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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 ⑪ そして、それぞれの舞台の幕が上がり、祭りは最高にフェスティバっている。 レビュー [アニメ]

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王子(戸塚)「バオバブだって大きくなる前は小さいんだよ」
ぼく(葉山)「でもどうして羊にバオバブを食べて欲しいんだ?」
王子(戸塚)「そんなのわかるでしょ…」

(゚Д゚)!?
なぜだろう…星の王子さまなのに、BLっぽく聞こえるw
監督・演出・脚本海老名は檄を飛ばす。

「違ーう!!バオバブって何の比喩かわかるよね?わかるでしょ?」

ワロタw 
というわけで、バオバブに海老名的解釈の意味を持たせて
再び演じる戸塚と葉山…




戸塚「そんなのわかるでしょ…?」
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戸塚きゅんが可愛すぎる
海老名は鼻血w

相模は教室で、作業中の男子に「もう男子、ちゃんとやってよ!」と
言っていたが、本人は何も作業をしていないとう感じ。
委員会出なくていいわけ…?
結衣がそんな相模をちょっと嫌そうな顔で見ていると、八幡から
結衣の携帯に連絡が入り、雪乃が体調を崩して休んでいる事が
告げられる…


八幡と結衣は雪乃が住むタワーマンションへ。
1階のエントランスでベルを鳴らすと、雪乃が応答。
帰れという雰囲気が一瞬あったが、八幡に促されてエントランスを
開ける雪乃。

15階1507室…
「どうぞ、あがって」
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雪乃、なんか雰囲気違って可愛いな

部屋に入ると、リビングの机の上に学校支給のノートPC、
ファイリングされた書類、決済印等が置かれており、雪乃が
家でも仕事をしていた事が伺える… 
体調崩して休んでいるのに、それでも仕事をやってる雪乃…
心配する結衣に、自分は大丈夫だという事を説明する雪乃だが
結衣は、ちょっと怒ったように、雪乃が一人で背負い込む事は
ないと言ってくる。

「ゆきのんが一人で背負い込むことないじゃん。」
「わかってるわ。だからしゃんと仕事は割り振ったし、負担は軽減するように…」
「できてないのに?」

「あたし、ちょっと怒ってるからね。ヒッキーにも、
 怒ってるから。困ってたら助けるって言ったのに…」

確かに、まだ八幡は雪乃を助けてはいない…
でも、これから、絶対雪乃を助けてくれると思うよ!
雪乃は結衣が心配する事ではないと言い、結衣は
「そんなのおかしいよ…」と寂しそうに呟く。

と、ここで、八幡君の出番

「誰かを頼る、みんなで助け合う、支え合うってのは一般的には
 正しいことこの上ない。」

「そう…」

「でも理想論だ。必ず誰かが貧乏くじを引く。だから人に
 頼れとか言う気はないよ。でもお前のやり方は間違っている。」

「じゃあ、正しいやり方を知っているの?」

「知らねぇよ。だけど、お前の今までのやり方と違ってるだろうが」

厳しい指摘… 今まで、奉仕部に助けが求められた時、雪乃は
手助けはしていたが、今回のように全部雪乃がやってしまうような
事はなかった。八幡は一貫していた雪乃のスタイルが今回は違うと
はっきり伝えたのだ。

結衣は自分とヒッキーを頼ってくれと一生懸命雪乃に伝えようと
する。お茶が出された後、すぐに帰ろうとする八幡。結衣も一緒に
帰ろうとするが、帰り際に玄関で、靴を履いている結衣の首の
辺りにそっと手を触れてくる雪乃。

「っその…。今すぐは難しいけれど。きっといつかあなたを
 頼るわ。だから、ありがとう…」
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雪乃のこんな表情…初めてだな…。

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いい雰囲気の結衣を雪乃の家に残して、一人先に帰る八幡。
八幡は15階の廊下の窓から外を見ながら人知れず決意を固める。

自分が変われば世界が変わるというのは嘘だ。
都合のいい嘘を押しつけられて妥協させられているだけだ。
本当に世界を変えるってことを教えてやる。


八幡、何をするつもりなの…


翌日、委員会。
雪乃も学校に出てきていた。
陽乃や葉山もなぜか出席。みんな揃っているのに会議は
なかなか始まらない様子。相模は楽しそうに友達とお喋り中。
見かねた城廻先輩が相模に声をかける。それでやっと相模は
お喋りをやめて席につくが、自分で議事を進める気は皆無なので
隣の雪乃に「雪ノ下さん?」とちょっと不機嫌そうに声をかけた。

雪乃の司会で委員会がスタート…
今回の委員会が開かれたのは、文化祭のスローガンを決める為。
とりあえず、提出されているスローガンの候補を色々と
ホワイトボードに書いていくが、ろくなものがない。

