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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 ⑫ それでも彼と彼女と彼女の青春はまちがい続ける。 レビュー [アニメ]

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八幡が実行委員として文化祭の写真を撮ってると小町
抱きついてきた。結衣は教室にいるぞと小町に言うと…

「お兄ちゃんはなんで教室にいないの?居場所がないの?」
「…彷徨える孤高の魂は拠り所を必要としねぇんだよ」
「わー、かっこいい(棒」

彷徨える孤高の魂…っていうとなんかかっこいいなw

八幡が仕事中だと言うと、小町は涙ぐみながら喜び、
仕事っていっても下っ端の使いっ走りみたいなものだと
説明すると「なら納得」とサラっと答える。
小町が去った後、八幡の目線の先には雪ノ下雪乃

人混みの中でも雪乃は目立つな。
雪乃は八幡の姿に気付くと、あれっなんか冷たい表情!?

 


校内では、体育館に走る生徒の姿が。
「行けばわかるわ」と言う雪乃と一緒に、体育館に行くと
ステージでは陽乃の指揮でオーケストラが音楽を奏でていた。
雪乃と八幡は体育館の後ろでその演奏を見る。

雪乃「さすがだわ」
八幡「意外だな。お前が褒めるなんて」
雪乃「そう?私はこれでも姉さんを相当高く評価しているのよ
   私もああなりたいと思っていたから」
八幡「…ならなくていいだろ。そのままで」

最後の八幡の言葉、雪乃にとっては凄くいい言葉だな。
かなり小さめな声で呟くように言ったけど、雪乃には
ちゃんと聞こえているよね。


ここでトラブル発生…
相模行方不明になった。
もうすぐエンディングセレモニーだというのに実行委員長がいない。
だいいち、相模、文化祭の間、ずっと行方不明だろ…w
エンディングセレモニーでの実行委員長の役目は挨拶、総評、
賞の発表。優秀賞と地域賞の投票結果を知っているのは相模
だけなので代役を立てるのは難しい。最悪の場合、賞発表だけは
後日に回すという手もあるが、地域賞の発表はここでしないと
あまり意味はないと雪乃は言う。 

ちょっとぉおお…相模、何、迷惑かけてるんだ…

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相模を見つけるまでなんとか時間稼ぎをしなければならない。
葉山達も協力してくれて、なんとか場を繋いでくれる事に
なったが、そんなに時間は稼げない… 
雪乃は八幡に、もうあと10分稼げたら、見つける事はできるか?と
訊いてくる。

八幡「…わからん、としか言いようがないな」
雪乃「そう、不可能とは言わないのね。それで充分だわ」

雪乃はそう言うと陽乃を舞台袖に呼びだし、陽乃に手伝ってくれと
頼んだ。陽乃は、雪乃がちゃんとお願いするなんて初めてだから
今回はそのお願いを聞いてあげると、かなり上から目線な言葉を返す。
やっぱり陽乃の迫力はまたひと味違うな…

雪乃「お願い?勘違いしてもらっては困るわ。これは実行委員としての命令よ」
陽乃「で?その命令に反した場合のペナルティーはあるの?出展取り消し
   されても、もう私関係ないし。どうする?先生に言いつけちゃう?」

陽乃は余裕な態度で、楽しそうに攻めの姿勢…。
結衣が何かを言おうとしたが、それを手で制する八幡。
ここは、雪乃を信じて見守るしかない。

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雪乃「ペナルティーはないわ。でもメリットはある」
陽乃「どんな?」
雪乃「この私に、貸しを一つ作れる。これをどう捉えるかは、姉さん次第よ」

陽乃は「ふぅん… 雪乃ちゃん、成長したのね」と、さっきまでの
ような笑顔はもう浮かべないで、冷たい表情で呟いた。
それに対して雪乃は微笑みを浮かべて言う…
「私はもともとこういう人間よ。17年一緒にいて見てこなかったの?」

この二人のやり取りを見て、思わず笑ってしまう八幡。
「何か…?」と雪乃に睨まれたが、まだ笑っている八幡…

八幡は思う…
ああ、まったくそうだ。雪ノ下雪乃って奴はこういう人間なんだ。


雪乃は陽乃や平塚先生、城廻会長と共に、場を繋ぐ為に
即興でバンドをやるつもりらしい。ギターが雪乃、ベースが
平塚先生、キーボードが城廻会長、ドラムが陽乃… でヴォーカルは…
雪乃は結衣「あなたを頼らせてもらっても、いいかしら?」
訊いてくる。結衣は口ごもりながらも、最後は雪乃からマイクを受け取り…

