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氷菓 第九話 古丘廃村殺人事件 レビュー [アニメ]

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この3人があの未完成なフィルムの
殺人事件について推理しています
彼らの話をそれぞれ聞いて是非を判断してください

3人とは…
中城順哉(CV:近藤孝行)…撮影班で助監督
羽場智博(CV:阿部敦)…小道具班
沢木口美崎(CV:伊瀬茉莉也)…広報班

沢木口ちゃん、なかなかカワユス。
伊瀬茉莉也ちゃんの声が(・∀・)イイネ!!

一人ずつ話を聞くという事でまずは中城順哉から…
千反田はお菓子持参…中身はウイスキーボンボン。
酔っぱらいフラグ立ちまくりんぐ。
みんながウイスキーがけっこうきつくてウッときてるのに
千反田だけ「あら、美味しい」みたいな顔してモグモグw

後は続きからどうぞ
 

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モグモグ…


「厄介な話を持ちこんですまんなあ。ノリで始めた話でも
 落ちがつかんと寒いからな。まあ、ちょっと手伝ってくれよ」

中城はそう言って話を始めた。
話を初めてすぐに千反田がウイスキーボンボン2個目
話は古典部の面々が質問したりしながら進んでいく。

●大変だったのは移動
●廃村の楢窪地区での撮影許可は楢窪地区を使おうと言い出した人が取った
●脚本の本郷の容態はあんまりよくない。元々丈夫じゃなかった。
本郷を責めるわけにはいかない
●本郷は撮影にも出てこなかった
●本郷は犯人が誰だかは言っていなかったが、鴻巣に
 頑張れとか何とか言っていた

中城の見解とその他の情報
●普通の客はトリックなんか気にしない盛り上がればいい
●海藤が死ぬところは小道具班ご自慢の演出で派手に死んだアドリブ
●タイトルはストレートに「古丘廃村殺人事件」にすればいい
 本郷もそこらへんはわかっていたハズ?
●密室のトリック…犯人は海藤を殺した後、から出て行った
●本郷は脚本を書く前、5月の終わり頃に現場の下見に行っている
●窓を開けた時、外に生い茂っていた夏草に犯人の痕跡がなかったのは
 本郷が下見に行った時は夏草が生えていなかったから

以上…
中城は大きな声でこんな感じの事を言った後
嵐のように去っていった… 

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去った後は古典部の4人で中城の推理や情報を精査する。
千反田は中城の話が気に入らなかった。というよりみんなも
全然納得がいってない。

奉太郎が指摘した点
昼間だし、かく部屋の窓からも見えるから
窓から進入して逃げた事には無理がある。

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千反田またウイスキーボンボンを食べる…

「ところでみんな、探偵小説はどれぐらい読んでるのかな?」
里志が訊いてきた。中城の話を聞いて人それぞれとらえ方が
違うと思った里志はみんなが探偵小説に関してどんなバック
グラウンドをもっているのか知りたくなったという感じかな?

●奉太郎はあまり読まないが文庫をいくつかは読んだ事がある
●摩耶花は普通にクリスティーとか。
●千反田はあまりミステリーを楽しめないかもしれない…と
 思うぐらいまでは読んだという。ここ何年間はまったく触れてない
里志はシャーロッキアンに憧れているという
 シャーロッキアンとはシャーロック・ホームズの熱心なファンのこと。

と、ここで江波がやってきた。
古典部は中城の案が却下だという事を告げる。
奉太郎は本郷先輩の注意力を知りたいので脚本が
手に入らないかと江波にたずねる。江波は探してみると
言って、その間、次ぎの人物、小道具班だった羽場智博
話を聞くことに。

ウイスキーボンボン3つを食べた千反田が若干酔っぱらってきてる…!?

羽場は話し始めると、教室の机の上に置いてある本郷が
一夜漬けで読んでいたという積まれた本を指す。
「わあ、延原訳だ。それも新装版」
と里志が声をあげる。置いてあったのはシャーロック・ホームズの本。
千反田は本の中に挟まったメモを2枚見つける。

シャーロック・ホームズの冒険 コナン・ドイル 

○ ボヘミアの醜聞
△ 赤髪組合
× 花婿失踪事件
△ ボスコム谷の惨劇
× オレンジの種五つ
◎ 唇の捩れた男
○ 青いガーネット
× まだらの紐
× 花嫁失踪事件
△ 椈屋敷

