死ぬ前にしたいことはないのか?というノロティの問い掛けに、「笑いたい」と
言ったエンリケ。その場から逃亡した彼を追い詰めたノロティとミンスだったが
彼女達の前に立っていたのはエンリケではなく、エンリケから体を取り戻した
ザトウだった。不死身のザトウの真の能力は「本喰い」と言われる、文字通り
本を自分に取り込み、本の持ち主の能力をも取り込むというものだった。
ザトウはエンリケ達がいた訓練島に行き、そこで死んだエンリケの仲間達や
クモラの本、そして、1人生き残っていたエンリケを殺し、彼の本まで、すべてを
取り込み、「怪物」と言われるほどの能力を持ったのだ。

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