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坂道のアポロン #6 ユー・ドント・ノウ・ホアット・ラブ・イズ(You don't know what love is) レビュー [アニメ]

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律っちゃんが嬉しいなら俺も嬉しいよ

高校2年に進級した薫達。律っちゃんと薫はまた同じクラスに
なれたが、千太郎は他のクラスになってしまった…
千太郎は初めて、友達と離れるクラス替えを経験し
慣れていない為か落ち込んでいる様子。

薫の頭に桜の花びらがついているのを律っちゃんが
取ってあげようとすると、薫は自分で取ると言って
それを断る。ここのシーン、律っちゃん、自分の中で
何かが変わった事に気付くシーンのような気がする。
せっかく、律っちゃんのカバンを持つ手元をアップに
したんだから、カバンを持つ手がキュッとなる表現とか
あった方がよかったかも?とちょっと思った。

後は続きからどうぞ

 


丸尾ともまた同じクラスの薫。
千太郎に同じ寝台の切符を手配した丸尾に
「お陰でいい旅行ができた」
と礼を言う薫。うん、本当に、いい旅行だったよね。
千太郎が一緒に行ってくれてよかったよ。

うーむ、薫が千太郎がまだ後ろの席に座っていると錯覚して
後ろの席の人に千太郎に話しかけるように話しちゃって
ちょっと恥ずかしい思いをする…というシーンはなしか…。

千太郎がさっそく屋上でケンカをしているという話を聞き、
急いで屋上へ向かう律っちゃんと薫。すでにケンカは終わっており
千太郎はもちろん勝ってたが、傷だらけだった。屋上からの
帰り、通りかかった美術部で百合香さんの姿を見かけた千太郎は
フラ~っと百合香さんに会いにいこうとするが、薫はそんな
千太郎を傷だらけで百合香さんに会いにいくつもりかと
理由をつけて止め、律っちゃんに千太郎を保健室に連れて行く
ように言って、二人を保健室へ行かせる。
ここのシーンの薫さん、色々複雑ね… 律っちゃんと千太郎を
二人きりにしてあげようという気持ちと、あと、百合香さんが
淳一の事を好きだという事を知っているからってのもある?

まだちょっと痛むけど
そのうち慣れるはずなんだ
きっと痛みも消えて…
楽に笑えるはずなんだ…

薫さん… 菩薩にでもなろうというのかw


千太郎達が居なくなった後、百合香さんと話す薫。
やっぱり百合香さんは淳一の事が好きなのが、彼女の
話からもわかる。薫は春休みに東京に行った事を明かし
淳一のアパートに行ったら、彼はどこかに雲隠れ
していて、郵便受けに沢山手紙が溜まっていた事なんかも
チラっと言ったり… それを聞いた百合香さんは明らかに
トーンダウン…

大事な手紙だって…あるかもしれないのに…
どこに行っちゃったのかしらね…

そう言いながら絵を描くが、その時、絵にはのような
ものが描き足されていた。やっぱ、この話、聞く前までは
涙なんか描く予定なかったのかな?


保健室で千太郎の傷の手当てをしていると、千太郎は
律っちゃんに、薫と同じクラスでよかったな、これからは
俺よりあいつの面倒見てやってくれと言ってくる。
うむむ… この千太郎の発言、もちろん、薫が律っちゃんの事を
好きなことを知っているのが前提の発言だと思うのだが、アニメでは
千太郎がそれを知るシーンがカットされていたから、若干
わかりにくい感じじゃないの? 

