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氷菓 第六話 大罪を犯す レビュー [アニメ]

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授業中…
シャーペンの芯が切れていたので、芯の補給をする奉太郎…
ペン先から芯を差し込んでいく。えええ、ペン先から??
まあ、やったことあるけど、けっこうな確立で折れるよねw
案の定、隣のA組から大きな音がした所で芯は折れた。

となりのA組から大きな音…
何か叩く音と、怒号のようなもの、奉太郎のクラスもその物音に
ざわざわしてくる…。

「やっぱA組だよ、どうしたんだろ?」
「さあ…また尾道がキれてるんじゃない?」

ふむ、A組では尾道先生というのが怒っているのか…
それにしても相変わらずモブ女子が可愛いな。

この時、隣の音の中に、聞き覚えのある声が!
確かに聞こえた、なんか千反田の声がまざっている。

「千反田…か??」
と奉太郎も思う。そして、A組の音はいつの間にか静かになった。
奉太郎はもう一回シャープペンの芯をペン先から押し込み
今度は成功、ペンをくるりとまわした。


後は続きからどうぞ
 


放課後… 地学準備室
なんだかわからんが、摩耶花と里志がケンカをしている。
ケンカ…というか、摩耶花が一方的に色々言っている…?
とにかく、摩耶花が一人で怒っていて、里志に色々と言っている。
それを千反田がオロオロしながら止めようとして、何度も
奉太郎の方を見て、目で助けを求めてきているw

無謀な人間… 千反田える…

どうにもならん!と奉太郎が千反田から目を逸らすと
ぷーっと膨れる千反田。
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か、カワエエ!!

摩耶花が更にヒートアップし、千反田が更に無言で助けを求めて
きたので、奉太郎はやっと助け船を出し、摩耶花に言う

「疲れないか?」
「疲れた」
「一休みしろよ」
「そうする」

終了…!

そして、里志が摩耶花に少しは千反田を見習った方がいい、千反田が怒った
所を見たことないと言った所から話が始まる。千反田はそれなら
里志や奉太郎が怒った所も見たことがないと言う。

「ふくちゃんは怒るわよ」
「里志は怒るぞ」

里志が怒ると聞いて、里志が怒る所が想像できないと…
ん? なんか興味抱き始めちゃってる?
千反田が「ちょっと気になる、かも、しれません」と言うと
奉太郎は「そのうち、千反田が里志を怒らすためだけに策を
弄することがあるかもしれないなあ。期待しておこう。」とニヤリ。
いや、そんな時が来たら、千反田は間違いなく奉太郎を巻き込んで
策を練ろうとすると思うんだけどw だから、ニヤリなんて
してる場合ではないよ、もっと戦々恐々としないと。


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折木さんも怒るんですか?


「折木が怒るわけないじゃない」
「温厚だからですか?」
「怒ることも満足にできない、人間として寂しいやつだから」

酷い言われようだなw 
とにかく、摩耶花には千反田式を見習ってもらいたいと里志は言う。
それくらい、千反田が寛容で怒らないから。
そして、憤怒が重大な罪、7つの大罪の一つだという話になる。

"憤怒" "傲慢" "大食" "強欲" "嫉妬" "色欲" "怠惰"

「じゃあ、ちーちゃん完璧じゃない。真面目だし、あんまり食べないし」
「欲深とはとても思えないし、勤勉だしね」
「それに、その、えっちでもないし」
「嫉妬するかどうかは、知りようもないけどさ」

完全に千反田をからかっているような里志と摩耶花の会話。
えるは必死に、自分はそんな人間じゃないと言っているが
里志と摩耶花は続ける。

「もう、聖エルって感じよね」
「チタンダエルって、なんか天使にいそうじゃない」
「ウリエル、ガブリエル、チタンダエルって? アハハ」

チタンダエルww いそう 上手い!

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「やめてくださいってばっ!」

あ、怒ったw 可愛い
でも、すぐにニッコリ顔で千反田は言う。

「わたし、怒らないことがいいことだとは思いません。
 だって、他の大罪もそうでしょう?
 傲慢や強欲だって大事だと思うんです。」
「たとえば?」
「傲慢なところが全くない方というのは、自信がない方の
 ことじゃないでしょうか。誰からも強欲と言われない方は
 きっと家族を養うことも難しいんじゃないでしょうか。
 世界中の方が誰にも嫉妬しなければ、新しい技術が生まれ
 なかったんじゃないでしょうか」

千反田の言葉にみんなが聞き入っていると、千反田は
少し照れたw 照れたチタンダエルが可愛すぎる。

怒る事も悪くないと思うという千反田、じゃあ、なんで
千反田は怒らないのか?と訊くと…

「疲れるからです。疲れることはしたくありません」

Σ(゚д゚lll)ちょっと、奉太郎に毒されているような事言ってるw
千反田の言葉を聞いた奉太郎は、同志を見つけたという感じで
目を輝かせる!! 