シャーロック・ホームズの冒険 コナン・ドイル

○ 高名な依頼人
◎ 白面の兵士
△ マザリンの宝石
× 三破風館
○ サセックスの吸血鬼
◎ 三人ガリデブ
△ ソア橋
△ 這う男
△ ライオンのたてがみ
× 覆面の下宿人

奉太郎「使えるネタに丸をつけただけだろう」
千反田「そうですか…」
あんまり納得してない様子の千反田だったが、ここで羽場が
「推理を始めようじゃないか」と言ってきたので、本題へ。
羽場は現場の見取り図に色々と書き込みしてある紙を見せながら解説。

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羽場の見解…
●本郷の脚本はさほど難しいミステリーではない
●殺人は計画的なものではなく犯人はたまたま条件が
 揃ったので犯行に及んだ。その理由は海藤が一人で劇場1階
 右側の上手袖へ向かったのは海藤が自発的に鍵を選んだ結果だから
●犯人がマスターキーを使った可能性はない。なぜなら、事務室の
 位置からしても玄関ロビーを通らなければならないので。
●同じ理由で1階右側通路そのものが誰にも侵入できない場所
 だった為にトリックを仕掛ける余地がない
●本郷はむらっ気があったのか彼女が指示した血糊の量では
 全然足りなかった

じゃあどうやって密室のトリックを仕掛けたか?
羽場は「これが鍵だ」と言って紙袋からザイルを取り出す。
小道具班の羽場は本郷から人がぶら下がっても絶対に切れない
ロープを用意するように念を押されていたという。
鴻巣は華奢に見えるが実は登山部だという。つまり、鴻巣が
2階の窓からザイルを垂らして1階の窓から侵入し海藤を殺害
して再び2階に戻っていったというのが羽場の推理。

あの映画にタイトルをつけるなら…不可視の侵入とでもつけるかな

最後に奉太郎が羽場に質問…
「大したことじゃないんですが、できてる映像見ましたか?」

羽場は「実は、まだ見ていないんだ」と答えた。

以上で羽場の話は終了。

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羽場先輩、かなり得意気な態度だった為か、摩耶花はちょっと
腹が立ったらしい。しかし、本郷がザイルを用意しろと言っていた
事が判明し、羽場の話には矛盾はなかったという点で羽場案を
支持する里志と摩耶花。すると千反田は…

私は…私は賛成できないです。
さっきの中城さんの案もそうでしたが何か
違和感のようなものを感じます。
よくわからないんですが、本郷さんの真意
そこにはないんじゃないかと…

と、ここで、奉太郎は千反田に「それくらいでやめとけよ」と
ウイスキーボンボンを一人で食べまくっていた千反田を止める。
が、時既に遅し、千反田は箱の中に残ってたウイスキーボンボンを
全部平らげてた。包み紙を数えたら10個w

「ちーちゃん、大丈夫??」と摩耶花が訊くと…
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「大丈夫ですよぉ~」 
大丈夫じゃないww 酔っぱらってる人ほどそう言うのよね…。


奉太郎も羽場の推理は正しいと思わないという。
なぜなら、現場の窓は長年放置されて建て付けが悪くなっていた
上開きの建て付けの悪い窓をザイルでぶら下がって開けるなんて
無理。だいいち、そんな窓をガタガタやってる間、部屋の中の
海藤は突っ立っているのか? 

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イメージ映像ワロタ 確かにこれはないわ…w

だからさっき、奉太郎はできた映像を見たか?と羽場に訊いたと
いう事だね。そして、本郷がもしあの窓を重大なトリックとして
使うなら場所の下調べをした時に開くかどうかチェックしたハズだが
実際に撮られたのはあの映像、つまり、本郷は窓の状態なんか
気にしていなかった…と奉太郎は言う。

というわけで羽場案も却下という事が江波先輩に告げられる。
江波先輩は脚本を持ってきてくれた!
さっそく脚本を見ると、かなり細かく書いてある。
窓が建て付けが悪い事や、窓の外を時間をかけて写してくれという
指示、その時に窓の外には足跡などがないように注意という指示等…
足跡… そっか、中城が言っていたように本郷が下見を
しにいった時は夏草が生えてなかったからこういう指示か。
夏草の下りは中城さんまさかの正解w


続いて3人目…広報班の沢木口美崎が現れる。

彼女の見解と情報
●広報班的にはタイトルがない事に困っており、宣伝ポスターの
 制作もストップしてしまっている。
●この辺で脚本にはなんとかケリをつけたい
●本郷は他薦で脚本をやる事になった
●ミステリーにしたのは多数決
ここまで話した時、まだまだ質問がありそうな千反田に
沢木口はクラスの話し合いの時の議事録を貸してくれた