律子が先に帰り、千太郎が美術室に薫を迎えに行った所で
美術部員の松岡星児(CV:岡本信彦)と出会う。
松岡はなんと千太郎と同じクラス、今まで見たことがない
人種な為に寒気を覚える千太郎w
百合香さんの絵はギリシャ神話のアポロンとダフネの話
モチーフだという話も松岡が説明してくれた。
百合香さんは絵のモデルになってくれたお礼がしたいから
今度休みの日に一緒に出かけない?と誘ってくる。

帰り道、千太郎はデートに誘われた事が嬉しくて、走っていく。
その後を追う薫。原作だと、そんな千太郎の後ろ姿を見て
「絶対にやめたほうがいい いけないあのひとは…いけないんだ」
と心の中で薫さんは思うんだよね。

ばかやろう…
何がアポロンだ 
こいつに月桂樹の冠なんて…
似合うもんか

ここのシーンのニュアンス、もっと暗いイメージがあったが
薫さんの心の呟きの一部分がカットされたのと、音楽とかで
全然別物になっていたな。明るい感じだった。

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宿題を忘れた律っちゃんは放課後、教室で一人居残りを
させられていた。薫さんが律っちゃんに話しかけるとどこからか
サウンド・オブ・ミュージックMy Favorite Thingsが流れてくる。
My Favorite Thingsといえば、今じゃ、JR東海だよね。
そうだ、京都に行こう!的なw 
律っちゃんは映画のサウンド・オブ・ミュージックを見たことが
ないという。なんで見逃しちゃったのかな…と寂しそうな表情を
する律っちゃん。

いつまでも見られるって思っとったやろか…バカねぇうち

この律っちゃんの言葉、色々と寂しい感じがする。
今の律っちゃんの状況にも重なっているんだろうねえ…。


地下で演奏をしていると、千太郎は薫に百合香さんとのデートに
ついて相談してくる。その前に、薫のピアノのMy Favorite Thingsに
千太郎がドラムで参加してきたてけど、全然合わないように聞こえたw
薫は千太郎の相談に、失敗するからデートには行かない方がいいと
アドバイスしたが、後日、千太郎が百合香さんと歩いている所を
見かける。


そして、その後日… デートの事を思い返す千太郎。デートの中で
淳一の話が出た後、ずっと淳一の話ばっかりで盛り上がった事を
思い返し、虚しく感じていた。そんな様子の千太郎に、薫は
「あんなお嬢様と君とじゃ、どう見たってつり合うわけがない」
と辛辣な言葉をあびせてしまう。もちろん、薫さんはこんな事を
本当は言いたいわけじゃない、ただ、千太郎に失恋の痛みを
味わって欲しくないから… そんな一心で口に出てしまった言葉だった。
百合香は淳一を好きだから止めておけなんて言えないもんねえ……

教室に帰った千太郎は、一人落ち込んでいたが、そこに松岡が現れ
百合香が千太郎のデートの事を「楽しかった」と言っていたと
千太郎にとっては嬉しい事を言ってくる。薫は、千太郎に謝ろうと
千太郎の教室を訪れるが、そこで、松岡と楽しそうに話す千太郎を
見てしまう。

放課後、地下室に薫が居ると、千太郎がやってくる。昼休みの事を
怒っていると思いきや機嫌がいい千太郎、ふと見ると、千太郎の
カバンにビートルズのレコードが入っていた。レコードは松岡から
借りたと言う千太郎に、レコードを貸してくれるような友達が
できて良かったな、と言う薫。薫の中では、千太郎の事をわかって
やれる唯一の友人として自負していた事への不安感が押し寄せる。

翌日、学校の健康診断中、松岡は千太郎にレコードを聞いたか?と
訊いてくるが、千太郎は興味がないと突っぱねる。松岡は自分の
家が貧乏で兄弟も多く、将来はそんな家のみんなを支える存在に
なりたい、ロックバンドはその為に第一歩で千太郎の力が必要だと
千太郎に告げる。松岡がただのチャラ男じゃない事を知った千太郎は
松岡に協力しようか考えている様子… 