「そう言ってもらえるの、待ってたよ」
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「ありがとう」
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前回、結衣は「ゆきのんは、たぶん話そう、近付こうってしようとしてるから。
だから待つの」と言っていた。きっと、今回、雪乃から頼られて、本当に
嬉しかったんだろうな…。


そしてヒッキーは…相模を捜すという最重要なミッションへ一人で向かう。
選択肢を絞る為に、もう1人のぼっちスペシャリスト、材木座に連絡を
入れ、普段学校に一人でいるときどこにいるかと訊く八幡。
そこから絞られた場所… そこは特別棟の屋上だった。

そこに相模はいた。
相模は捜しに来た八幡の顔を見て、ガッカリした顔をしたw
最初、ドアが開いた時にはちょっと期待していたような顔してたから
1軍の人や友人が捜しに来てくれる事望んでいたんだろうな。
ほんと、相模ってどこまでも腐っている…。

エンディングセレモニーが始まるから戻れと八幡が言うと、案の定
ごねる相模。挙げ句に、雪乃が代わりにやればいいとか、集計結果
だけ持っていけばいいとか言い出す。 何なの相模…
ほんと、集計結果だけ持っていけばいいと思うわけだが、それでは
ダメだと八幡は思う。雪乃が受けた依頼は、相模に文化祭実行委員長
としての責務をまっとうさせる事、集計結果だけ持っていったら
雪乃のしてきた事を否定することになる。

今、俺が為すべきことは相模南を委員長としてあの場に立たせること。
そして委員長としての栄光と挫折と後悔をきっちりと与えてやることだ。
その為には相模が欲しがってる言葉をそのまま聞かせてやればいい。
ただ、残念ながら、俺ではそれができない。

そうだよな…ヒッキーがいくら言っても、相模が動くわけがない。
相模が声をかけてもらいたいのは、葉山とかね…ああいう人達だから。
手詰まりになった時、屋上にその葉山が相模が文実でつるんでいた
女子二人を引き連れて現れた。その時、葉山を見た相模の顔ったら、
さっき八幡を見た時の顔とは全然違う、期待に満ちた顔だったw
葉山はさっそく「早く戻ろう?」と優しく相模に声をかけ、説得に入る。

ここからがまた、相模のうざさの真骨頂だった…
葉山と友人女子二人で優しく、相模を持ち上げつつ、説得してると
いうのに、まだ相模はウダウダと言って、戻ろうとしないのだ。
ちょっとぉおおお、いったいこの女は何をしてもらいたいの?
さすがの葉山も、チラっと腕時計見たぜ…w 
いったい何が足りないというのか。
もっともっと優しい言葉でたっぷり時間をかけてチヤホヤ
されたいんだろうな。しかし、そんな時間はない。

タイムリミットはもうすぐ。
ここは最速最短で相模を戻すしかない。
力づくではなく…彼女の意思で動かす為には。


雪ノ下は雪ノ下のやり方を貫いた
なら、俺は俺のやり方で
正々堂々、真正面から卑屈に最低に陰湿に。


葉山「大丈夫だから、戻ろう」
相模「うち、最低…」
八幡「はぁ~本当に最低だな」

八幡「相模、お前は結局ちやほやされたいだけなんだ。かまってほしくて
   そういうことやってんだろ?今だって"そんなことないよ"って言って
   ほしいだけなんだろうが。そんな奴、委員長として扱われなくて当たり前だ」

相模「何言って…」

八幡「ほんとは雪ノ下みたいになりたかったんだろう?あんなふうに誰かに
   認められて、求められて、頼りにされる人間に。だからインスタントに
   委員長という肩書きを貼り付けた。誰かにレッテル貼って見下すことで
   自分の優位性を確認したかった。それがお前が言う成長の正体だ。
   みんな多分気づいてるぞ。おまえのことなんてまるで理解してない
   俺がわかるくらいだ。」

相模「あんたなんかと、一緒にしないでよ…」

八幡「同じだよ。最底辺の世界の住人だ。よく考えろよ。お前にまったく
   興味のない俺が、一番早くお前を見つけられた。つまりさ…
   誰も真剣にお前を捜してなかったってことだろ

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凍り付く相模


八幡「わかってるんじゃないのか? 自分がその程度の…」
と、八幡が言いかけた所で、葉山が八幡につかみかかってきた。
葉山は八幡の胸ぐらを掴んで壁に押し付けると、今までに見せた
事がない超怖い顔で…

