるのか・・・・・！？

前回までのレビューは以下からどうぞ
1st STATION 運命のベルが鳴る
2ND STATION 危険な生存戦略
3RD STATION そして華麗に私を食べて…
4TH STATION 舞い落ちる姫君
5TH STATION だから僕はそれをするのさ
6TH STATION Mでつながる私とあなた
7TH STATION タマホマレする女
8TH STATION 君の恋が嘘でも僕は
9TH STATION 氷の世界
10TH STATION だって好きだから
11TH STATION ようやく君は気がついたのさ
12TH STATION 僕たちを巡る輪
13TH STATION 僕と君の罪と罰
14TH STATION 嘘つき姫
15TH STATION 世界を救う者
16TH STATION 死なない男
17TH STATION 許されざる者
18TH STATION だから私のためにいてほしい
19TH STATION 私の運命の人
20TH STATION 選んでくれてありがとう
21ST STATION 僕たちが選ぶ運命のドア

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