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絶園のテンペスト 第二幕 彼女はとてもきれいだった、と少年は言った レビュー [アニメ]

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ある日、ひとりの少女が唐突に殺された
ある日、魔法使いの姫君が樽に詰められ島流しにされた
そしてある日…
復讐と魔法をめぐる時間と空間を越えた戦いが始まった

果実のような巨大な物体は、全国各地で飛び出しており
一箇所に集まろうとしている。もしそれが全部集まったら
この世の理を全てひっくり返すものが元の形を取り戻し
復活し、すべてが終わるという。

世界の終わりでも来ちゃうのかね?
日本で起きた事が世界各地に迷惑をかけちゃうのか…

後は続きからどうぞ

 


吉野は葉風と話し、今一度話を整理する。

鎖部という魔法使いの一族があって、その内部で意見の
対立、権力争いがあった。結果、一族の姫君であった
葉風左門の罠にかかり、ろくに魔法を使えない孤島に
閉じ込められてしまった。そして左門が一族を指導し
この事態を起こしている。
左門の企みを止める力を持つのは葉風だけ。でも
今使える魔法は木彫り人形を通して外部と会話する事
くらいで…


さて行くか…
全てのはじまりの場所だ…

そう言って真広が向かったのは自分の自宅。
真広は葉風の指示で、魔法の力を封じた魔具の
中のステンレス鋼のナイフを、愛花が殺された場所に
突き刺す。葉風は人形を通して魔法の許可を出す。

我が言葉にて聞き届けよ
樹の中の樹 大樹の中の大樹
始まりにありし はじまりの樹よ
この地より人の理を外れし者
血を欲せし者の跡をたどれ 

聞き届けろ


ちなみに、魔具は葉風が、何らかの理由で魔法が
使えなくなった時の為に、一族の者にも気付かれないように
あちこちに隠していたという。その魔具は直接肌に
触れる形で身につけ、葉風の音声で許可が出されていれば
真広でも単純な魔法が使えるという仕組み。
ただし魔具が使える回数は限られている。

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トレース開始。1年前の事件なので残留した犯人の
情報を収集するのに少し時間はかかるが、そんな
数分の事なんて、愛花を殺したやつを自身の手で
殺す事を1年待っている真広にとってはたいした事
ではない。


真広は吉野に早くこの街から逃げろという。
吉野が「僕は手を貸さなくていいのか?」と訊くと
彼女がいる吉野をこれ以上は巻き込めないと真広は言う。
吉野は真広が彼女の事を知っている事に驚く。
もちろん、その彼女が愛花だった事には気付いてないが…。

お前、愛花と仲悪かったしな
この先、俺に付き合う義理はねえ


うむむ… こういう会話聞いてると、もし真広が吉野が
付き合っていた"彼女"が愛花だった事を知ったら
どうなっちゃうのか、ちょっと心配になるな。
ある意味、真広がダマされているような感じだし。

真広は吉野に、既に葉風の発動許可が出ている魔具を数個渡す。
魔具さえあれば、黒鉄病も防げるし、防御と高速移動が可能。

なるほど、蝶が大量に舞っていたのは、果実の香りに
あてられて、卵やサナギが一気に成虫になるからなのか。
なので、蝶がやたらに舞い始めたら、果実が飛び出す
前兆の一つだという。 まあ、今は真冬だし、一匹でも
舞っていたら要注意だよな。

愛花を殺したやつを殺したら戻ってくるから、その時は
彼女を紹介しろと言って吉野と別れる真広。
吉野は「その時はちゃんと彼女を紹介するよ」
言って去っていく…

吉野の気持ちは複雑だった。
それは永遠に来ない明日の約束…愛花からの最後のメールを
見ながら吉野は思う。


うわー、吉野からかつあげしたした男子達が黒鉄病によって
コンビニの前に倒れていた。吉野は自分の財布を回収。
すると、エヴァンジェリンが「やることエグイわね」と
言って吉野を後ろから攻撃してくる。 「死体から金を盗む
なんてさすがは不破真広の友人ね」とか言って、吉野を
締め上げるエヴァンジェリン。いや、それ、自分の財布
を回収しただけだから… エヴァンジェリンさん、色々と
知りたい事あるんだろうけど、やり方がちょっと強引だよな…。

