約2年前、まだフィリシアの髪が短く、彼女が新米兵士だった頃
彼女はユキコ率いる第1147小隊に配属されていた。戦争の最前線で
ユキコが指揮するヘルベチアの量産型多脚砲台アラクーネの乗組員として
今のカナタのように、まだ何もできないけれど一生懸命だったあの頃、
アラクーネは、敵国の多脚砲台トリフネにサイドから砲弾を浴びる。
砲台から投げ出されたフィリシアは奇跡的に軽傷で済むが、彼女以外の
小隊のメンバーは凄惨な死をとげ、フィリシアはそれを目の当たりに
してしまう。

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