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絶園のテンペスト 第五幕 全てのことには、わけがある レビュー [アニメ]

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無人島に放り出されて130日…
そろそろ無人島生活も飽きて日本に戻りたい葉風。
葉風は果実が飛んだ方向からすでに絶園の樹の場所
だいたい特定できており、その事を左門達もわかっている。

魔法使いとしては葉風が最強、一族の力を合わせても
葉風の力の十分の一にも満たない。葉風が敵対すれば、
その時点で左門の負けは決まる。だからこそ、左門は
葉風をろくに魔法を使えない孤島に放置した。
それなら、葉風を殺してしまえばいいものを、なぜ葉風を
孤島に閉じ込めるという面倒な方法を選んだのか…

なぜだと思う?

左門が葉風をあえて生かしている理由、それは絶園の樹の
復活が失敗し、その恐るべき破壊の力が"狂嵐"となった時
それを抑えられるのが葉風だけだからだった。
つまり、左門は万が一の保険である葉風をいつでも日本に
戻せる方法を必ず用意している…  

後は続きからどうぞ

 


絶園の樹の復活妨害し、絶園の力を狂わせれば、左門が
葉風を島から日本に戻さざるを得ない、それが葉風の狙い。
左門はその事もわかっており、夏村は葉風が妨害に足る協力な
魔具を用意しているのでは?と訊いてくる。その事は鎖部哲馬
憂いており、彼はわかる範囲でかつて葉風が赴いた場所を
洗っているらしい… んんん? またオリジナル来たか?

吉野は思いを巡らす…

この世の理を造り守る「はじまりの樹」
この世の理を断ち砕く「絶園の樹」
かつてこの世を破壊しようとした「絶園の樹」は
「はじまりの樹」に敗れ その身をバラバラにされ封じられた
一方で「はじまりの樹」も深く傷付き 何とか
世界を支えながらも今は再生の為に眠っているという
鎖部一族の役目は「はじまりの樹」が再生する時まで
「絶園の樹」が果実となった身を集め復活するのを抑えること
その為一族の者は「はじまりの樹」の理を借り受けることができるという
そして、その「はじまりの樹」に守られている一族の姫…
何もかも彼女の思い通りに進むのは当然ということに
なるのかもしれないけど… でもどうも引っかかる

色々思ったなw なんか小難しい… 
左門さん、なんで絶園の樹を復活させようとしてんのよ…。


葉風が魔具を隠した水族館にたどり着いた真広と吉野。
吉野は愛花とデートで水族館に来た時に事を思い出す…

吉野さん、全ての事にはわけがあるんです
日々起こる悲劇も不幸も いつか明かされる最良の
結末のための価値ある出来事なんです
その意味ではただの不幸なんでないのかもしれません

愛花の意味深な言葉… 愛花のこの言葉からいくと
愛花の死も最良の結末の為の価値ある出来事という事に
なるねえ…。 

とにかく、全ての事にはわけがあるという愛花、
真広に隠れて二人が付き合っていた事さえも美しい
結末の伏線になるという… 最後にはお約束の
シェイクスピアのハムレットから引用する愛花。
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ホレイショー、この天地のあいだには、
人間の学問などの夢にも思いおよばぬことがいくらでもあるのだ

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吉野「僕はホレイショーじゃないよ。それにこういう時
   ハムレット(悲劇)の台詞を引用しなくても…」

いきなりホレイショー呼ばわりされる吉野w
愛花ちゃん、恥ずかしい台詞禁止だよ

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水族館に隠してあった魔具を回収したので帰ろうと
した所で、鎖部哲馬が部下を率いて現れる。

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真広、哲馬の事、矢印野郎って呼んでるしw

真広「葉風、お前の一族は皆、キャラが立ってるなあ」


真広達は哲馬達と戦いになり、とりあえず水族館内で
哲馬達から逃げる真広と吉野。葉風と話していると、葉風は
「全ての事には理が働いているのだ」
と言うが、それに対して吉野は「違う」と小さく言う。

全ての事にわけがあるなら、キミが無残に殺されたのは
真広に世界を救わせるためだったとでもいうのかい?


真広と吉野は作戦を立てて、哲馬の撃退に成功。
二人は再び魔具の回収へ向かう。今度の魔具は特製の
魔具で、葉風が信用できる相手に預かってもらっているという。
その相手とは葉風が唯一信用する人で鎖部一族の一人では
あるが、妙な立場にあるという。

ここで、以前、左門達が葉風との話し合いの機会を持ちたくて
強硬手段に出ようとした時の様子が出たのだが、左門達は
葉風に魔法を使わせないように供物を彼女から遠ざけた。
しかし、葉風は歯の詰め物の金属を使って魔法を発動…

葉風ちゃんの力は絶大…
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豆粒ほどの供物でこれほどの力を発揮できる

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真広達が訪れたのは星村「鎖部」潤一郎
合い言葉は「揺れないちちはちちじゃない」
なんじゃソレw 部屋に入ると、仏壇が目につく。
潤一郎から魔具が入ったケースを受け取った後
潤一郎は言う。

線香くらいあげていくかい?

なんと、仏壇には葉風が祀られていた。
左門が潤一郎に葉風は死んだと言ったからか?と
思われたが、話はそんな単純な事ではなかった。
潤一郎は葉風の遺体を確認したという。

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彼女は孤島で樽とともに死んでいる…


その頃…左門は部屋に祀られるように置いてある
樽を開け、中から頭蓋骨を取り出す…

「はじまり」の理が姫様に味方をしようと
勝つための切り札はある… 姫様は今も樽の中だ


今回はこんな感じでした。
第5話にして原作の1巻が終了… て随分遅い感じだが
いくら2クールだからって、こんなにスローな状態でいいのだろうか?
ここまで、かなりアニメオリジナルな話を色々と突っ込んできているが
この展開だと、途中から、完全にアニメオリジナルになりそうな予感が
しないでもない。オリジナル展開になっても、面白ければいいんだけど
変な間延び感がしちゃうそうなんだよな… まだ、どちらに転ぶかは
わからないけど…。 
改めて、愛花の言葉がかなり意味深に聞こえてきた。
何かの伏線かと思えるほど、意味深な感じ。
この世に偶然なんてものはない。あるのは必然だけ
侑子さん(XXXHOLiC)の言葉を思い出す…まさにそんな感じなのかな。
愛花の死が必然だとしたら、その理由はいったい何なのか。

葉風が既に死亡して、骨になってる事が判明しましたが、
この事実、けっこうショッキングですよね、何ですと!?と
いう感じで、じゃあ、今、真広達が話している葉風はいったい
何なんだ?と。 

前回までのレビューは以下からどうぞ
第一幕 魔法使いは、樽の中
第二幕 彼女はとてもきれいだった、と少年は言った
第四幕 罰あたり、ふたり


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