ついに天白から語られた黄泉の落日。それは泠呀が闇に
堕ちていった日の事だった。

千年以上前、平安と呼ばれていた時代
祗王一族は京の山奥深くでひっそりと暮らしていた

外部の者は入れず
一族の者だけで築かれた独自の文化
それは地上の楽園のような場所…

当時、一族を束ねていたのは「四聖人」と呼ばれる選りすぐりの
能力者の四人、祗王有王を最高指導者として続く三人は
天白夜御、そして泠呀だった。その中で泠呀は人間と悪魔の
混血であるが故に天白達と違って、忌み嫌われている部分があり
それが彼に影を落としていた…

後は続きからどうぞ