その時、奉太郎には確かにチタンダエルが見えていたw
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「千反田さんが奉太郎に毒された! なんてこった! 
 妖怪が神山高校を徘徊している、省エネ主義という妖怪が!」
「ちーちゃん、目を覚まして!」
「冗談です。冗談です!」

奉太郎が「心の友を見つけた」というが終了…
ほんと、短い夢だったな…w 

千反田も怒る時は怒るという。例えば食べ物を粗末にされると怒るらしい。
さすが豪農千反田家の娘。米の一粒は汗の一滴
ここで、ふと、奉太郎は授業中のアレを思い出す。となりの教室から
聞こえてきた、明らかに怒ったようなえるの声。

「怒るといえば五時間目、尾道の授業で怒ってたのはお前じゃいか?」

言ってしまった、奉太郎、自ら墓穴を掘る… いや、やぶ蛇とは
まさにこのことか。

しまった…

気になります、気になります、気になります…
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ちっちゃなチタンダエルかわえええ…!!
それにしても、この奉太郎ビジョン?凄いな。こんな雁字搦めかw

こうなると、奉太郎が帰ろうとしても、もう無理。

「実は五時間目の数学の授業でわたし、怒ったんです。ですが私
 何が起こって怒らなければならなかったのかわからないんです。
 当然に私は怒らなくてもよかったはずなのに何かが起こったので
 怒ることになったのですが、起こったことというのがわからないんです」

何のこっちゃw 

とにかく私、気になります!!

キタ――(゚∀゚)――!!


千反田の説明だと…
5時間目の数学の時間、数学教師の尾道は、教室に入る前にクラス名の
プレートを確認して教室に入ってきて、授業中、簡単な二次の方程式の
問題を出したが、それにはxの取りうる値の範囲に制限がついた。
尾道は河崎という生徒を指名し「このyの値域を平面上に書いてみろ」
と言った。河崎は明らかに戸惑う、なぜなら、A組はまだ値域を教わって
なかったからだった。河崎が解らないと答えると、尾道は怒り出して
クラスを罵倒し始めた。次ぎに数学が得意な多村が指名されたが、多村も
答える事ができず… そして、この時はじめて、千反田は、尾道が
授業進度を勘違いしている事に気付き、そのうちクラス全体もその事に
気付きざわざわし始めた。尾道は更に苛立ち、クラス全体を、黒板を
棒でバシバシ叩きながら手厳しく批判、そして、再度、多村を指名し、
また罵倒し始め… その時、千反田は立ち上がり、尾道に授業の進度を
確認するように言った。千反田が怒っていたのはその時。
で、どうなったかというと、先生は教科書をめくり、「ああ、そうか」
と呟いて、一言謝ったあと、多村を着席させ、あとは通常の授業だったという。

「というわけなんですが、どうでしょう」
「どこかおかしなところがあったか?」

千反田はいったい何が気になるのか?
千反田は、少し考えたあと、( ゚д゚)ハッ!と思い出したように言う。

「わたしが折木さんに訊きたいのは、先生はどうしてそんな
 勘違いをしたのかということです。先生は、間違いの
 少ない方でしたから…」

「俺にもわからないんですぅ」と奉太郎が言うと…
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すんげー乗り出してきたw
逃げられない。考えるしかない。

私、気になります!

再びキタ――(゚∀゚)――!!


というわけで、考える事になった。
尾道が何故勘違いしたのか…。

尾道はいつも授業進度を教科書にメモっている。そして
クラスに入る前にはキッチリとクラスプレートも確認する。
完全といっていいはずなのに、どこに勘違いの余地があったのか?

