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自分らしくいられるから、弟妹達の面倒を見るのは別に
嫌じゃないという菜子。朝、学校に行く直前も弟の面倒を見ていた。
玄関のすぐ外で弟の面倒を見ていると、近所の人が話しかけてくる。
すると、途端に、引っ込み思案ないつもの雰囲気に戻ってしまい
言おうとしている事さえも言えない菜子。
そう…地上は息がしずらくて…
喜翆荘で、客室で接待をしているとき、お客さんから、この辺りで
ダイナミックな野生の花はどこで見る事ができるか？と聞かれ
言葉に詰まる菜子。翌朝早く、そのお客様の為に地図を描き
色々とお客様に伝えたかった事を書き出す。そして、自己嫌悪
どうしてこれくらいの事、すぐに返事できないんだろう…
でも、今、こうやって、お客様の為に丁寧な絵の地図やメモを
書いているんだから、いいと思うんだけどねえ…
巴さんが呼びに来て、お給料タイム！
緒花のお給料は、客室の花瓶を割った事が響いて５０００円だった…
菜子のお給料は、いつもより多い額で驚く菜子。巴さんは
菜子が期待されていると言ってくるが、菜子の脳裏によぎったのは
昨晩、両親が教育談義をしている時の「不相応に褒められたなら
それに見合う自分に変わっていこうと逆に努力しようとするんじゃないか」
という言葉。そんな、深く考える必要ないと思うんだけどねえ…
普通に仕事が評価されたと思えばいいのに。
たぶん、女将さんは私に変わって欲しいんだと思う。
私に努力して欲しくて、お給料に見合う働きを求めているんだと思う。
いやいやいや、それはないｗ
それを聞いた緒花は、「そうなの？」とだったら私もーと
なんかすごい勢いに。すると、菜子は
緒花ちゃんは褒めると図に乗るタイプだから
と言う。あー、毒吐いた。前から思ってたけど、菜子ちゃん
けっこう、所々でポロっと毒吐くよね。それが顕著に現れて
いたのが、第１０話辺りかな…。いやでも、「図に乗る」なんて
言葉を友達に言える？？ 凄いなあ… けっこう強い言葉だよ。
普通は例え、心の中で思っても、口には出せないと思うがｗ
自分の言葉が悪かった事に気付き、「いい意味でなの、いい意味で！」
とフォローを入れる菜子だが、いい意味で図に乗るって…ｗ
自分を変える為にこのバイトを始めたという菜子。家では本当の
自分だが、外では…と言葉を詰まらせる。
じゃあ、今、私と話しているのはホントのなこちじゃないの？
難しい質問だな～今の菜子では答えは出せないねえ。
学校で結名も含めて４人でお昼を食べていると、お給料が
少なかった緒花は結名が飲み終わったペットボトルに水を
つめにいく。民子の給料の使い道は…甘鯛を買って、魚を
焼く練習とか…女子高生がバイトのお金で甘鯛を買うってｗ
菜子はバイトのお金を貯金するという… 聞いていた結名は
立ち上がって、お金はパーッと使った方がいいよ！と言い出す。
「お婆ちゃん言ってたよ！お金は人を磨いてくれるんだって！」
と言う結名の言葉にハッとする菜子。自分を変えたいと思っている
菜子にとっては響く言葉だったようで…。
放課後、みんなで街に出て、洋服を見たりする…
民子の趣味ｗ 鮮魚Ｔシャツ
緒花が選んでいたワンピースと同じものを試着してみる菜子。
すると、結名が他のアイテムをもってきて、トータルコーディネートを
してくれる。試着室から出てきた菜子は今までとはちょっと
違った感じで、丈の短いワンピースに菜子は戸惑う感じだが
「衣装でおなごは変わるのう！」という結名の言葉の「変わる」
という部分で、菜子は服やその他、試着したものを全部購入
して、そのまま着ていく事に。
その後、みんなでカラオケ…菜子、緒花、民子の選曲が
女子高生のものとは思えない渋さでため息の結名。
その後、みんなでカフェでお茶… お客の中に、背中にでっかく
リア充って書かれたＴシャツ着ている人がいたｗ
なかなか頼むものが決まらない菜子は、民子が頼んだ料理の
残りを食べると言う、なぜなら、家で、いつも弟妹達の残り
ものを食べているからとか…。緒花は一番安いブレンドコーヒーに