その中でONE FOR ALLというものがあり、それを見た
葉山は「ああいうの、ちょっといいよな」と気に入った様子。

葉山「一人はみんなのために。俺は結構好きなんだ、ああいうの」
八幡「そんなことか。簡単だろ」
葉山「え?」
八幡「一人に傷を負わせてそいつを排除する。
   …一人はみんなのために。よくやってることだろ」
葉山「比企谷…、お前」

ヒッキーらしい見解だ…w

相模は「最後にうちらから~」とか言って、ホワイトボードに
☆絆~ともに助け合う文化祭~
という文字を書いた。
ぷっ それ相模が言うか?w
それを見て八幡は思わず「うわぁ…」と声を出す。

相模は「何か変だった?何か言いたい事があるんじゃないの?
嫌なら他に案出してね」と引きつった笑いを浮かべながら、不機嫌
そうに言う。八幡は「それじゃあ…」と、自ら案を出す。

「☆人~よく見たら片方楽してる文化祭~ とか」
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委員会の出席者は一瞬みんな絶句。
そりゃそうだ、思いっきり相模の事を皮肉っているんだから。
そして、委員会のメンバーの中にも、相模と同じように楽して
仕事を他の人に押しつけている人もいるし。
すると、陽乃は大声で笑い出す。陽乃、ほんと、面白がってるなw

平塚先生から説明を促される八幡。

八幡「いや、人という字は人と人が支え合って、とか言ってますけど
   片方よりかかってんじゃないっすか。誰か犠牲になることを容認
   しているのが"人"って概念だと思うんですよね。だからこの
   文化祭に、文化祭実行委員会にふさわしいんじゃないかと」

平塚「犠牲、というのは具体的に何を指す」

八幡「俺とか超犠牲でしょ。アホみたいに仕事させられてるし。
   ていうか人の仕事押し付けられてるし。それともこれが
   実行委員長言うところの"ともに助け合う"ってことなんですかね。
   助け合ったことがないんで俺はよく知らないんですけど」


みんなの視線は相模に集中、相模は焦ったような表情をしていたが
その隣では、雪乃が…なんと…書類で顔を隠して肩を震わせて声も
出さずに笑っていた。
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そりゃ、笑っちゃうよねw

暫くした後、雪乃はふっと顔をあげ「比企谷君…却下」
とヒッキー案を却下。今日はこれ以上委員会を続けてもいい案は
出ないと判断した雪乃は、今日の委員会はこれで解散にしておき
ましょうと、明日、再び委員会を開く事を相模に提案。
全員で考えて、遅れは全員全日参加にすれば充分取り戻せると
堂々と告げる雪乃の案に、不満の声は出なかった。もちろん、相模も。

会議が終わると、結局、一番の悪者は八幡のような形になり
「自分が楽したいだけだろ」と陰口まっでたたかれていた…。
葉山なんて、ヒッキーの方を一回も見ずにサッと教室から出て行ったし。
ONE FOR ALLの時の八幡と葉山の会話を思い出すな…。

教室から八幡が出てくると雪乃が待っていた。
雪乃は誤解を解いた方がいいと言ってくるが、八幡は言い訳は
しないと言う。その後の雪乃と八幡の会話は、何かつっかえていた
ものが一つ落ちたかのような、以前の二人のようなちょっと小気味いい
会話だった。雪乃は先にその場を去ろうとし、八幡が「じゃあな」と
声をかけると、雪乃は振り返って、ぎこちなく手を振りながら
「また明日」と言った。 手のぎこちない感じが可愛かったよぉおお!

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翌日の委員会でスローガンが決定…

千葉の名物、踊りと祭り!
同じ阿保なら踊らにゃsing a song!!

委員会は皆、やる気に溢れ、この前までの酷い感じとは
一変していた。これも全部八幡のお陰だな…。
相模は、今まで何もやってこなかったからか、今更何を
やるにしても勝手が分からない感じで、ただ、座っているだけの
ように見えた。

またいつものように陽乃がやってきていた。
陽乃は八幡の功績について指摘…
陽乃「ここでクイズです!集団をもっとも団結させる存在はなんでしょ?」
八幡「冷酷な指導者ですか」
陽乃「またまたぁ、知ってるくせに。の存在だよ」

陽乃はやっぱりわかっている。八幡が自らをその敵と
なった事によって、委員会が一つになった事を。
「君みたいな悪者がちゃんとやってるなら対抗心が出るでしょ。
 敵がしっかりしてないと成長もしないからね。
 争いこそが技術を発展させるのであ~る!」
そう言った陽乃の視線の先には雪乃。それを見た八幡は
「あの…もしかしてわざと雪ノ下の…」
と陽乃に言いかける。陽乃は八幡の口に指先をあてて、それ以上
八幡に喋らせない。
「お姉さん、勘のいいガキは嫌いよ?」
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つまり、雪ノ下陽乃という人物は、妹の雪乃を成長させる為に
彼女の敵のように振る舞っているという事なのか…。

