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翠星のガルガンティア 04 追憶の笛 レビュー [アニメ]

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レド君が…超片言ながらけっこう喋ってる!
チェインバーを使って船団のコンテナを運ぶお手伝いとか
しているレド。海賊との戦いで、一応、ガルガンティア船団に
駐留する事ができるようになったが、格納庫に与えた損害だけは
働いて返す事になった。逗留中に消費する電力と水の代金、
チェインバーを船に乗せる積載税は免除されるという。
ちゃんと積載税なんてあるんだ… 

連結屋のジョーはレドが口頭で指示を出してチェインバーを
動かしている様子を見て、自分もチェインバーを動かせないかと
訊いてきた。そっか、確かに直接チェインバーに指示出せた
方が何かと効率いいからな…。 
というわけで、ジョーが直接指示を出す事にし、レドはちょっと
蚊帳の外状態になっていた。

 


チェインバーがせっせとコンテナ運びを手伝っていても、端末で
レドはチェインバーとずっと会話ができ、チェインバーもレドの
様子をずっと把握している。レドがいつものように笛らしきものを
作っていると「貴官のその行動には優位性が見受けられない」
チェインバーに突っ込まれる。

レ「統制がとれていない。教官は何をしているんだ」
チ「児童の教練に教官が同伴しないものと推測」
レ「それでどうして社会の構成員に育てられるんだ」

そこらじゅうで子供が自由に遊んでいる姿もレドには理解できない。

じゃれつく子供をあしらうチェインバーw
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可愛いな


レドはあの笛のようなものを何を作っているのかわからずに
作っているそうだ… しかも、あれの材料、ヒディアーズの
とな! そっか、そういえば、第一話でチェインバーに
ひっかかってたな・・・なるほどヒディアーズの爪か。レド拾ってたもんね。
エイミーが興味を持ったので、一つあげるレド。
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二人は歩きながら色々と話す…
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エイミーがの話をすると、レドはという言葉自体を知らなかった。
家族の事を非効率だというレドの言葉に、エイミーは「なんか
大変そうだね…レドの住んでた所って…」と言う。
レド自身には自覚がないんだろうけど、はたから見ると、レド達の
住んでいた世界は大変そうだよね… 

第一話でレドはある一定の軍務時間を超えたから、アヴァロンへの
4週間の渡航滞在期間が与えられ、そこで自由睡眠、自由飲食、
ならびに生殖の自由が与えられるとチェインバーから告知されてたが
その時、レドは、アヴァロンを一度は見てみたいとは思っているが
いざ行けるとなるとよくわからない…と感想を言っていた。
ある一定の軍務時間というのは14万5千時間、それって16年くらいって
事?? なんかほんと大変そうな世界だよね…
家族が非効率で、弟という言葉を知らなかったレドの世界では
人間はどうやって誕生していたのだろうか…?
生殖の自由っていうくらいだから、アヴァロンでは普通に生殖する
事ができるって事なのかな・・・?


エイミーの弟・ベベルが胸の病気を抱えている事を知ると…
「銀河同盟では虚弱な人間は排除、処分される。戦闘に参加
 できない人員は無用である」
とコメントするレド。レドのコメントに驚くエイミー。

エイミー「無用ってそんな…レドはそれで平気だったの?」
レド 「質問、意味不明」

レドにとってはそれが当たり前だからな…平気だったの?と
訊かれても、そりゃ意味不明だろう…。
レドが有益な情報を得たいと言うと、エイミーはレドをガルガンティアで
一番物知りといわれるオルダム医師の元へ連れて行く。

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レドが知りたいと思う事に関して、一番の賢人であるオルダム医師で
さえ答える事ができなかった。ガルガンティア船団が非効率である事に
対する見解をオルダム医師に求めるレド、すると、オルダム医師は
それなら一度ベベルに会ってみるといいとベベルとの面会を勧める。

レド  「その人物との対話においてなんらかの有益な情報が得られるのか?」
オルダム「有益かどうかは君が判断すべきだ」


エイミーに案内されベベルに会いに来たレド。
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ベベルは会いたかったレドに会えて嬉しそう。そこにサーヤと
メルティが現れ、メルティはレドを見て「あれえ、イケメン!!」と言う。
レドは地球の女子から見てイケメンなのね。イケメン宇宙共通…!
メルティ達はエイミーを迎えに来たので、エイミーは二人と
仕事に向かい、残ったレドはベベルと色々話す…
レド、ベベルに向かって「銀河同盟においては貴君のような人間は
即刻淘汰される」とか、けっこうハッキリ言うなw ベベルはレドの
話を聴いて、レドが厳しい世界から来た事を知ったわけだが
エイミーと同じように「大変なんだね…」というリアクションを取った。

レドはオルダム医師に訊いたようにガルガンティア船団がなぜ
非効率かつ無益な運営をしているのか、その理由をベベルに問う。

ベベル「船団は組織じゃないよ。ただみんなで寄り合っているだけなんだ。
    時々喧嘩したり協力しあって、そうやって生きているだけなんだよ」

レド 「その意味を問う」

ベベル「みんなが安心して生きていけるなら、それでいいんじゃないかな?」

レドはベベルの返答に疑問を呈す。レドにしてみたら
ヒディアーズを倒す事こそが人類がやるべき事であり、ただ
漠然とよりあって生きている地球人が理解できないといった感じ?