「比企谷、少し黙れよ」
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こ、怖いww
葉山は相模を追い詰めて傷つけた八幡に対して怒ってはいたが
それと同時に、八幡のやり方に対して腹が立ったのだろうな。

八幡の思惑は見事に成功、相模の友人二人はグッタリしたような
相模を抱えるように、その場を去ろうと葉山を促す。
女子達は「てか、アイツ誰、ひどくない?」「マジで気持ち悪い。
ブツブツ偉そうにさ」等と、八幡に聞こえるような声で露骨に
文句を言いながら屋上を後にした。
女子達が居なくなった後、葉山が去り際に言う。

「どうして…そんなやり方しかできないんだ」
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スローガンを決める時に、ONE FOR ALLという言葉をめぐっての
葉山と八幡の会話を思い出すな…。
「一人に傷を負わせてそいつを排除する。
 一人はみんなのために。よくやってることだろ」
まさに、自分で言ったこれを体現してしまったような八幡。
あの時、葉山はこの八幡の意見にドン引きだった。
しかし、そんな八幡のやり方の一旦を担うような役割に
まさか自分がなるとは、葉山も思っていなかっただろう。
あそこで、葉山が八幡の胸ぐらを掴んで怒りを見せる事で
この方法は完遂するわけだから…。

八幡は自分をヒールとして貶めて、また世界を変えたのだ。
スローガンを決める時の会議で、文実と雪乃を救ったように。
一人屋上に残された八幡は座り込む。
爽やかな青い空と正反対な八幡君…w
すると、体育館の方から、雪乃達の演奏の音と、生徒達の歓声が。
八幡は体育館へ向かう。

眩しいステージ
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八幡は一番後ろで、その様子を見ていた…
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君は光~僕は影~という感じだな…

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相模は…?
エンディングセレモニーの相模の挨拶は、オープニングの
挨拶に続いて、酷いものだったw 終わった後の相模は、例の
二人の女子達に慰められながら大泣き。 なんで泣くんだよ。
もちろん、自分の不甲斐なさに対してだよね? 
ま、結局、相模にとって、今回の文化祭は自分の思惑通りには
何一つ進まず、彼女が目指していた"成長"は何一つ成し遂げ
られなかったわけで…w ただ、それに対して、彼女が少しでも
何か反省したり、自分を省みたりしてるのかというと、それは
わからない。もし、相模が少しでも反省して改心していれば
それが本当の成長に繋がるんだろうけど、相模ほど腐っていると
きっとそれはないんだろうな。 というわけで、相模に関しては
なんかスッキリしない感じだった。

しかも、八幡が相模にやった事が速攻で言いふらされたらしく
事情を知らない生徒達の間では完全に八幡が悪者になっていた。
相模のクソみたいな女友達は
「あいつがなんが言わなかったら平気だったのにね」
「あれで調子狂ったよね~」
なんて、相模の不調を全部八幡の所為にしていたw

戸部とかまで、ヒッキーの事酷いとか言ってるしw
それに対して、葉山がちょっと八幡を庇うような事を言うと…

三浦「隼人優しい…」
海老名「隼人くんがヒキタニ君を庇ってる…
    昨日の敵は今日のホモっっ ブホっ←鼻血」
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三浦「ちょっ海老名、おまえマジ擬態しろし!」

ワロタw 


そんなやり取りを横目に、文実としての仕事をこなす八幡。
ステージや座席の撤収とか…そんな仕事が残っているのだ。
もちろん、相模は手伝ってないよ! っていうかいないし。
戸塚が、ちょっと心配したような顔をして、八幡に手を
振りながらちょっと微笑んでその場を去っていった。
みんなが、八幡を悪者扱いしてるから、心配してくれてるんだろうな。
材木座も、八幡の方を見て、肯くようなジェスチャーをして
去っていった。彼もちゃんとわかってくれてるw

すると、そこに陽乃と平塚先生。陽乃は八幡の肩をパンパンと
叩いて「いやー、比企谷君は最高だね。みんなから聞いちゃったよ。
そのヒールっぷり、わたし好きだなー。雪乃ちゃんにはもったいないかもね~」
と言って去っていった。陽乃も全部わかってくれてるからな。

平塚先生は溜息混じりに言う…
「スローガン決めの時といい、相模の一件といい、結果的に君の尽力は
 大きかったように思う。だが、素直に褒める気にはなれない」

平塚先生は八幡の頬に手を添える。
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「比企谷、誰かを助けることは、君自身が傷ついていい理由にはならないよ」

