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放課後、頼みの綱の正臣は風紀委員で忙しく、園原杏里と２人で帰る帝人だったが
校門の所で待っていたのは先日、臨也に携帯を踏み割られた女子で横には同じような
ヤンキーな男が・・ｗ 帝人はあの時に一緒に居合わせた事で目をつけられて
しまったのだった。すると、どこからともなく、セルティと臨也が現れ
臨也は女が連れてきたヤンキーの男の背中で何度も飛び跳ねていたｗ
臨也の冷酷な言葉に女は逃げ出し、男はその間もずっと臨也に踏みつけに
されていた。さっさとその場を離れる事にした帝人は杏里に挨拶をすると
校門を後にし、歩き出すが、後ろから黒バイクのセルティと臨也は付いてきていたｗ
シュールな絵面ｗ
自宅にたどり着く前に、帝人は意を決して、セルティと臨也に用件を聞く。
臨也はセルティの後でいいというので、帝人はまずセルティから用件を聞くことに。
最初、セルティは「行方不明になった親戚の娘を探しているものだ。昨日
見つけたが、娘はなぜか逃げてしまった」という理由をでっちあげるが
そんな一目で嘘だとわかる言い訳で帝人は納得するわけはなかった。
セルティに「君は私の事をどれだけ知っている？」と聞かれた帝人は
「貴方は都市伝説の一種で、エンジン音のしない、ヘッドライトの無いバイクに
跨っています。それで・・貴方には首が無いと・・」と答える。その事を
信じていると言う帝人はセルティにヘルメットの中を見せてくれと頼む。
セルティは帝人に絶対悲鳴をあげたりしないか？と確認を取ると、フルフェイス
メットのシールドを上に押し開き、ヘルメットの中を帝人に見せた。
ヘルメットの中を見た帝人は、一瞬、恐怖にとらわれたような表情を浮かべたが
徐々に驚きの、やがては歓喜の表情を見せる。その後、一気にうち解けた？
感じになり、セルティが一通りの事情を帝人に話すと、帝人は快く首に傷が
ある女にセルティが会う事を承諾した。
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帝人はセルティがいきなり行くより先に、自分が女に事情を説明してから
女をセルティに会わせる事にし、先に１人で自宅のアパートの部屋へ向かう。
帝人が自室に入ると、女の姿はなかった。かわりに部屋に居たのは作業服の
ような格好をした２人の男、男達は帝人を床に押さえつけると、帝人に
女の居場所を尋問してくる。しかし、女が部屋から出て行ってしまった以上、
帝人が彼女の居場所を知るよしもなかった。
外で帝人を待つ臨也とセルティだったが、時間があまりにもかかりすぎている事と
アパートの横に停まっている一台の清掃業者のバンにピンときて帝人の
アパートの部屋に駆け込む。帝人を抑えつけていた男達は、誰かが来る気配を
察して逃げていく。
セルティは、男達のバンを追おうかと考えたが、臨也はその必要はないと呟く。
「あの連中は多分、矢霧製薬の奴らだね。バンに見覚えがある」
臨也は矢霧製薬についてセルティに説明をする。「最近落ち目で、外資系に
吸収される寸前の木偶会社」・・・矢霧製薬・・その名前を聞いた帝人は
目を丸くする・・
いなくなった首の女、デュラハン、行方不明、張間美香、矢霧誠二、人買い・・
そして、ダラーズ・・・・。
帝人はすぐにパソコンを立ちあげ、携帯の電源を入れ、メールをチェックする。
ダラーズのサイトにアクセスした帝人はパスワードを打ち込み、ダラーズの
サイト内にログインする。
その様子を見ていた臨也は呟く・・
「正直、疑い半分だったんだが・・・」
一通りの作業を終了した帝人は振り向き、先ほどとはまったく違った自信に
満ちた表情を浮かべ、セルティと臨也に言う。
「お願いです。少しの間だけ 私に協力してください」
「駒は、私の手の内にあります」
臨也は嬉しくてこぼれ出てしまうような笑いを浮かべながら、セルティの肩を
叩いて言う。
「大当たりだ」
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ダラーズ開幕 ですね～。 ここにきて、今までに起きた色々な事件が一つの
事件として繋がり始めて、帝人がダラーズのリーダーという事でなんという
盛り上がり。
臨也が、帝人がダラーズ関連だって当たりをつけていた事がすごいですよね。
情報屋だから、ある程度の情報はあるんだろうけど、臨也の情報量、半端ねー！
っていうか、臨也のリアクション一つ一つがなんかステキすぎるｗ
ラストの帝人の豹変がすごいですよね。覚醒！って感じで・・ｗ
そういえば、学校でダラーズメンバーの
滝口亮と喋っている時、黄巾賊とか
ブルースクウェアの話が出て、ブルースクウェアが壊滅した話が出た時の正臣の
表情が微妙でしたよね～
なんともコメントしずらいが、面白い。
ところで、公式のあらすじ書いてある所で毎回、サブタイトルの４文字熟語を
新羅が解説してくれるというコーナーありますよね～ あれの例文が毎回
けっこう面白くて好きなんですけどｗ
前回までのレビューは以下からどうぞ
#01 「開口一番」
#02 「一虚一実」
#03 「跳梁跋扈」
#04 「形影相弔」
#05 「羊頭狗肉」
#06 「東奔西走」
#07 「国士無双」
#08 「南柯之夢」
#09 「依依恋恋」