「別の日と間違えてたとか?」
「それなら戻ることはあっても、進むなんてありえないじゃない。脳味噌使ってよ。」

摩耶花に突っ込まれてグーのねも出ない奉太郎w
そもそも、千反田はなんで怒ったのか…千反田自身もよくわからないらしいw

千反田が何に怒り何に喜ぶのか、それを知るには
俺はまだこいつを知らなすぎる。

まあねえ…でも、けっこう把握しつつあるんじゃないのかね。
とりあえず、千反田が「私、気になります!」を言いそうな案件に
関しては、把握してきただろうw

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奉太郎は、尾道が去年のA組と勘違いしたのでは?と仮説を出す。
里志は、それを否定。なぜなら、教科書は改訂され毎年新しく配布される
ので尾道が去年の教科書のメモを見て勘違いというのは有り得ない。

じゃあ…例えば、尾道はよく書き込む癖があって、それと間違えた…
という説明じゃ千反田が納得するわけもない。だねえ…もっとガツンと
来る理由じゃないと千反田えるは納得しないな。
と、ここで、里志が、「それにしても、値域はどうもぴんと来ないんだ。
僕なんか(x,y) を平面上に描くだけでも一苦労だからね、尾道に
当てられたら、恐い思いをしそうだよ」と言ってくる。

「ちょっと待て、D組はもう値域の単元に入ってるのか?」
「ああ、うん」

里志のクラスD組は値域の単元に入っていて、奉太郎のB組と
千反田のA組はまだ入ってない…  

なるほど…

奉太郎、何か閃いた!! 

実際に進んだところまでよりも先のページにチェックが
入っていた事は間違いない。それは授業進度を示すメモで
それが里志のクラスの進度メモだと考えたら?
どうしたら、A組とD組のメモを間違えるのか…?
それは尾道が数学教師だから! 数学教師なら、Aをa
Dをと小文字で書くハズ、AとDなら間違えるわけないが
aとdならどうだろう。 ありうる!

解決した~ 千反田も超納得。
奉太郎も「片付いた…」とホッと胸をなで下ろす。
それにしても奉太郎のひらめきは凄いな。

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「aとd…勘違いは責められません。やっぱりわたし、先生に
 少し言い過ぎたかもしれませんね。悪いことをしてしまいました」

千反田の言葉を聞いて、ハッとする奉太郎。
もう6時ちょっと前、里志と摩耶花は帰り支度。
千反田の顔を見て、奉太郎は考える…

怒らない千反田が怒り、その理由を知りたがった。
怒ることは悪いことではないと言いつつも、本当は、いつだって
怒りたくなんかないのではなかろうか。だから千反田が理由を
知りたがったのは、尾道にも三分の理があり怒ったのは自分の
ミスだったと思いたかったからじゃないだろうか。
千反田えるとは、そういうやつではないか?
いや。俺は千反田の何を知っているというのか。
千反田の行動を読める事はあっても、心の内まで読み切れると考えては
これはあれだ、大罪を犯している。"傲慢"ってやつだ。
慎むべし慎むべし、大体、今日一日の間に、何度千反田に
意外と思わされたことか。
 
そう思った所で、千反田が「折木さん、帰らないんですか?」と
また超近距離で言ってくる。奉太郎はちょっと照れた感じ。
摩耶花と里志が帰ろうと言ってきた所で、奉太郎と千反田も下校。
千反田は最後に改めて奉太郎に礼をニッコリ顔で言う。

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カワエエ!

今日もこうして、高校生活は浪費されていく。
俺が犯す大罪は、"怠惰"だけで充分に過ぎるというものだ。


今回はこんな感じでした。
最後、千反田が先生に悪いことをしたと言った後、奉太郎がハッと
したのは、奉太郎が予想?していた通りの事を千反田が言った
からなんですねえ…。そういう意味で、千反田の事をちょっと
解ってきたと思ったが、それは"傲慢"という大罪を犯しているのと
一緒、慎むべし…というオチか。サブタイの大罪を犯すって
どういう意味なんだ、と思ってましたが、そういう事だったと。
その上、最後に、奉太郎が犯す大罪はもう一つ、"怠惰"ねw
それにしても、奉太郎、よく思いついたなあと、そのひらめき力は
いったいどこから来ているのかと感心ですね。千反田の頼みだから
閃くのかもしれないと、ちょっと思ったり、里志や摩耶花の
頼みだったら、こんなにも閃かなかったり?? まあ、そんな事は
わからないが、とにかく、今回も千反田を見事納得させたわけだ。

次回は…予告見た感じ…
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温泉回!? 
古典部で合宿にでも行くのかしら?

前回までのレビューは以下からどうぞ
第一話 伝統ある古典部の再生
第二話 名誉ある古典部の活動
第三話 事情ある古典部の末裔
第四話 栄光ある古典部の昔日
第五話 歴史ある古典部の真実


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