しびれるだろう?あきらめないで、まだ世界は、終わったわけじゃないから(゚Д゚)これ、メリーさんの羊の中で黒ウサギがメリーさんに
言ってきた言葉そのまんまだ…。この言葉が眞悧から冠葉に
向けて出た。しかも、眞悧は二人の黒ウサギ、シラセとソウヤを
連れている。冠葉が「アンタ何者だ!?」と眞悧に聞くと
黒ウサギが眞悧の胸にネームタグを付ける。
東鴨総合病院 医師 渡瀬眞悧(゚Д゚)エッ どういう事よw 本日付でこの病院に着任したという
眞悧。すると、眞悧は黒ウサギが抱えていたスーツケースから
赤い液体の入ったアンプルを取り出す。
生存戦略しましょうか?あれ、眞悧がその言葉を言うんだ…ますます謎だぜ…
冠葉は無力な子供だが、自分なら陽毬を助ける事ができる…的な
事を言う眞悧は、アンプルから注射器へと薬を移す。
晶馬はいつかこんな日が来ると、三年前からわかっていた
と苹果相手に懺悔中…
晶馬の回想 三年前 高倉家・夜*高倉家の罪と罰・第一部・あの日、僕たちの日常が奪われたんだ。夕食の支度も出来ているのに夜九時になっても父と母は帰ってこず
先にご飯を食べてしまおうとしていた時、警察がやってきた。そうして
晶馬達は警察の人達、そして電話で叔父さんに促されて、家からホテルに
避難。本当にいつもと同じ日だったのに、朝、父と母は朝見たきり…
二人は消え、残された晶馬達は…
眞悧はアンプルをただで渡す気はないらしい。
金か?と冠葉が聞くと、親のいない高校生に払える額ではないと
眞悧は言う。って、お金取るの? そういうの目的じゃないよね?
冠葉がお金のあてがあると言うと
「これを担保にしてかい?」と
冠葉の胸を指す眞悧。うわぁ、冠葉は自分の命を担保にしてお金を
ゲットしてるというの? どういう事よ…。
眞悧の言い方がなんか辛辣っていうか、冠葉が陽毬の為にそこまで
して冠葉に何が残るのか?とか色々聞いてきて、怖いお…
なんだかんだ、色々言ったあと、眞悧は黒ウサギ達と
契約成立とか
言ってついに陽毬に注射を打つ… 黒ウサギ達が契約成立って
言っているのがまた、怖いんだけど…。 何、契約って…
晶馬の回想 三年前 新宿海王プラザホテル・夜(京王プラザホテルってことねw)*高倉家の罪と罰・第二部・あの日、僕たちの愛が失われたんだ。何が何だかわからず、避難先のホテルでテレビをつけると自宅の前に沢山の
警察、そして両親が容疑者として全国に指名手配されている事が報道
されていた。叔父さんは家宅捜索に付き添っていた…
さあ…お姫様のお目覚めだ…計器に反応があり、陽毬が生き返った!
眞悧の
「だよね~」が凄い好きなんだけど!
マネしてたら口癖になりそうw
不意に女神様は末の子羊に死の罰を与えるのを止めました
しかし、女神様は子羊達を哀れんで罰を取りやめたわけでも
メリーさんに情けをかけたわけでもありません
女神様は言いました…
だってこれで罰が終わりじゃつまらないでしょ?黒ウサギ「その通り~!」
うわぁ…残酷! 子羊たちをもっと苦しませ続ける為にってことか
ここから眞悧のモノローグ
君は運命って言葉をどう思う?
運命は実在する概念だと思う?
つまり、人の生涯は生まれた時からあらかじめ決められていて
決してそれに抗うことはできない…
そういうルールがあるってことを信じる?
僕の話をちょっとだけ聞いてくれる?
昔ね… ううん、
16年くらい前の話だけど
その女の子はね、突然僕の前に現れたんだ
驚いた事に彼女はね、僕と同じ種類の人間だったよ
僕と同じ人に出会った瞬間、僕はこの世界で
ひとりぼっちじゃなかった事を知ったよ
うれしかったなぁ…
そうなんだよ…彼女に出会うまで僕はこの世界で
一人だったからね 僕に見える風景は僕以外の誰にも見えない
僕が聞こえる音は僕以外の誰にも聞こえない
でも、世界中の人の声が聞こえていたんだ
世界中の「助けて」って声が聞こえていたんだ 本当だよ?
だから、世界の進むべき方向も僕には見えていたんだ 嘘じゃないって…
でも…だから哀しかったよ だって彼女と出会った瞬間
僕たちは絶対に交わらないってわかったから
彼女は僕の味方になってくれなかった 彼女は…
僕を否定したんた
同じ風景が見える唯一の存在である僕を否定した
何…僕に質問? どうぞ…
え?さっきの事?
何故高倉陽毬の命を救ったのか?
何故だろうねぇ まだ秘密だよ 追々ね
なんだよ、怒るなよ
じゃあこう答えようか
僕はね、
運命っていう概念が人の世界に存在するのかそのルールが人の生涯を支配しているかどうかそれを確認したいんだ君にもそれを確認して欲しいんだ 僕と一緒に
そ、
二人でピングドラムを探すのさそいつが本当に存在するかどうか
どう? 悪い話じゃないだろう?
