ちはやふる 第十四首 はなよりほかにしるひともなし レビュー

個人戦が始まる！

級ごとに別れた個人戦、太一の脳裏には新の
メッセージがよぎる。　「次は試合で」　今回、新は
個人戦にエントリーはしてないし、もう福井に帰っちゃったけど
いつか新に当たる為には太一もA級にならないといけないもんねえ。

B級ってB級としか当たれないんだよな…

と呟く太一。早く太一にもA級になってもらいたいね…
あれ、ヒョロ君の出番が完全に削られてるｗ　

かるたの個人戦は名前の書かれたシートを一戦ごとに
組み合わせて対戦相手を決めるらしい。そこにはなんと
クイーン・若宮詩暢もエントリーしていた！

後は続きからどうぞ
　


個人戦でエントリーしている須藤さんが千早に説明してくれる…
クイーン・若宮詩暢は小四でもうA級になっている京都の高校１年。
史上最年少クイーン…　千早は詩暢の姿を見て、昨日近江神宮で
すれ違ったギャルだという事に気付く。
詩暢ちゃん、須藤さんにサラリと皮肉を…ｗ　もちろん、それに
ブチ切れるドＳの須藤さん。　


それにしても詩暢ちゃんもカワエエ

一回戦ではもちろん千早はクイーンとはあたらなかったが、クイーンが
どんなかるたをとるのか、見てみたいと思う千早。早く自分の試合を
終わらせてクイーンの試合を見たいと思うのだが、相手もＡ級、そう
簡単に勝たせてくれる事もなく、クイーンの試合の方が先に終わってしまう。
ちなみにクイーンは北央の甘粕と当たったのだが、北央の甘粕といえば
あれだけ千早達を苦しめた選手なのに、クイーンには歯が立たず一枚しか
取れなかった。千早は無事一回戦を勝ち上がり、続いて二回戦…

クイーンに当たりたい…
当たりたくない…
当たりたい…
当たりたくない…

そんな思いをぐるぐると頭の中で巡らせる千早。
他の人々は須藤さん以外は、全員クイーンと当たりたくないと願う。
須藤さんは「俺がブッ倒す」と心の中で思うｗ　ほんと須藤さんいいキャラだ。

当たりたい！！

千早の思いが届いたのか、千早の次ぎの相手は若宮詩暢、クイーンとなった。
並々ならぬやる気を出し真剣モードの千早に女帝もビックリ。

席は読手の人の真正面　原田先生なら「勝利確定席！」と喜ぶポジション
読手の音が一番早く聞こえる…　　暗記時間が終わり試合が始まる。
聴け　最初の音！！　
千早だって音を聴いて動くまではクイーンにそん色はないのに
クイーンのかるたは真空を飛ぶ針のような音のしない鋭いかるただった。
女帝は試合の様子をビデオで撮っているのだが、スロー再生しても
クイーンの動きがよく見えなかった。不戦勝で試合がない太一は
Ａ級の試合を見に来たが、千早がクイーンと闘ってる事に驚く。
女帝からビデオを借りて札を取る時の二人の動きをスロー再生させる太一。

札が読まれてからの動きだしは千早の方が早い
「おお」と聞いて敵陣の「おおけ」を攻めに行ってる
自陣の「おおえ」が出札でも完璧に戻って取る体勢だった。
クイーンは「おおえ」まで決まり字まで動かずに聞いている
聞いてからでもまっすぐ…クイーンは札に千早よりも早く手が届いていた

一方的な試合展開、観客はいつもの展開に
「そろそろあの子も戦意喪失か？」
とざわつく…



千早だって狙っている札ならクイーンと遜色ない速さで取れるはずなんだ
でも場にある札何十枚も全方位狙うなんてできないんだよ…
クイーンはできるっていうのか？

と太一は思う。

狙い札を決めすぎてる千早は札を取れないが、そんな様子を見て
千早がまだ戦意喪失なんてしないないと思う太一。
欲しいよな一枚目が　

千早は必死で攻めるが、一枚目取はなかなかとれない
札の角をつくような鋭いかるたをするクイーン…　
原田先生の言葉を思い出し、どうすればいいのか必死で考える千早

と、ここでクイーンが突然
ダディベア！？
と千早のＴシャツを見て驚いたような声をあげる。
場の空気が変わり、千早はクイーンが着ているＴシャツがスノー丸という
大阪にしかオフィシャルショップがなく通販でしか買えない、頭のバケツを
取るとちょんまげがあるヤバカワキャラである事に気付く。