八幡「いや、別に傷つくってほどのもんでも…」
平塚「例え、君が痛みに慣れているのだとしてもだ。君が傷つくのを
   見て、痛ましく思う人間もいることにそろそろ気づくべきだ、君は」

平塚先生はやっぱ大人だな…。


夕方、後片づけが終わった後、部室に向かった八幡。
部室の扉を開くと、雪ノ下雪乃が既に中に居た。

「あら、ようこそ。校内一の嫌われ者さん」
「喧嘩売ってんのか…」


「どう?本格的に嫌われた感想は」
「ふっ存在を認められるってのは、いいもんだな」
「驚くべきか呆れるべきか…あなた、やっぱり変ね。その弱さを
 肯定してしまう部分、嫌いではないあけれど」
「ああ、俺も嫌いじゃないんだ。むしろ大好きだね、こんな自分が」

私も、ヒッキーのそんなところが好きです。
自分の事をキライじゃないところが。
雪乃と交わす言葉がいつも新鮮で心地よいと感じる八幡。

問い直して、新たに導き出した答えはちゃんと結論になっている。
なら… 
なら俺と彼女は…

「なぁ雪ノ下。俺と…」
「ごめんなさい、それは無理」
「まだ最後まで言ってねぇだろ」
「前に言わなかったかしら。あなたと友達になることなんてありえないわ」
「そうかよ…」
「そうよ。虚言は吐かないもの」
「いや別に嘘ついてもいいぞ。俺もよくついてる。知ってるものを
 知らないっつったって、別にいいんだ。
 許容しないで、強要するほうがおかしい」

「嘘ではないわ。だって、あなたのことなんて知らなかったもの
 でも…今はあなたを知っている
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「そうですか…」
「ええ、そうよ」

さすがの八幡も、雪乃の可愛さに照れてしまったw
ここで、由比ヶ浜結衣が部室にやってきて、後夜祭に行こうと
誘ってきた。雪乃も八幡も行かないという方向で結衣に話すが
結衣はそんなのはお構いなしに、雪乃と八幡の作業が終わるのを
待つとニコニコしながら待っている。



人生はいつだって取り返しがつかない。
こんなどうしようもない一幕でさえ、いずれは失うのだ。
そして失ったことをきっといつか悔やむのだろうと思いつつ…
八幡は報告書を記していく。


今回はこんな感じでした
スローガン決めの時に続いて、見事な八幡君のヒールっぷり…
まさに今回も彼にしか出来ない方法で見事に問題を解決してしまった。
そんな彼は、ただのぼっちから、嫌われ者になってしまったかもしれないが
彼の事を知っている人は、みんなちゃんとわかってくれている。
「誰かを助けることは、君自身が傷ついていい理由にはならないよ」
という平塚先生の言葉がなんかちょっと泣けたわ… 
八幡は別に傷ついていないって言っていたけど、自分を悪役に
自分で仕立て上げる八幡の姿なんて、確かに、彼の事が好きな人達から
見たら、気持ちがいいものではない。心配しちゃうよね。
腹が立つのは、相模のような腐った人間の為に、八幡が悪者に
なった事だ。本当は糾弾されるべきである相模が被害者になって
八幡が加害者になってしまうって、どういう図式なの。
ヒッキーが選んだ方法だけどさ…。
とにかく、あんなくだらない人間の為に、これ以上八幡や雪乃の時間が
割かれる事は、それこそ悲劇なので、相模の事はキレイさっぱり
忘れる事にした方がいいな!

部室での雪乃と八幡の会話、あれで、事故の事は解決。
これで、やっと、雪乃と八幡は新しい関係を始める事ができるという事か。

今回で実質最終話ですね~
次回は番外編、楽しみだな~!

前回までのレビューは以下からどうぞ
① こうして彼らのまちがった青春が始まる。
② きっと、誰しも等し並みに悩みを抱えている。
③ たまにラブコメの神様はいいことをする。
④ つまり、彼は友達が少ない。
⑤ またしても、彼は元来た道へ引き返す。
⑥ ようやく彼と彼女の始まりが終わる。
⑦ ともあれ、夏休みなのに休めないのは何かおかしい。
⑧ いずれ彼ら彼女らは真実を知る。
⑨ 三度、彼は元来た道へ引き返す。
⑩ 依然として彼らの距離は変わらずに、祭りはもうすぐカーニバる。
⑪ そして、それぞれの舞台の幕が上がり、祭りは最高にフェスティバっている。


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