たまに、夜、出かけた帰りとかに、前川さんに遭遇するらしい。
もちろん、コスプレモードの前川さん、ってことは
「キボネング・デコ」かw
休日…流子さんが、街を案内してくれるというから、待ち合わせる真。
あれ、なんか
デートみたいじゃないか。待ち合わせ場所に
現れた流子は朝練があったから、制服姿。でも、自転車は乗ってきて
なかった。ヘルメット被るとせっかくセットした髪がくしゃくしゃに
なるからって…ニコニコしながら言う。流子さん…カワイイなあ…!
クリックで別ウインドウ原寸大表示ファミレスのドリンクバーで流子さんが作った変な飲み物を
飲みながら、変な会話をする真。まあ、ほとんど、流子さんが
なんか変な事をしゃべっているわけだが…。
キラキラしたブルーの
飲み物を見た時、エリオの事が脳裏をよぎる真。
流子さんにとって、神秘って何?流子さんの神秘論…なかなか面白い。なんというか、流子さんにとって
今、こうしている事自体が神秘であるという。世の中には知らない事
ばかり、色々な事の仕組みとか、そういうのは突き詰めてみれば
実際はわからない事だらけで、わかっている事の方が少ない、でも
なぜか生きていられる…
神秘が組み合わせって私を生かしてるんだなぁって…なるほど、なかなか面白い発想だ。言われてみたら、ほんとそうだw
流子さんとの有意義な時間を終え、夕方、家に帰ろうとすると
道の途中で、布団グルグル巻きのまま、裸足でぺたぺたと歩く
エリオに出くわす。なんか、知らないが、エリオにつっかかる真。
真君、なんかエリオに苛立っているのかねえ… エリオはいつもの
ように色々反論をしなかった。
その夜、真の部屋に女々が入ってくる。
女々さん、パンツ線がなんとも…w
女々と一緒にトランプなんかをした後、女々はいきなり
真に抱き付き、変な忠告をしてくる。
エリオが綺麗だからってかまってるなら 諦めなさい興味本位でこれ以上近付くのはやめたほうがいいからなんだ、なんだ…どういう意味でこんな忠告を…
女々はエリオを可愛がっている、その証拠があの
ボールチェアー。
ちなみに、ボールチェアーは本物を定価で買うと80万円くらい
するんだぞい。同じ
エーロ・アールニオ の椅子だったら、
ボールチェアーより、
バブルチェアーの方が好き。
あ、話それた。
女々は、真がエリオの苦労とかを背負い込む必要はないと言う。
そんな事、言われてもなあ…という感じだろう真は。
女々が去った後、真は女々が完全に去ったのを確認すると
女々がちょっと使った自分の枕に思いっきり顔を埋める…とここで
女々が突然戻ってきた。もちろん、真の行動を見越して。
なんという恥ずかしい瞬間なんだろう…w
真はエリオに何ができるか、色々考える。
色々考えた末、彼に出来る事はエリオの宇宙人信仰をなんとかする
事しかなかった。
幻想を、ぶっ壊す!いやいや、そんな熱血キャラじゃないからな…俺上条さんキタ――(゚∀゚)――!!w
宇宙人を後ろ向きに信じていることが、我慢ならない。
神秘とは希望であるべきだった。
深海に思いを馳せて俺が未知の生物を夢想するように。
前へ前へと、押しやってくれる存在であるべきだった。
それを自分の過去へと置き、後方の安全確認程度の立場しか
役割を与えない、今の藤和エリオは地球人失格だ。
だけどあいつは宇宙人じゃない。
だから、
だーかーらー、将来は知ったことじゃない。
でも、今許せないことだけは、解消してやる。
よーし、よーし、よーし
よ―――、し!
エリオの元へ走り出す真。そして、いつものように簀巻きに
なっているエリオを掴み上げて言う。
今から一緒に空を飛んでやる。出来なかったらお前、地球人になれ自転車の整備をする真。よくみりゃ、この自転車はあの映画E.T.
の撮影に使用されたモデルの自転車。
おいE.T.籠に乗れ。そっちの方が気分出るだろ飛べるなら、宇宙に帰ればいいさ。そのままなそう真に言われ、いつものように籠に乗り込むエリオ。
整備したわりに、自転車はいつものようにノロノロ進み、やっと
海が見える位置まで辿り着く。小高い海が見える道路の上で
色々と計画を立てる真。
ギリギリまで崖に高速で近づき、エリオが死の恐怖を
ちらつかせたら即減速、進路修正。即時帰路に就き、
地球人認定書でも発行する… これはエリオが根負けするまでの
チキンレースなのだ。
クリックで別ウインドウ原寸大表示思いっきり坂の上から海へと続く道、思いっきり下り始める真。
加速は思った以上につき、猛スピードで下る… しかもなんと
ブレーキが利かないw 横に逸れたら絶対死ぬような状態になり
足でブレーキをしようとしても止まらない。もう、こうなったら
しょうがないと、そのまま思いっきり進む真。
このまま、いっちまっ! ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
I Can Fly飛んだw 一瞬? 飛んだけど、すぐに落下した。
下が海で助かったという所か…いや、ほんと、ヘタしたら
死んでたね。これは。 海に沈んだ真は、海底へと沈んで行く
自転車を見送った後、海面に顔を出す。エリオも海面に顔を出し
いつもより、かなり早口で自分の状況を語っていた。
傷ついたと嘆くエリオ。
真はエリオの手をとって言う。
一回も傷つけ合わずに円満なまま終わる関係なんで、絶対ないだろエリオ「…意味分かんないし」
つーか、何も始まってないし。今が初対面だからな地球に帰還した美少女と仲良くなりたい。存在しない記憶で悩んだり苦しんでるなら、まぁ愚痴ぐらいなら聞いてやりたい。今日はその為のレクリエーションだ仲良くなるにはやっぱり、お互いを知る必要がある。つまり、自己紹介は大事だおい地球人、名を名乗れ「藤和、エリオ!」「おいっす。俺は丹羽真、ヨロシク!」今回はこんな感じでした。
いやー、最後、エリオが涙を拭いながら、自己紹介するシーン、
なんかちょっと感慨深かったなあ… 感動したというにはちょっと
足らないけど、それに近い感情が湧いた。宇宙人うんぬんからは
これでけっこう脱却できそうな感じだよね。真が、地球に帰還した
美少女と仲良くなりたい…と言う所の台詞も良いわ… 真の言葉が
届いた瞬間のエリオの、ハッとした表情もよかった。ほんと
美少女すぎる。 真がエリオに構う理由に、彼女が美少女だからと
いう部分がけっこう大きな割合を占めているのも、今回わかった。
そうだよね、あんだけの美少女、構わずにいられないよね。
で、これからどうなるんだろう? エリオがよりどころにしていた
宇宙人から脱却した時、何が始まるんだ?w
そういえば、流子さんも何かと可愛かったな。彼女の神秘論は
なかなかよかった。
前回までのレビューは以下からどうぞ
一章 宇宙人の都会二章 失踪する思春期のレヴェリー