そうか…クイーンだけど同い年の１６歳の女の子だ
勝てないわけない！

そう思ったものの、クイーンはテクニックも凄く、千早の囲い手の
わずかの隙間から札を取る。このままでは千早は一枚も取れずに終わる…

できない　勝つ想像が


枚数差が進むと攻めがるたは確立の問題で自ずと自陣の出札が増え気持ちに
守りが入って不利。しかも、自陣の強さからクイーンは明らかに守りがるた。
攻めきれないが攻めるしかない…　「踏ん張れ千早」と太一は思う
千早は一瞬戦意喪失になりそうになり、クイーンはまた相手が戦意喪失
したのかと、早く終わらせようと思う。　が、ここで、壁のスイッチを観客が
間違えて消してしまい、場内の灯りが一瞬消える。灯りがつき、我に返った
千早は太一や先生が千早に応援の眼差しを送っている事に気付く。

どうしたらいいのか分からない…　と思った時、千早は初めて新と
闘った時を思い出す。あの時も一枚も取れなかったが、頑張って一枚取った
戦意喪失はしなかったよね。

須藤さんが試合で流れが悪い時に立っていたのを思い出し、ちょっと立ってみる千早

後ろで試合してる須藤さんも立ってるしｗｗ

落ち着いてクイーンを見てみると、今頃クイーンが左利きだったことに気付く
新と初めて闘った時、一枚も取れなくても最後まで諦めなかった１２歳の自分に
負けてどうする…！と自分に言い聞かせる千早。クイーンも千早が再び
戦意を取り戻した事に気付く。

守りに自信がある人が自陣のいちばん深くを抜かれる
それがどれだけショックなことか

原田先生の言葉を思い出す。流れはそうやって引き寄せるんだ！
際どかった札を千早の札だと千早に渡そうとするクイーンに
同時だからそちらの陣の取りだと言って受け取らない千早。普通、ここは
引かない所だが、千早はまぐれで札を取るのは嫌だった。

クイーンから取る最初の一枚がいつかのクイーン戦に繋がっている



そしてついに千早が札を、まぐれではなく、キッチリ取った瞬間が！
クイーンの利き手側の一字決まりを抜くという快挙。
クイーンが一字決まり抜かれるの初めて見たとざわつく観客。
気持ちいい瞬間だね…！　爽快すぎる！！

そして続いての札もゲットする千早。送り札一発！！

この一枚がいつかのクイーンにつながってる

千早が心の中でそう思った時、クイーンは密かに闘志をメラメラって…


今回はこんな感じでした。
ついに千早とクイーンの対戦！！
クイーンが鬼強すぎで、千早の戦意が喪失しそうになりましたが
ちゃんと戻ってきましたな、千早ちゃん。それにしても、クイーンも
千早も可愛い、なんという美女対決！　しかも、二人して怪しいキャラの
Ｔシャツという…　この二人、実は気が合いそうだよね。
不戦勝で時間がある太一が試合を見に来ていますが、まるで自分の
試合のように力入れてみている姿が、千早への愛を感じる、と同時に
この後の太一の試合の事を考えると、そんなに精神力を試合の観覧で
消耗していいのか？とちょっと思ったり。それくらい、クイーンと
千早の試合はすごい迫力だった。　千早がクイーンから札をゲット
した時の爽快感は凄かったですなー、圧倒的な差があるけど、ほんと
あの一枚は未来のクイーンへ繋がってるよね。
次回も楽しみですな。

そういえば、余談ですけど…
この前、フォーゼ見てて思ったんだけど、メテオやってる吉沢亮、
今、フォーゼに出てる時の彼の風貌がリアル太一みたいに見えた。
まつげの雰囲気とか髪型とか…？　ほんとクソみたいな余談でスミマセンo(_ _)o

前回までのレビューは以下からどうぞ
第一首 さくやこのはな
第二首 からくれなゐに
第三首 ふれるしらゆき
第四首 しつこころなくはなのちるらむ
第五首 よはのつきかな
第六首 けふここのへににほひぬるかな
第十三首 きみがため

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