ベベル「それなら、ヒディアーズを全部倒したら銀河同盟はどうなるの?
    レドさんはどうるすの?」

レド 「次ぎの命令が発せられるまで待機する」

ベベル「じゃあ、次ぎの命令が来なければ?」

レド 「待機を継続するのみである」

ベベル「それなら僕達と同じだね」

レド 「同じなのか?」

ベベル「だって、待機って生き続けるってことでしょ?」
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ベベル、聡明ないい子じゃ… 


ベベルと話した後、レドは一人考え込んでいた。
ベローズが話しかけると、自分の行動が有益が問いたい…と言うレド。
ベローズは、慣れてないだけだから、まずは軍人みたいな考え方
から止めてみたらどうだ?とレドにアドバイス…。 ベローズって
ほんと優しいよね…なんか口調が凄く優しい。癒されるわ…。
と、ここで、雨が降り出す。生まれて初めての雨に驚くレドだが
チェインバーから気象現象だと説明を受け、ベローズに手伝って
くれと言われ、チェインバーを使って真水を集めるお手伝いをする。
船団内では各々各自、雨水をドラム缶や幌を使って溜め、雨が止んだ頃
には沢山の水が溜まっていた。

一人でいるレドを見つけたメルティ達はレドの所に行ってあげてと
エイミーをレドの所へ。エイミーはびしょ濡れのレドに、「うちで
乾かしていきなよ」と、再びレドを家にまで連れて行く。
ベベルはレドに、自分はエイミーに必要とされているし、自分自身も
自分を必要としているので、自分を不必要だなんて思っていないと
言う。レドが「同盟にとって無益な存在に生存の意義はない」
返すとベベルは「じゃあ、これはレドさんにとってなんだったの?」
と、レドが作っていた笛を手に取る。

戦闘に笛は必要ない、そんな不必要なものをなぜレドは作って
持っていたのか…。ベベルは吹けるようになったんだよ?と言って
笛を吹く。その音色を聞いたレドの脳裏には過去の事がフラッシュバックする。

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この映像から想像するに、あの笛はレドの幼い頃の友達が作って
いたもので、その友人は身体が弱かったのか何かの理由で処分され
ある日、レドがいつものように友人に会いに行くと、彼はすでに
処分された後でカプセルはなくなっていた…という感じかな…。
レドは、その友人の作っていた笛の事を、頭のどこかで無意識に
覚えていて、意味もわからず笛を作っていたのか。

笛の音を聞いて過去の記憶がフラッシュバックしたレドは涙を流す。
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これってもしかしてレドが初めて流した涙なんだろうか…?

ベベル「何か悲しい事を思いだしたんだね…」
レド 「そう…なのか?」

レドは「それ、もう一度欲しい」と言って笛を返してもらう。
二人のやり取りを部屋の外で聞いていたエイミーがお茶を持って
部屋にやってきた。いつものように明るいエイミーが眩しいぜ!

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自分の宿舎に帰ってきたレド。
レド「もう少し、この星の事を知る必要がありそうだ」
チェインバー「必要性はない。貴官はいずれ本隊と合流を果たす」
レド「ああ、わかってる」


今回はこんな感じでした
レドが何度も言っていた「銀河同盟では不必要な人間は淘汰される」
という事、彼はそれによって友人を亡くしていたんですね…
あのフラッシュバックはなんとも切ない映像だった。その友人が
レドに笛の作り方を教えたという感じですよね…。
ベベル君が、聡明な上にとても前向きな優しい少年で、レドも
彼の言葉によって色々考えさせられていた。あと、ベローズの
「軍人みたいな考え方を止めたら?」もよかったな。あの言葉を
聴いて思ったんだけど、ベローズ、軍人がなんたるかを知ってるのかね?
この世界に軍なんてものはないように見えるけど、軍人の定義は
知識として存在してるって事なのかな?
レド君、けっこう喋れるようになったねえ、今後、もっと上手く
喋れるようになるのだろうか。レドがペラペラになったら、
チェインバーの出番が減りそうだからなんかヤダw
そういえば、オルダム医師の所に行った時に近くにあった
高い塔みたいなのが気になった。あれ、上に誰か住んでいるのかな?
凄く登るのが大変そうに見えたけど。

最後に、レドがこの星の事をもっと知りたいと言った後の、
チェインバーの一言、現実に引き戻されたわ… いずれレドは本隊と
合流して、再びあの厳しい戦いの中にいくのだろうか。
「ああ、わかってる」と冷静に言うレドが印象的だった。

前回までのレビューは以下からどうぞ
01 漂流者
02 始まりの惑星
03 無頼の女帝

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