沢木口はミステリーの事を「十三日の金曜日」や「エルム街の悪夢」の
ようなものを指すと言う。

海藤が死んでた部屋には誰も入れなかったんでしょ
だったら7人目がいるに決まってるじゃない。
本郷はあの6人の他にもう1人、出演者を捜し回っていたのよ。

なんと!? 出演者をもう1人捜し回っていたって
いうのが事実だとしても、本郷の意図はわからんな…。
沢木口は7人目の怪人が犯人で、最後にカップルを1組
生き残らせて、タイトルは「Bloody Beast」とかにすればいいと
言ってきた。沢木口にしてみたら、密室なんてどうでもいい事、
なぜなら、犯人を怪人や怨霊にした場合、鍵なんか関係ないからw

沢木口の話終了…


完全に酔っぱらいの千反田は言う… 顔赤いw
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「違います、絶対違います。沢木口さんの案は絶対に
 本郷さんの本意じゃありません!」

酔っぱらいの千反田に論理的に否定してみてと言う里志。
んなのもう今の千反田には無理じゃよ…w 
千反田は「違います、違います!」と連呼した後、
突然上を見上げる。顔色はさっきまで真っ赤だったのに
し、白くなってる… 

「万華鏡のようです」
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そう呟くと、千反田は机に突っ伏して眠ってしまった…

千反田はそのまま寝かしておいて奉太郎達は話を続ける。
里志や奉太郎は沢木口の案をけっこう気に入っている様子。
だが、矛盾はあると言う奉太郎。
本郷がああいうホラー展開を考えていたなら、小道具に
血糊を大量に用意しろと指示していたハズ、だが、そんな
指示はなかった。つまり、本郷は大量殺人をやるつもりはなかった…

というわけで沢木口の案も却下された

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下校…
千反田は摩耶花にささえられて、ヨロヨロと帰路についた…

「結局全部却下しちゃったねえ。あのビデオ映画、どうなるんだろう」
「まあ、完成は無理だろう」
「わびしいね。兵どもが夢の跡ってところか…」
「ん…」

途中で里志と別れ、一人になった時に奉太郎の脳裏を
入須先輩の言葉がよぎる…

技術のない者がいくら情熱を注いでも結果は知れたもの

すると、目の前に入須先輩が現れ、奉太郎に言う
「少し、茶を飲むだけの時間を貰えないかな?」


今回はこんな感じでした
3人の先輩から色々と聞いたわけですが、結局、すべて却下という…
ただ、それぞれの先輩は、何かしら一つは正解を言っていた部分は
あったという感じもした。中城の夏草しかり、羽場のザイル、あと
沢木口の7人目説… そこらへんが融合すれば、解決するんじゃ
ないかなあと。 どうやって、そこらへんが融合されるのかは
わからないけど、そこは奉太郎の出番になりそうですね。
入須先輩はなんで奉太郎にコンタクトを取ってきたのか…?

今、一番気になるのは、本郷の真意ですね。
散々、そこがポイントとなっている感じなので、非常に気になります。
私、気になるんです! (☆o☆)
前回も言ったけど、解せないのは、本郷が脚本を途中で投げ出す前に
なんで誰かに犯人の名前やトリックの事くらい話す事ができなかったのか
という事。今回出た話だと、本郷に脚本が決まったのは他薦で、
ミステリーも多数決で決まり、本郷の脚本はかなり細かく書かれていた事。
それが本郷の真意にどう関係しているのか…? 解らん…w
実際、今回の映画の犯人が誰とか、密室とかのミステリーより
そっちの方が気になるんですよね。
想像力が足りないので、全然解りません。なので、ほんと、奉太郎が
いつものように解決してくれるのを楽しみに待ちたいと思いますよ!

それにしても、酔っぱらった千反田は可愛かったな…
脚本見せて見せてなポーズとか可愛くて大変だった。
今回千反田が食べていたウイスキーボンボン、ウイスキーが
タップリはいっていそうで美味しそうだった。最近見ないよね
あの樽型でタップリウイスキー入りのやつ… 

前回までのレビューは以下からどうぞ
第一話 伝統ある古典部の再生
第二話 名誉ある古典部の活動
第三話 事情ある古典部の末裔
第四話 栄光ある古典部の昔日
第五話 歴史ある古典部の真実
第六話 大罪を犯す
第七話 正体見たり
第八話 試写会に行こう!


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