吉野は魔具に触れて高速移動の魔法を使いエヴァンジェリン
から逃走し、学校に逃げ込むが、エヴァンジェリンはすぐに
追いつく。

って、エヴァンジェリン姐さん、キュウリくわえてるし
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どういうイメージだ、これww
八百屋さんに突っ込んだからなんだけど、だからって…w


トレースは終了し、その意外な結果に驚く葉風。
これで葉風の協力が必要だという事ははっきりしたが
事件が1年前なら、まだ自分は日本に居た頃なのに
なんで気付かなかったのかと葉風は悔しがる。
そんな会話をしていると、真広の目の前に槍を持った
鎖部夏村が現れる。葉風はまともにやり合うなと言うが
好戦的な真広は「それならここで倒しておこうぜ!!」
夏村に襲いかかっていく。 


エヴァンジェリンは校内に入り、吉野を追い詰めていくが
吉野は逆にエヴァンジェリンを追い詰める事に成功、
エヴァンジェリンに銃をつきつける。エヴァンジェリンは
吉野には撃てっこないと思うが、吉野は言う。

あなたはここに来るまでに何を見ました?
蝶が吹雪きのように舞い、それ以外の生き物が金属化し
怪しい果実が飛び出す… そんな…
"この世の関節が外れてしまった"中で
起こりえない事があるとでも!?

また関節言ったなw
しかも、エヴァンジェリンさん関節がハムレットから
だって知ってた。

吉野はやはり、自分は真広を放っておく訳にはいかないと
言って、エヴァンジェリンに取引を持ちかける。
エヴァンジェリンは、今は吉野の取引に応じるが、この件からは
吉野はやはり手を引いたほうがいいと言う。吉野は付き合っている
彼女から「真広と付き合っているとろくな事はありませんよ」
と言われたと、過去形で語り、それにエヴァンジェリンも
気付く。吉野から1年前に彼女に会えなくなった事を聞かされ
真広の妹が殺された時期と同じ事に気付くエヴァンジェリン。

吉野は言う…

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たとえ幾千幾万の兄があり、その愛情すべてを
寄せ集めたとしても、おれ一人のこの愛には
到底、およぶまい


恥ずかしい台詞禁止…w
出ましたハムレット。

一方、真広の方も…

怒りよ、火と燃えておれの脳みそを干あがらせてしまえ
お前の狂気の怨み、存分に晴らさずにおくものか!
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いかに冷酷無残な仕返しになろうとも!

と芝居めいた恥ずかしい台詞を叫びながら、夏村と交戦中。
ちょっっww 真広君、こんな小ムズカシイ台詞を
言いながら、戦うとか、どういう事よw 
中二病の勇太が、六花ちゃんの中二病的な言動を見て
「これは…ちゅ…中二病だぁああ!」と心の中でシャウト
するシーン思い出した。

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吉野も真広と同じように愛花の復讐をしたいのか?と
エヴァンジェリンが訊くと、吉野は違うと言う。
復讐をして犯人を殺しても不合理は不合理のまま、何も
変わらない、何一つ戻ってこない…いったい死んだ彼女に
何ができるのか? それが今の吉野の気持ちだった。

ひょっとすると、この関節が外れた世界でなら
見つかるかもしれません…

そう言いながら吉野は去っていった。
また関節言ったw 


今回はこんな感じでした
ちょっと後半に恥ずかしい台詞が連発されてましたが
なかなか面白かったです。今までの話の流れだと、どうしても
吉野が愛花を殺したんじゃね?ってちょっと思ったりする
わけですが、トレース終了後の真広や葉風の反応を見ると
そういう事ではない事がわかりますね。
エヴァンジェリンがキュウリをボリボリ食べてたのワロタw
どういうイメージでキュウリをボリボリさせたのか。
しかも、エヴァンジェリン姐さん、手酌でお酒とか
飲みながら、キュウリボリボリしてそうだよなあ…。
魔具は数回使うとダメになっちゃうとか、何個あっても
足りないですよね、葉風は何個くらい魔具を隠して
いたのかな? 
そういえば、吉野も真広も、今回の核心な部分は語られ
ませんでしたね、吉野は、エヴァンジェリンとどういう
取引をしたのか、真広の方は、トレースの結果。

夏村、かっこいい!一番槍っぽくていいよね。

前回までのレビューは以下からどうぞ
第一幕 魔法使いは、樽の中


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