皐月からの電話は、なんと、映画の話の事だった。皐月は
まさか、今来ている映画の話を受けてないわよね？と聞いてくる。
えええ・・ま、まさか…。 皐月は、
その話は怪しいから受けちゃだめと女将に言うが、女将は、この話は全部縁に任せてあるから
自分は何もする予定はないと言う。えええ… 少なくない損害が
出ちゃう話なんだから、ちゃんと縁に言って止めるべきでは？
女将は、皐月に、この旅館を継ぐ気はないかい？と聞いてくる。
やっぱり、女将的には皐月に喜翆荘を継いでもらいたいんだなあ…。
女将は、思わず聞いてしまったものの、すぐに、自分の言った事を
否定し、この旅館を継ぐのは縁だよ、と言い直す。皐月も
その通り、この話はもう終わった事だと言う。
縁は、胡散臭いあのプロデューサーと契約を交わしてしまい
実印を押した契約書を、崇子さんと一緒に渡してしまう。あちゃあ…
だいいちさ、崇子さんも、できる女をかなりの勢いで自負している
んだから、詐欺に遭っている事くらい気付けないのかね？
一瞬、崇子さんも詐欺のグルかと疑ってしまったよ…。
テスト撮影の方はますますわけわからん感じに…
(ﾟДﾟ)ﾊｧ?
(ﾟДﾟ)ｴｴ!?
あれが
青春・仲居もの！？
何、呑気な顔してんの縁…
そんなわけで、テスト撮影は終了し、翌日、プロデューサーや
スタッフ、キャストは喜翆荘から帰っていく。プロデューサーは
次ぎは本格的な撮影ですからね～と言って去っていった。
綺麗に掃除されたプールには水が注ぎ込まれる…
後日…福屋旅館のロビーで女将達が集まって、
喜翆荘が詐欺に遭ったという話をしていた。それを聞いた結名は、急いで喜翆荘へ
向かう。喜翆荘では縁や崇子が大騒ぎ。プロデューサーから
今回の映画の件は無くなったという一通のメールが来ただけで
連絡が取れなくなったのだ。崇子は今回の件の契約書の名前は
縁なんだから、と責任逃れ？のような事を言い出す、縁がこの話は
崇子が持ってきたものだと言うと、「わかってる、わかってるわよ」と
必死に、この件をどうにかしようとしながら答える崇子。
あああ・・・完全にやられたな・・・・いくら損出したんだろうか。
喜翆荘のスタッフの間ではこの件に関して、微妙～な雰囲気に…
なんともいえない空気が漂う。 そんな時、結名が走ってやってきて
ちょうど居た緒花と話すが、結名の心配をよそに、緒花は映画の
話がなくなって、映画に出演できなくて残念だったねーっという感じ。
アレレ… まさか、緒花、事情をよくわかってない？
結名は、それならいいわーという感じで喜翆荘を去っていく。
緒花の事を
「あんまり知らないんだ…」と心の中で思う結名。
またまた、これも微妙ーな感じだねえ、事情をあんまり知らない
緒花の事を結名はどう思ったのだろうか。
縁の携帯には、皐月からの電話が入る。「これは独り言…」
と言いながら、皐月は、プロデューサーの素性を縁に話す。
なんでも、あのプロデューサーは今までも2回ほど負債を抱えて
逃げて、業界からはじき出された事もあった人物で、縁が出資した
お金は多分もう借金の返済とかに充てられて回収不可能だという。
この件に関わった喜翆荘以外の役者さんやスタッフもこれから
暫く大変な事になるという… そう言って、皐月はすぐに
電話を切るが、縁が皐月にかけ直してくる。その時に皐月は
責任はしっかり負え的な事を縁に言い、縁は情報の礼を言って
電話を切る。 あのプロデューサー、業界から二度くらい
はじき出されたとか、そんな事あったのなら、事前に、縁か
崇子がちょっとでもあのプロデューサーの事を調べれば
わかったことじゃんねえ。今のなっては後の祭りだが、なんか
色々な意味でダメだなあと。
映画の件はなくなったが、プール掃除の習慣がついてしまった
緒花、菜子、そして民子は、プール掃除をしにいく。民子？
民子は板場の仕事しなくていいのか？ｗ
崇子は東京に戻ると言い出し、って、なんか崇子の言動を聞いていると