丸尾君に意外な才能が!
なんと、丸尾君、兄の影響でけっこうギターが上手かったw
というわけで、丸尾君も松岡のバンドのメンバーの一人に…。

千太郎に誘われて、貝掘りに行くことになった律っちゃんと薫、
千太郎は久しぶりに律子や薫と海に行けて楽しそうだが、薫は
海で千太郎と律っちゃんがいい雰囲気になったらさりげなく
身を隠して律っちゃんの幸せを祈ろう…と考えていた。
ところが、いざ、その日になると、千太郎の弟妹達も一緒なので
それどころではなく、楽しい貝掘り…になる感じだった…が
なんと、そこに松岡が現れる。松岡、千太郎が来るの知ってたの
かな? 偶然とか有り得ないもんねえ…。

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もちろん松岡が苦手な薫は彼に対して、厳しい口調だが、千太郎は
松岡の事を「頭ごなしに悪く言うな」と薫に言う。一緒に来ていた
松岡のバンド仲間は、千太郎がドラム候補なのかと驚くが、
松岡は「あいつを縛り付けているものから解放してやれば
すべて上手くいくはず」と言う。千太郎を縛り付けているものって
薫さんだって言いたいんだよねえ… うむむ…。

とはいっても、薫と千太郎はやっぱり仲がいい。二人が
貝掘り競争をしていると、そこに松岡が割って入ってくる。
松岡は千太郎に貸したレコードを聞いてくれたか?と訊いてきて
薫は、千太郎がロックのレコードを聞くわけがないと、自信を
のぞかせたが、千太郎はレコードを聞いたといい、今度の
学園祭での松岡のバンドを手伝ってもいいと思っていると言う。

ボン、心配すんな 文化祭までの間
ちょっと離れるだけたい

千太郎の言葉に転校を繰り返していた幼い頃に、友人から
「ちょっと離れるだけだよ」と言われて、いつの間に連絡が
来なくなった事を思い出した薫。トラウマみたいなものかねえ…
薫は、千太郎を裏切り者呼ばわりした後、
「俺にはもう君なんて必要じゃない」
と言い捨てて、一人、バスに乗って帰ってしまう。


わかってる…
子供じみた怒り方だってことくらい…
でも、あいつが離れていくのがどうしようもなく怖くて…
思わず自分から棄ててしまった
俺は元々、人と上手く関われない人間だってこと
この土地に来てからずっと忘れてた
これでいいんだ
今までだってずっと一人で生きてきた
何も… 問題ない…


いや、問題あるよ!薫さん…そんな哀しい事言わないで…

一方… 律っちゃんパパがバーを訪れると、カウンターの端で
ものすごく疲れ切った様子の淳一の姿が…


今回はこんな感じでした
千太郎が、ちょっと離れるだけと言っても、過去のトラウマや
今までの人間関係のせいで、自分が棄てられると思ってしまう薫。
棄てられるなら、自分から棄ててしまおう、という防御姿勢。
傷付く前に自分から棄てた方がなんぼかましという感じなんでしょう。
でも、千太郎は、薫の事を決して棄てたりはしないと思うよ…
いつも一緒の親友が、自分の他に友人を作って、その友人と
一緒に遊ぶようになるというのは、確かに、ちょっと寂しい感じを
覚えるよね… 気持ちはわかる。でも、これは、長い間、友人関係を
続ける上では一度は通る道という感じなのではないかな?
とにかく、これを乗り越えて、また、唯一無二の友人関係を取り戻して
もらいたい、そう願う!
律っちゃんの気持ちに変化が起きているのも節々に出てるよね。
以前のように千太郎にぞっこんという感じでもなくなってきたような
そんな感じがする。
で、こんな時に、淳一が何か憔悴しきった様子で戻ってくるとか
タイミング悪いよねえ… 

前回までのレビューは以下からどうぞ
#1 モーニン(Moanin')
#2 サマータイム(Summertime)
#3 いつか王子様が(Someday My Prince Will Come)
#4 バット・ノット・フォー・ミー(But not for me)
#5 バードランドの子守唄(Lullaby of birdland)

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