ミルクを沢山付けて下さいと頼んで注文。
「涙ぐましいー」と結名ｗ
菜子はいつもの自分の生活とは違う事をしすぎて疲れた様子。
緒花が、こうやって一緒に出かけるのは初めてだから楽しいと
言うと、菜子は…
そういえば、緒花ちゃんも友達いなさそうだもんね
と言う。また毒吐いたｗ すぐに、いい意味でとフォローを
入れるが、いい意味で友達いなさそう ってどんなよ。
その後も、フォローを入れまくる菜子だが、どんどん墓穴を
掘っていく状態。と、ここで、ナンパ男がやってきて、菜子を
ナンパしてきた為に、みんなでその場から逃げる。
家に帰ると、菜子は、色々と悩んでいる様子。
どうやったら、自分を変える事ができるのか… という…
そもそも、菜子が色々悩んでいる事の一番の原因はお給料が
いつもより、多かった事、お給料に見合うようになれと
思われているのではと思っている事… そのプレッシャーが
菜子を悩ませているのだ。
変わるのは無理でも、せめて、いつもの自分で居られたら…
と思った菜子は翌朝から、喜翆荘でも、家の自分のような感じで
いこうとする。蓮さんが１５万円出して買って、嬉しそうに
着てきた派手なスカジャンに、徹でさえも、突っ込まないで
いたのに、いきなり「ダメですよ、蓮さん、そんなに面白い
格好をして仕事場に来たら」と言ってきたり、大きな声で
挨拶して豆爺を驚かせたり… いい感じ、このまま弟達と
接しているように出来たら…と思う菜子。
廊下に来ると、お客様が何やら怪しげな行動を。
話しかけても何かに夢中で、菜子に気付かないお客様の荷物を
部屋に持っていこうとすると、お客様は、その場所で庭の
花の定点観測撮影をしていた為に、大失敗…
菜子は女将の部屋に呼ばれ、平謝り。
菜子は思い切って、お給料の事を言う。
女将さんは、私がダメな仲居だから成長を
期待して下さってると思うんです…
それを聞いた、女将は、ここは学校じゃない、菜子の意識を
高める為に給料を上げるなんて悠長な事はないと言う。
その通り！そんな事あり得ないよね。成長させる為にお給料を
あげるなんて聞いたことないよｗ お給料があがるのは
それに見合った働きをしたから… それを菜子に言う女将。
女将が取り出したのは、お客様からの手紙だった。
それは、菜子が花畑の地図やメモを渡したお客様からの感謝の
手紙… 喜翆荘での菜子は確かに、家とは違うかもしれないが、
それでも、誰も気付かない所に気付いて、温かい心配りができる
そんな仲居だ、と女将は菜子に微笑む。
褒められた菜子が嬉しそうにしていると、民子が「なんか菜子、
キモイ」と言う、それを聞いた緒花は…
きなこもちときもなこちってちょっと似てるよね？
と呟く。
スランプから脱出した菜子。人魚姫のイメージの中でも
菜子は自由に、伸び伸びと海を泳いでいく
今回はこんな感じでした。
何気に、菜子が毒を吐く時が凄く好きなんですけどｗ
最初はどうなる事かと思いましたが、菜子はこのままでいいんだよね。
何も家と同じように喜翆荘でする必要はないし、どっちの菜子が
いいとかそういうのでもない。弟妹達の面倒を見て、家事をする菜子
喜翆荘でお客様に温かい心配りをする菜子、どの菜子も素敵さ。
そして、時々、毒を吐く菜子… カワエエのう。
人魚姫のイメージの時の映像がかなり面白かった。魚になった
緒花とか民子とか、あと細かい所で、蓮さん魚とか、豆爺とか
なかなか楽しい映像だった。女将も笑えたしｗ
次回はなんか学園祭もの？ タイトルが凄いんだけどｗ
前回までのレビューは以下からどうぞ
第1話 十六歳、春、まだつぼみ
第2話 復讐するは、まかないにあり
第3話 ホビロン
第4話 青鷺ラプソディー
第5話 涙の板前慕情
第6話 Nothing Venture Nothing Win
第7話 喜翆戦線異状なし
第8話 走り出す
第9話 喜翆荘の一番長い日
第10話 微熱
第11話 夜に吼える
第12話 「じゃあな。」
第13話 「四十万の女 〜傷心MIX〜」
第14話 「これが私の生きる道」
第15話 「マメ、のち、晴れ」
第16話 「あの空、この空」
第17話 「プール・オン・ザ・ヒル」