ヴィクトリカに説明すると、「なんと単純な欠片だ…」とガッカリ。
暇つぶしに久城が持ち帰ってきた、変な帽子をかぶってみる。
すると、そこにやってきたブロワ警部が、帽子をかぶった
ヴィクトリカを見て
「コルデリア・ギャロ!」と驚きの声をあげる。
コルデリア・ギャロって??
ブロワ警部がやってきたのは、久城が説明していたドレスデン皿
盗難事件の事だった。ヴィクトリカは皿を盗んだのはシスターだと
指摘、事件の説明をし、これでドレスデン皿盗難事件は一件落着?
ブロワ警部は去っていった。しかし、
翌日の新聞には、消えたドレスデン皿は未だに見つかっていないという記事が出てて
いつもならすぐに解決するのに…と不思議がる久城。と、ここで
新聞に気になる広告?のようなものが載っている事に気付く久城。
それは
「灰色狼の末裔に告ぐ」というもので灰色狼の村が子孫を
歓迎するという変な広告だった。なんだなんだ??
クリックで別ウインドウ原寸大表示久城がその灰色狼の村に一緒に行こうとヴィクトリカを誘うと
ヴィクトリカは様子がちょっとおかしく?なり、久城の足に
躓いて転んでしまう。おでこをちょっと打ったヴィクトリカが
いつまでもおでこをさすっているので、「もしかしてヴィクトリカは
痛みに極度に弱いんじゃ…?」と疑問に思った久城はヴィクトリカに
軽くデコピンをする。すると、ヴィクトリカは涙ぐみ、怒って
久城に絶交を宣言する。
その夜…久城が窓の外を見ると、ヴィクトリカが大きなトランクを
引きずってどこかに行こうとしていた。ヴィクトリカに
してみたら、久城とは絶交中なので、彼女は一切口をきかない状態
なのだが、久城はヴィクトリカと一緒に出かける事にする。
ヴィクトリカが行こうとしている先は
ホロビッツ、つまりは
広告に出ていた
灰色狼の村がある所だった。さっそく二人は汽車に乗って
移動していると、相席してきたのは、なんとあのドレスデン皿の
シスターだった。シスターはドレスデン皿は見つからなかったと
しらばっくれてるけど、どういう…っていうか、ここに
シスターが現れたのもなんか変だな~ シスターは自分の名前は
ミルドレッドで、向かう先も久城達と一緒のホロビッツだという。
怪しいっすなー何が目的なんだミルドレッド。
宿屋に着くと、宿屋の主人から灰色狼の事を聞く久城達。
なんでも灰色狼はホロビッツにある山に住んでいて、その姿は
皆、ヴィクトリカのような姿をしていて、人間を襲うと
怖れられていた。現在、ホロビッツには灰色狼の広告を見て
来ている人々が久城達の他にもいるらしい…
ヴィクトリカがこのホロビッツに来た理由…それは母である
コルデリア・ギャロの汚名を晴らす為だった。そか、コルデリアは
ヴィクトリカの母親か~ コルデリア・ギャロはエキゾチックな
踊り子だったが、ある時、灰色狼の血を一族に入れたいと
思うブロワ公爵によってものにされ、そこで生まれたのが
ヴィクトリカだった。しかし、ブロワ公爵はコルデリアが
灰色狼の村で罪を犯して村を追放された罪人だと知り、その血を
一族に取り入れた事を呪った。その後起きた世界大戦の時に
コルデリアはブロワ公爵から逃げ出し、ヴィクトリカは塔に
閉じ込められて育った。すべての元凶はコルデリアが犯したと
いわれる恐ろしい罪… ヴィクトリカはコルデリアが罪を
犯したとは考えておらず、これは灰色狼の村とコルデリアの
戦いなのだと言う。
私はコルデリア・ギャロが勝つまで帰らないクリックで別ウインドウ原寸大表示翌日…灰色狼の村へ向かう馬車の中で同じように村を目指す
アラン、デリク、ラウールという3人の青年に出会う。あれ
青年の1人、メガネのアランの声、遊佐さんじゃん~! 村に到着すると、馬車は
翌日に迎えに来るといって走り去り、残された久城達の目の前には
剣を持った灰色狼の村の者達が現れ、ヴィクトリカを見て
コルデリアの娘だとざわつく… いきなりご挨拶だなあ・・・と
ここで村の村長みたいのが出てきて、例え人殺しの娘で
あっても子孫だから一緒に夏至祭を祝おうと言ってくるが…。
って、人殺しの娘って、酷い言われようだな…失礼だぞ!
今回はこんな感じでした。
なんかけっこう、色々ありましたね。最初の方に出てきた
あの赤毛のマジシャン、彼も重要人物っぽいと思うんですけど
何者なんだろう? あと、シスター、彼女は悪い人には
思えないけど、胡散臭さはかなりありますね~w 灰色狼の村にも
来ちゃってるし… 馬車の中で出会った3人の青年達も
今後けっこう出番あるのかな??なんてたって、遊佐さんも
声やってるし…。
ヴィクトリカの口から、彼女の出生の秘密がけっこうがっつり
語られましたが、そういうことだったんだ…ブロワ公爵って
けっこう悪い人っぽいなあ…でも、本当にヴィクトリカの
父親なんだねえ、それにしてもコルデリアはよくまあ
ブロワ公爵なんかと、一緒になったもんだよ。大戦の時に
逃げ出したということだけど、では生きているという事なんだね
どこに居るのだろうか?
とにかく、ヴィクトリカがどうやって母親の汚名を晴らしていくのか
楽しみですね。
母親が村を追放されなければ自分という存在が生まれる事も
なかったとヴィクトリカが言った時に、「それは困るよ!!」と
思わず言ってしまう久城がよかったね~
前回までのレビューは以下からどうぞ
第1話 黒い死神は金色の妖精を見つける第2話 死者の魂が難破船をおしあげる第3話 野兎達は朝陽の下で約束をかわす第4話 金色の糸はつかのまを切り裂く第5話 廃倉庫には謎の幽霊がいる