じゃあ引き続き彼女のそばに居てあげてくれ
そして君は僕と同じ風景を見るんだ
あの兄弟と妹の行く末を一緒に確認しよう
じゃあね僕の恋人
世界でたった一人の僕と同じ風景を見ることができる
僕の恋人 またあの世界で再会しよう
このモノローグの最中、眞悧はあの中央図書館「そらの孔分室」の
中を歩いていたりしたわけだが、眞悧が言っている
「女の子」という子
らしき少女が走り回っていた。眞悧の言う彼と同じ種類の女の子って
桃果の事なんだろうか。16年前に、少女だったのは桃果だけ
だものねえ。そうなると、桃果の事なんだろう、なんといっても…
これが走り回っていた少女。
これが前回遺影で出てきた桃果。
服装が一緒だよね。
で、眞悧は最後には、あのペンギン帽子に話しかけていたんだけど
まるで、あのペンギン帽子が桃果のように…?
夏芽真砂子の所に電話をしてきたのは眞悧だった。
マリオが存命なのは、眞悧のお陰っぽい。マリオもあのアンプルを
使って命を長らえているのかな… その代償として、夏芽真砂子は
運命日記を苹果から奪ったっぽい。今まで、夏芽が話していた相手は
眞悧だったということか。
眞悧は、日記のもう半分を持っている人を見つけたと言ってくる… えええっ 誰? 今はまだ明かされないのか…
苹果は多蕗と会って、晶馬達の事を話していた。もちろん、多蕗も
晶馬達の両親の事を知っていたが、多蕗は別に彼らに対して
恨みとかはもっていない様子。晶馬達の両親の事を知らない方が
よかったのか?と戸惑いを見せる苹果を、どんな辛いこと、哀しいことにも
意味がある、無駄な事なんて一つもないよ… と励ます多蕗。
にしても、多蕗の手の傷、気になるね。桃果絡みでケガしたのかな?
電車の中で父親に再婚おめでとうというメールを送る苹果。
苹果ちゃん、何か、ふっきれた!?
私は、運命って言葉が好き
ほら、だって運命の出会いって言うでしょ?
たった一つの出会いがその後の人生をすっかり変えてしまう
そんな特別な出会いは偶然じゃない… それはきっと、運命
もちろん人生には幸せな出会いばかりじゃない
嫌な事、悲しいことだってたくさんある
そういう不幸を運命だって受け入れるのは、とてもつらいこと…
でも、私はこう思う
悲しいこと、辛いことにも、きっと意味があるんだって!
無駄なことなんて一つもないよ
だって、私は運命を信じているから
苹果のモノローグだが、このモノローグは第二話のアバンで苹果が
言っていたものと同じ。三週に渡って、改めて、主人公三人の
運命感についてもう一回だしてきた事がなんか意味深だよね。
そして、この苹果のモノローグに重なるように、晶馬の回想が
流れた。
晶馬の回想 三年前 新宿海王プラザホテル・夜*高倉家の罪と罰・第三部・あの日、僕たちの全てが失われたんだ。テレビの報道を見ても信じられない冠葉。
冠葉はこんなの絶対認めないと叫ぶ…
エンディングは第9話で挿入歌で流れたARBの
「灰色の水曜日」の
カバー曲、歌うのはトリプルH
今回はこんな感じでした。
眞悧が怪しさ満点なんですが、彼の持っていたあの薬は
いったい何なんでしょうね。てっきり眞悧の事は冠葉にしか見えて
いないかと思ったら、晶馬達にも見えているようだし、しかも、
あの病院の医師とかにいつの間に…って、あの病院もなんか怪しいな?
マリオのあのアンプルで命を長らえているようだし…マリオと
いえば、夏芽が電話で話していた相手は眞悧だったんですね。
で、日記のもう半分を持っていった人が見つかったとかなんとか…!
いったい誰なんだろうか・・・・
眞悧が初めて、自分の事をけっこう語っていたような気がしたけど
眞悧の言う「彼女」は桃果なんだろうか? そこも気になったな…
こうなってくると、桃果という人物がいったいどんな子だったのかが
気になるよねえ。
陽毬の命を助ける為とはいえ、結果的に眞悧と契約をしてしまった
冠葉、どうなっちゃうんだろうか… もっと過酷な事が高倉兄弟に
起きるのかな… 非常に気になる!!
前回までのレビューは以下からどうぞ
1st STATION 運命のベルが鳴る2ND STATION 危険な生存戦略3RD STATION そして華麗に私を食べて…4TH STATION 舞い落ちる姫君5TH STATION だから僕はそれをするのさ 6TH STATION Mでつながる私とあなた7TH STATION タマホマレする女8TH STATION 君の恋が嘘でも僕は9TH STATION 氷の世界10TH STATION だって好きだから11TH STATION ようやく君は気がついたのさ 12TH STATION 僕たちを巡る輪