変態王子と笑わない猫。 第4話 気楽な王の斃し方 レビュー

幼い頃の両親を亡くしている筒隠姉妹、月子は姉・つくしに
依存するようになり、それが原因でつくしが中学を卒業する頃には
つくしに避けられるようになったと月子は言う。
表情を隠して子供っぽくなくなったら、また以前のように
つくしと仲良くなれるかもしれない…それが月子が表情を
なくしたいと願った理由だった。

しかし、表情をなくしても姉妹の関係は改善せず…
いったい何が原因でつくしは月子を避けているのか？

ゲーセンでのつくしの様子を見た限り、月子の事を大切に
思っているのは間違いないわけで、何か特殊な理由があると思われる！



小豆梓は成績が悪い…
一人補習を申し渡された小豆梓に陽人が声をかける。

陽人「大丈夫。小豆梓はやればできるニワトリだ！
　　　一刻も早く終わるように…僕も…」
梓「僕も…？」

陽人が補習に付き合ってくれるのかと期待したのか…ｗ

陽人「祈ってる！」
ズコーっ　小豆梓撃沈！



部長が会ったのは僕の双子の弟です！
悪いのは弟！！

ゲーセンでの事をつくしに言われ、思わず、あれは自分の
双子の弟で、自分ではない、悪いのは双子の弟だと大嘘をつく陽人。
すごく、適当な嘘に聞こえるので、そんなのつくしが信じるわけ
ないじゃん…と思ってたが、どうやらつくしは信じたようだ…ｗ

話しついでに、月子となんで仲が悪いのか？と訊いてみると
意外な事実が判明…　つくしは月子が表情をなくした事に
気付いてないような感じで、しかも、あの猫像はつくしが作ったモノで
そんな願いを叶える事なんてできないという事だった。
ええ！？　あの猫像、つくしが作ったのか…　良くできてるな～。


「先輩…先輩が手伝ってくれてるのは私の表情の為ですか？」

自分だけ先に建前を取り戻しちゃったから、今度は月子の表情を
取り戻す為に協力すると言う陽人。月子はそんな陽人に対して
何か言いたそうだ…　つくしが猫像の事を憶えていてくれた事を
知った月子は猫像をつくった当時の時のようにつくしと仲良く
なりたいと呟く。

次ぎの日の日曜、買い物に付き合ってくれと月子に言われた陽人。
買い物に行くと…

児童福祉クラブのお話会で仮装した方が盛り上がるのという事で
コスチュームを選ぶ月子。

何がいいかと陽人に訊くと…
子供達と環境問題を語る上で布地の少ない服
つまり水着を着るといいと言う陽人。
「ストップ温暖化」

建前戻ったけど、言ってる事は前と変わらないような気がする。
陽人にとっての建前って自分のエロさを隠す為の言い訳スキルだよなｗ

ところが、月子は陽人の言う事も一理あると、なんと
水着の試着を…！！　筒隠はこんな女の子だったっけ？？と
混乱する陽人。もしや、陽人が水着がいいと言ったばかりに
本当はイヤなのに水着に…！？と思った陽人は、月子を
止める為に試着室に乱入する…　
ええええ！？

Oh・・・・

こんな事があっても、月子は怒らなかった。
それどころか、陽人が好きなら参考にすると言ってまだ
試着する気だった。そんな月子に何か違和感を感じる陽人。
何だ、陽人が感じた違和感って…？　



夜…月子を家まで送り、月子が家の中に入った後、突然
現れたのはつくしだった。つくしは陽人のしょーもない嘘をまだ
信じており、陽人を双子の弟の方だと思っていた。
陽人が、どんな権利があって妹を束縛できるんだ？大きなお世話だよ！と
つくしに言うと、つくしの口から衝撃の言葉が…