陽乃は「やっぱ文実はこうでなきゃ~[黒ハート] あ~今、すっごく
充実してるな~」と大きな声で嬉しそうに言う。
一瞬、相模の方見てたなw 
この陽乃の言葉は暗に、この前までのダラダラした実行委員会を
否定した、つまり、相模に対する皮肉なわけだな。
相模は相変わらず何もせずに座っているだけ、ただ、もう
その顔には笑顔はない。


そして文化祭の日がやってきた!!
体育館のステージで城廻生徒会長の挨拶で活気良く始まった文化祭。
城廻会長に続いて、実行委員長である相模の挨拶だったが、相模
緊張のあまり、超gdgdな挨拶を披露した。相模、ほんとダメダメだなw

2Fの☆ミュは大好評、海老名は大出血(鼻血)
戸塚王子と葉山の演技を見て、八幡は自分が出て戸塚と
共演すればよかったと、ちょっと後悔w

休憩中、2Fの受付に八幡が一人で座っていると、「お疲れ」と
結衣がやってきた。二人は実行委員としてテキパキとトラブルを
解決する雪乃の姿を見て、雪乃が元気になった事を確認。
結衣は、雪乃の事は待つ事にしたと八幡に告げる。
「ゆきのんは、たぶん話そう、近付こうってしようとしてるから。
 だから待つの。でも待っててもどうしようもない人は待たない。」

「まあ、どうしようもない奴待ってても仕方ないわな」

「違うよ、待たないで、こっちから行くの」
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八幡「そうか…」
結衣「うん、そうだ」

二人は結衣が持ってきたハニトーを一緒に食べ、食べ終わると
「いくらだった?」と財布を取り出す八幡。結衣はお金を
受け取る気はなく、暫く問答のようになり、最後に結衣は…
「わかった。じゃあ、今度ハニトー奢ってもらうことにする。パセラで…」
と言ってきた。

それって…
前の八幡なら、すべてを拒否していたかもしれないが
今の八幡は少し成長したようだ。

結衣「で、いつにする?」
八幡「あ、あの、すいません、ちょっとよく考えさせてください…」

今はこれが精一杯という感じの八幡の返答に、結衣は
フッと息をもらした。結衣は、八幡のことをよく理解してるよな。
今は、そんな八幡を温かく見守っているという感じに見えたぞ!

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その頃…
女子トイレの個室では、相模がなんか落ち込んだ様子で…
って、相模さん、開会式のgdgd挨拶で恥かいて、自分の
不甲斐なさを痛感してるのかね?


今回はこんな感じでした
またしても、炸裂した、ヒッキーの自己犠牲精神。
「本当に世界を変えるってことを教えてやる」と言っていた
八幡の言葉、八幡は本当に世界を変えてしまった。あの僅かな
やり取りで、世界を変える、その方法は自らをヒールとして
位置づける事… こりゃ、ほんとに八幡にしかできない技だわ…。
あの後、葉山はプイっと帰っていったように見えたけど、きっと
葉山はまた、ちょっとした敗北感のような、そういうのを
感じていたのではないだろうか。この方法は葉山には決して
できない方法だもんね。
あれで、八幡は雪乃の心も救ってしまったわけだ。

相模は、ほんと何もしていなかったな…
恐るべし。もう、ほんとお飾りの実行委員長という感じに
なってたが、じゃあ、挨拶くらいちゃんとヤレるのかというと
あの体たらく、びっくりしちゃうくらいの酷い挨拶だった。
トイレに籠もっていたけど、何、今更、自分が実行委員長なんて
やる噐じゃない事を痛感したわけ? 
それに、相模、文化祭始まっても、全然何もしてないし…。

結衣と八幡の関係は、ちょっと一歩進んだように
見えましたね~ 結衣の「待たないで、こっちから行くの」
という言葉、あれが自分に向けられた言葉である事は
八幡も理解していただろう。

前回までのレビューは以下からどうぞ
① こうして彼らのまちがった青春が始まる。
② きっと、誰しも等し並みに悩みを抱えている。
③ たまにラブコメの神様はいいことをする。
④ つまり、彼は友達が少ない。
⑤ またしても、彼は元来た道へ引き返す。
⑥ ようやく彼と彼女の始まりが終わる。
⑦ ともあれ、夏休みなのに休めないのは何かおかしい。
⑧ いずれ彼ら彼女らは真実を知る。
⑨ 三度、彼は元来た道へ引き返す。
⑩ 依然として彼らの距離は変わらずに、祭りはもうすぐカーニバる。


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