やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 ② きっと、誰しも等し並みに悩みを抱えている。 レビュー

動物は基本群れるものである
肉食獣にはヒエラルキーがあり、ボスになれなければ
死ぬまでストレスを抱え続ける。
草食動物も天敵の襲撃で仲間を犠牲にして生き続ける事に
ジレンマを感じているはずだ。
このように群れとは個にとってなんら益をもたらさないのだ。
ならば私は決して群れることのない熊の道を選ぶ。
熊とは一頭で生きていく事に何の不安も感じない孤高の動物だ。
しかも、冬眠ができる。なんと素晴らしいことか。
次に生まれかわるなら私は絶対…熊になりたい。
　

ワロタｗ
前回もそうだけど、八幡が書く文章が好きだ。


平塚「熊、絶賛だな」
例によって平塚先生から呼びだし。えええ、八幡君、あの
作文は生物のクラスで提出した「野生動物の生態」なのかｗ

八幡「野生動物の群れ社会に対する強烈なアンチテーゼです」


雪乃と八幡の勝負はどうなったのか？
勝敗の裁定は平塚先生が独断と偏見でくだすらしい。
ってことは、勝敗がつくのはまだ先って事かい？
最後の方でつくのだろうか？


雪乃という人物…
平塚先生曰く、雪乃は優秀であるがゆえ、持つ者としての
苦悩を抱えているという。彼女は優しくて往々にして正しい。
ただ世の中が優しくなくて正しくないから、彼女のような
人物は生きにくいだろうと平塚先生は言う。
前回、雪乃が世界を変えると言っていた事が思い出されるな。
生きにくいなら、変えてやろうという感じなのよね。


雨…
雨が降ると八幡にとっての孤独なランチにぴったりの
場所でランチがとれずに、教室の自分の机でランチをとる
羽目になる。あらら…　

教室の一角では、なんか派手な感じの人々が三浦優美子という
女子を中心に群れていた。あっ由比ヶ浜結衣もこのグループなのか。
うわぁ…　どう見ても、みんな三浦優美子のご機嫌取りみたいな
感じじゃないか。結衣も三浦のスタイルを褒めたりしてなんか
大変そう。しかも、雪乃の話が出ると、露骨に機嫌が悪くなる
三浦優美子。

　
その様子を尻目に八幡は思う…

おいおい、すげー大変そうじゃん。封建社会かよ。
あんな風に気を使わなきゃリアル充実しないなら
俺、ずっとぼっちでいいよ。

いや、マジで八幡君の言うとおりだな。
何が楽しくてあの群れに入っているのか。
自分を追い込む為のまさにドＭの所業。


どこかに行きたそうな結衣は「今日は行くところがあるから…」と
やっと三浦に言えたが、三浦はそれならついでにジュース買ってきてよと
頼んでくる。結衣が帰ってくるのは五限になるのでそれは無理だと
おどおどした感じで三浦に言うと、三浦はこういう時のおきまり文句
「つきあい悪くない？」と結衣を責めてくる。
うわぁああ…見てられない…
クラスに三浦のいや～な言葉が響き渡り、困る結衣の姿。
八幡君は「つぶし合え」と思ってはいたが、やはり困っている結衣の
事を放っておく事ができずに、思わず席を立ち「おい、そのへんで…」
と三浦に向かって言うが…

「うっさい！！」

ひぇええ　何この威圧感ｗｗ
八幡君撃沈…orz
しかし、その勇気を褒めたいな


ますます結衣が窮地に立たされた時、雪乃が登場。
結衣は雪乃と一緒にお昼を食べる約束をしていたらしく、約束の
時間に現れない結衣を雪乃が迎えに…というか、文句を言いに
現れた。遅れるなら連絡の一本でも入れろという雪乃、しかし
結衣は雪乃の携帯番号等を知らなかった為、連絡が取れなかったと
結衣が言うと、それなら今回は不問にしてあげると雪乃は言う。
雪乃の登場で、三浦はまだ結衣と話が終わってないと怒り出すが
雪乃は「あれが会話のつもりだったの？一方的に意見を押しつけて
いるようにしか見えなかったけど？」と一蹴。

雪乃様ぁあああ！

雪乃は強いな…そして本当に正しい
雪乃の言葉で、スッキリしたわぁ…


雪乃は「先に行くわね」と結衣に言い、先に教室を出る。
蜘蛛の子を散らすように三浦軍団以外の生徒達が教室から退散。
「俺も乗るしかない。このビッグウェーブに」　←八幡・心の声
ワロタｗｗ　ビッグウェーブてｗ
教室から出て行こうとする八幡が結衣の前を通ると、結衣は
小さな声で「ヒッキーありがと。さっき立ちあがってくれて…」
とお礼を言ってくる。(*´∀`*)役に立たなかったけどね