月子に干渉する理由ならある…！
私はあれと姉妹の縁を切りたいのだ


ど、どういう事！？
なんでも、つくしは自身の進学や結婚の為に月子と縁を切りたいらしい。
しかも月子が表情をなくしたのは猫像の所為ではなく、月子が大人に
なる為に自ら表情を隠したのだと言うつくし。
つくしのあまりの言い分に陽人は怒り、つくしに掴みかかろうと
したが、逆につくしからパンチを食らって気絶してしまった。
陽人は月子の膝枕で目を覚ます。月子はつくしと陽人の会話を聞いており
つくしの事は思ったとおりだったという…
陽人がわかってくれれば、つくしの事はもういいと言う月子。

陽人「僕だけの問題じゃないだろ！？」
月子「先輩だけの問題です」
陽人「え…？」
月子「先輩は私の何ですか？」
陽人「何って…」
月子「先輩は私とどうゆう関係ですか？」
陽人「表情を取り戻す為の協力関係だけど」
月子「はぁ…では取り戻したらどうなるんですか？先輩と学校で会う
　　　理由も、休日にでかける理由もなくなります。姉さんにも
　　　嫌われたまま私は独りぼっちになるのですか？」
陽人「そんなわけ…」
月子「私は先輩と一緒に居られるなら、なんでもします。でも、私だけが
　　　そう思ってもダメなんです。先輩には小豆さんがいるですから…」
陽人「なんで？小豆梓は友達だけそ、それ以上でもなんでもないよ」
月子「今はそうかもしれません、でも将来は…先輩と小豆さんはとてもお似合いですから」
陽人「・・・・」
月子「もし私が表情を取り戻したら先輩との接点は何も…
　　　先輩、教えて下さい。協力関係がなくなったら、貴方は私の何ですか？」

陽人も、協力関係とか言わずに、協力関係から始まったけど、今は
大切な友達だとか言えばいいのにね。驚いたのは月子が陽人と一緒に
居られるなら何でもするとまで言っている事ですね。それって、もう
好きだから一緒にいたいと言っているようなものという感じに聞こえるんだけど。


翌日…
陽人はこの事を小豆梓に相談し、梓は月子を恋のライバルだと
認めつつも、同時に大切な友人である月子の為に陽人の協力。
陽人はつくしを倒す為につくしの進路希望を調べるらしい。
小豆梓に、建前ではなく陽人の言葉が聞きたいと言われた陽人は言う…

僕は筒隠の事が何より大切なんだ
筒隠月子をどうにかして助けたい。
どうかお願いします。

と言って梓に頭を下げる陽人…
この言葉、月子にも聞かせたい。



夕方…
陽人はつくしを猫像の丘に呼び出した。
そして、猫像に「つい照れて逃げてしまう俺の弱さを取り除いてくれ！」
とお願いし、自身のパンツを捧げた事によって願いは聞き届けられた。
陽人はつくしに、自分は月子を妹的な意味で愛しているので決闘に
勝って、正式に月子の兄になると言い出した。えええええ！？
妹的な意味で愛してるの？？　妹ぉお？？　

月子の裸を見たと言った陽人を思いっきり蹴るつくし

見えた！！


つくし「たわけ！その程度で愛してるなどと…幼少の頃、私達は
　　　　風呂でホクロの数を数えあった事もある！！」

可愛すぎる
っていうか、どこのホクロを見てるのだ… (；ﾟдﾟ)

そこから、自分がどれくらい月子を愛しているかを自慢し始めた
つくしだが、その時に幼少時の月子のオネショの事なんかも
ばらして、月子愛をアピール…　って、つくしさん、今もかわらず
月子を愛しまくっている事が判明。いったいどういう事！？

すると、そこに月子が現れる…
月子と陽人が事の真相をつくしに問いただすと、とんでもない
事実が判明。つくしは進路希望にマサチューセッツの大学に進むと
書いていたのだが、その理由はなんと、マサチューセッツ州は
同性婚が認められており、月子と結婚したいからだという。
つまり、月子と姉妹の縁を切ってマサチューセッツで結婚する
つもりだったのだ。月子に冷たくしていたのはマリッジブルーだと言うつくし。

