東京マグニチュード8.0 第10話 「おねえちゃん、あのね」 レビュー キャプ

真理と別れ、自宅方向へ向かう自衛隊の負傷者移送トラックに乗ったた未来と悠貴。
トラックの中で悠貴の体を気遣う未来に、悠貴は突然

「おねえちゃん、あのね・・もしも僕が死んじゃったら・・どうする？」

と言い出す。そんな悠貴にバカな事を言うなと怒る未来。二人は今までの思い出話
やこれからの事を話ながらトラックに揺られる。そして、ついに自宅のある
砧公園に辿り着く。

後は続きからどうぞ

トラックを降りて、自宅方向へ歩き出すと、クラスメイトのマユに出会う。
マユから、両親の無事を聞いて喜ぶ未来。母親が小学校の体育館に避難している
という事を聞いてそこへ向かうと、悠貴の小学校の友達のイツキに出会う。
イツキに案内され、体育館へ行くと、母親の荷物はあるが、姿はなかった。
いつの間にか消えた悠貴を探す為に、イツキと学校内を探す未来だが、悠貴の
事を考える度に違和感のようなものを感じる未来。チラチラ現れる悠貴の姿を
追うといつの間にか、悠貴のクラスの教室へたどり着くと、そこで未来という
文字の習字を眺める悠貴がいた。悠貴に話しかける未来の後ろからイツキの
声がして振り返る未来、そして、再び悠貴のいた場所を見ると、悠貴はいない。
クラスに貼ってある悠貴の描いた絵を見た未来の目にはなぜか涙が溢れて
くる。ただならぬ未来の様子にイツキは少し怯えるが、今度は、イツキが
悠貴に渡したいというマロニエの観察日記を取りにイツキの自宅に・・。


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半壊状態の自宅にイツキはノートを取りに入るが、外で待っている未来を
悠貴は導くように、中に招き入れる。イツキの部屋に行くと、イツキがノートを
未来に渡す。イツキの部屋の中に入らない悠貴に未来が話しかけ、
ノートも手に入ったし、早く家を出ようと、イツキに促す。イツキが部屋の外に
出ようとしたとき、大きな余震がおきる。一気に崩れ落ちるイツキの部屋、廊下で
うずくまって、動かなくなる悠貴の所に未来はイツキをともなってかけより、
３人で余震をやり過ごす。気付くと、未来達が、悠貴にかけよる前にいた
場所はすべて崩れ去っていた。うずくまり動かなくなった悠貴にかけよらなければ
未来もイツキも死んでいたかもしれないのだ。唖然とする未来達だったが、
悠貴が消えている、はっとして周囲を見ると、悠貴が突然現れ、その姿を
見た未来は、悠貴が死んだ時の事をすべて思い出す。あれは夢ではなかった、
あれは現実だったのだと・・。　そして悠貴は言う

「ごめんね・・おねえちゃん、あのね・・僕、死んじゃったんだ。」

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ついに、悠貴が自分が死んでいる事を未来に打ち明けるという、辛い現実な話が
やってきましたね・・。　もう視聴者側からすると、悠貴が死んでいるのが
わかっているから、見ていて辛いですよね～。　真理のさんの所に忘れてきて
しまったリュックをいつの間にか悠貴が背負っている所とか、あちゃーって感じ
ですよ。なんというか、幽霊ならではって感じで・・。

悠貴のクラスメイトのイツキ君、声、沢城みゆきですけど、イツキ君の母親の声
もやっていましたねｗ　

それにしても前回に続いて悠貴の導きみたいのが細かく描かれていますなあ・・
イツキが１人で家に入った時も、もし、あそこで悠貴が未来を家の中に呼ばなかったら、
イツキ君は１人、死んだかもしれないし、余震が起きた時も、悠貴があそこで
動かなくなった事で、未来とイツキ君があの場所に移動して助かったんですからね・・
ますます、心霊ちょっといい話・・みたいな感じに。
オカ板で前読んだ「大震災の夜」を思い出したよ。
学校内に未来が入るように導いたのも、自分の習字や、絵を見せたかった
んでしょうね・・(ﾉД`)　

最後、悠貴が未来に自分が死んでいる事を言うシーン、イツキ君が、( ﾟдﾟ)ﾊｯ!っと
したけど、あれは悠貴の姿がイツキ君にも見えたのでしょうか？イツキ君にも
悠貴の姿を見てもらいたいですよね、じゃないと、あの悠貴の姿が未来の
妄想みたいになってしまう。ここでイツキ君にも姿を見せる事で、本当に
悠貴は未来と一緒に戻ってきたっていう事になると思いますよ。

さて、次回は最終回・・　悠貴へ

前回までのレビューは以下からどうぞ
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話「まっしろな朝」
第9話「今日、さよなら」