八幡が教室から出ると、廊下では雪乃がまだ立っていた。
教室の中では結衣が自分の本音を三浦にぶつける。今まで人に
無理して合わせていた自分は間違っていたと言い、別に三浦の事が
嫌だというわけではないので、これからも仲良くできるかな？と
告げる。三浦は「ふ～ん…そ、ま、いいんじゃない？」と返答。
三浦さん、はっきり言えと結衣に言っていたから、きっと
はっきり伝えてきた結衣の言葉に一様納得はしたのだろう。
雪乃は結衣がちゃんと三浦に言えた事を聞き届けその場を去る。


材木座義輝…

ある日、奉仕部を訪れた自称・八幡の相棒。相棒ってどういう事かと
思ったら、ぼっち同士で体育の時ペアを組んでいるらしいｗ
材木座は歴史オタク系？の中二病で平塚先生から奉仕部の事を聞き
依頼があると言ってやってきた。って、八幡君も元中二病患者かｗ
かなり重症レベルじゃないか。八幡君、雪乃達に中二病を説明している
時に思わず自分の過去をさらけ出す所だったよ。

材木座の依頼とは…？
新人賞に応募しようと思っている自分の書いたラノベの原稿を
読んでもらい感想を聞きたいというものだった。友達がいないんで
頼める人達がいなかった材木座君、ネットの投稿サイトとかは
容赦ない酷評をされそうなのでＮＧだという。
八幡「でもなぁ…多分投稿サイトより雪ノ下の方が容赦ないよ」
う…確かに…ｗｗ


材木座と一緒に帰っている最中、通りかかった車と犬を散歩
させている人を見て、何かを思い出す八幡。何を思いだしたんだ？

その夜…
八幡、雪乃、結衣は、材木座からもらった原稿のコピーをそれぞれ
自宅で読む…　分厚い原稿を読むとか、それだけでも大変だよなあ…

結衣は読んでねぇえええ

でも可愛い

八幡と雪乃は徹夜で読破し、結衣はまったく読まず…。
登校すると、さっそく八幡に読んでない事がバレる結衣。
奉仕部に行くと、雪乃が椅子にすわって眠っていた。雪乃の
寝顔に思わずちょっとヨロめく八幡だったが、目を覚ました
雪乃にいつものような辛辣な言葉を浴びせられ我に返るｗ


材木座のラノベの感想は…

雪乃、ふせんをいっぱいつけてる。それだけちゃんと読んで
くれたって事だねえ。雪乃の材木座のラノベに対しての
感想は「想像を絶するつまらなさ」「文法がめちゃくちゃ」
「なぜいつも倒置法なのか」「ルビがおかしい」等、予想通り
かなり厳しいものだった。

能力のルビに"ちから"とかラノベにありがちｗ

「このブラッディナイトメアスラッシャーのナイトメアはどこから来たの？」
ワロタｗ　

結衣は読んでないので「難しい漢字沢山知ってるね！」と
適当な感想だけをして、八幡の番が来た。

材木座「八幡…お前なら理解できるよな？」
八幡　「で…あれってなんのパクり？」

八幡の言葉にのたうち回る材木座。

八幡「まあ、大事なのはイラストだから。中身なんかあんまり気にすんなよ」

トドメｗｗ


今回の依頼…奉仕部が役に立ったかというと…？
帰り際、材木座はまた読んでくれるか？と八幡達に言ってくる。
あれだけ言われてドＭなのか？と突っ込まれるが、材木座に
してみれば、確かに酷評はされたが、一生懸命書いたものを
誰かに読んでもらえるというのは嬉しかったという事だった。



数日後…
いつものように体育の時間にぼっち同士、八幡と材木座がペアに
なっている姿。

材木座「八幡よ、流行の神絵師は誰だろうな？」
八幡　「気がはえーよ。賞とってから考えろよ」
材木座「売れたらアニメ化して声優さんと結婚できるかな？」
八幡　「そういうのいいから、まず原稿を書け」

材木座ｗｗ
そしてそんな二人の姿を見ているとある男子の姿…


今回はこんな感じでした。
随所で笑えて楽しかった。その上、なんか聞いてて
納得する部分もあるというか、見ていて気持ちよかった。
三浦さんという女子、脇役っぽいけど、なかなかなムカキャラ？
そんな三浦さんにスバスバ言っちゃう雪乃はかっこよかったけど
結衣がしっかり彼女に自分の本音を伝えた姿もよかった。
結衣があそこまでしっかり言えるとは、驚きだったなあ…。
三浦さん、確かにちょっと、ムカツクキャラではあったけど、
はっきり伝えればわかってくれそうな感じがした。
材木座君…なかなか面白い人だった。檜山さんの声がぴったり
すぎるキャラでワロタｗ　風貌はHOTDの平野コータ思いだしたわぁ…。
雪乃と八幡が、徹夜をして彼のラノベを読んだ姿も微笑ましかった。
特に雪乃が沢山ふせんを貼ってるとか、しっかり読んでくれたんだなと…。
冒頭の八幡君の文章が好きなんだけどｗ　さすが、国語が
できるだけあって、面白い文章を書く…。
今回も、八幡君の心の呟き、言葉で、けっこう笑えた。
「俺も乗るしかない。このビッグウェーブに」
いい言葉だ…ｗ

前回までのレビューは以下からどうぞ
① こうして彼らのまちがった青春が始まる。

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