つくし「結婚前はマリッジブルーになる決まりがあると聞く！
　　　　だからこそ、私も喧嘩の真似事をして苦しむ日々であった。
　　　　月子が笑顔を見せなくなったのもマリッジブルーの一貫だろ？」

月子　「何から言えばいいかわかりませんが…姉妹は縁を切っても結婚できないです。
　　　　そういう問題でもないですが…」


つくし「ガーン！！！」

筒隠つくし…予想を遙かに凌ぐ、アホな娘だったｗ
月子にアルファベットも書けないのにと突っ込まれていたので
かなりのアホな娘なのだろう。つくしは月子の表情がないのは
マリッジブルーだと思っていたが、改めて月子から、猫像に表情を
取られたからだと教えられ、猫像に「今すぐ月子に表情を返せ！」と迫る。
すると、猫像の表情が変わり、光った後、猫像は元の姿に戻り、月子の
手のひらの上に肉まんが一個落ちてきた。　あっ！！月子が
捧げた肉まんが返ってきた！！！　つまり、その肉まんを食べれば…

しかし…月子はその肉まんをつくしに差し出す。
つくしはもっと本音や表情を表に出した方がいいと言う月子。
つくしはわけもわからず、月子がくれるならと、嬉しそうに
肉まんを食べ出した…　　
そして結局、月子に表情は戻らなかった…



それ以来、猫像は効力をなくしたようで、いくらお願いしても
月子の表情や陽人のパンツは戻らなかった。って、陽人のパンツは
どうでもいいんだけどｗ　そして、月子の陽人への態度もなんか
冷たいらしい。っていうか、陽人は月子を妹のように扱うのヤメレ…。

なんか月子が冷たい、２学期になったらもっと話す機会が
減ってしまうのに…なんて思いながら、とぼとぼと陽人が家に
帰るととんでもない事が起きていた。
なんと、自宅があった場所が更地になっており家が消失していた！！


今回はこんな感じでした
筒隠つくし、とんでもないアホの娘だったｗ
びっくりしちゃいましたよ！！　なんか変だなとは思ってましたが
まさか、あそこまでアホだとは…　陽人の双子の話とか信じちゃう
段階で、あれ？って感じでしたよね。進路にマサチューセッツ大学って
書いててワロタわ…　アルファベットも書けないって月子に
突っ込まれているし、アルファベット書けないってどんだけなの…ｗ
しかも、妹と縁を切って、妹と同性婚を目指していたなんて…
アホの変態さんですよー！　可愛かったけどねｗ
月子は表情を取り戻すチャンスを自ら手放してしまっていたけど
姉の為を思う気持ちもあるだろうけど、今表情を取り戻したら
陽人との関係も終わってしまうのでは？という危機感もあったのかな？
だから、あえて、表情を取り戻さない道を選んだと…。
陽人が月子を妹のように扱っているのは、月子が可哀相ですね…。
それと、二学期になったら、話す機会が減るって陽人が言っていたのも
気になった、もしかして、その２学期の前に、陽人と話す機会が
減らないように、月子が猫像に陽人ともっと一緒に居られる
ようにとお願いして、その効力が陽人の家を消すという形で現れたのか？
あ、でも、猫像には効力がなくなったんだっけ？
どういう事なんだろうね…　あれ、陽人の家族とかはどうなってるの？
どんな展開になるのか、次回が楽しみですね～

前回までのレビューは以下からどうぞ
第1話 変態さんと笑わない猫
第2話 妖精さんは怒らない
第3話 哀しむ前に声を出せ

タグ：変態王子と笑わない猫 アニメ 画像 あらすじ 感想 レビュー へんねこ 変猫 梶裕貴 石原夏織 小倉唯 田村ゆかり