最高責任者は縁で、私はアドバイザーに過ぎないとか、なんか
責任逃れにしか聞こえないんだが、そういうつもりはないのか？
挙げ句に、なんか逆ギレして、縁に、皐月に愚痴でも聞いてもらえばいいと
皐月の事まで引き合いにだしてくる。皐月の名前を出されて腹が
たった縁は思わず手をあげてしまうが、縁より先に、崇子の
防御が炸裂、彼女のビンタが縁にヒットする。
縁は、そのビンタに感動？し、崇子は反撃ができる人だ、こんな
崇子が見たかったみたいな事を言って、わけわからん…
なんか、この二人のやりとり…なんだかなあ…と。
プールを眺めていた崇子の所に縁がやってきたが、躓いて
プールに落ちそうになる縁、それを崇子が服を引っぱって止めるが
結局縁はプールに落ちる。崇子が縁に手を差し出すと、縁の
重さに耐えきれずに、崇子もプールに落ちてしまう。
勝負服をぬらされて激怒する崇子、縁は崇子が勝負服を着てきてくれた
事を知ると、嬉しさのあまりに崇子を抱きしめ、「もう一度
二人でやり直そう！」と言ってくる… なんだこのシーンｗ
崇子、白いブラウスが濡れて紫のブラが透けまくってセクシー？
その様子を影からプールを掃除しにきた緒花、菜子、民子が見ていたが…
民子の顔ｗｗ ワロタｗ
しらけるのわかるわぁ…
豆爺はプールの水を利用して植木に水やり。
女将は
「たまには親みたな事をしてみようと思ってね」と言って
福屋へ向かう。福屋では相変わらずロビーで他の旅館の人達が
集まって、喜翆荘の事を自業自得だとか言っていたが、それを
聞いた結名は
「だって、気持ちいいもん！」と映画撮影自体は
楽しかった事を告げる。結名可愛いなあ…。
女将は福屋で他の旅館の人達に、今回の事の顛末を説明。
喜翆荘に戻ってきた女将は縁を部屋に呼び、謝る縁に今回の事に
ついて崇子にはきっちり責任をとってもらう事を告げるが、今は
そんな事を話しているわけじゃないと、縁に今は女将ではなく
「母さん」でいいよと言う。女将は、縁がこんなにも他人を
かばえるようになっていたとわねえと、昔話？のようなものが
始まる。で、むかしの回想シーン、プールで浮き輪で浮かぶ縁
泳ぐ皐月、それを見ている？スイ。皐月がさっそうとプールから
上がり、縁がプールからスイの事を呼ぶと、何度か呼んだ後に
スイが振り返り、嬉しそうに笑う縁。空を見上げると、航空自衛隊の
戦闘機が二機飛んでいる。
そして、今もそんな空は変わらず、喜翆荘の上にあって、同じ
ように戦闘機が飛んでいたり… 掃除をしながら空を見上げる緒花。
と、ここで、次郎丸が…
ちょっっっｗ
原稿って、何の原稿よ…
ま、まさか映画の脚本…？ この流れからいくと
そうだよねえ…。次郎丸、部屋に籠もって脚本書いてたから
映画が流れたの知らなかったんだ…ｗ
最後のシーンは結名がマッサージマシンに座ってマッサージを
受けながら、空を見上げて「変な雲～」と呟いて終わり。
今回はこんな感じでした。
なんか、微妙な話でしたなあ…前回と今回、合わせて、
ものすごく微妙は話。部分的に何が言いたいのかはっきり
しないというか、わざと微妙な空気感をもたせようとしているのか
よくわからん部分があって…。この話と同じ印象を受けたのが
第１０話の「微熱」なんだけど、なるほど、両方とも
西村純二（西村ジュンジ）が脚本かい。
最後のスイと縁が昔話するシーンとか、ちょっと何が
言いたいのかよくわからなかったんだが（あの昔の回想シーン
含めて） あと、縁と崇子のプールのシーンとかも、なんか
どうでもいい感じだったな…。そういう意味で、民子のあの
顔はワロタｗ あの顔がすべてを物語っていたな。
喜翆荘の事を心配して走ってきた結名… ほんといい子だよね。
あと、喜翆荘の悪口を言ってる人達に、映画楽しかったもんと
言う結名もよかった。
前回までのレビューは以下からどうぞ
第1話 十六歳、春、まだつぼみ第2話 復讐するは、まかないにあり第3話 ホビロン第4話 青鷺ラプソディー第5話 涙の板前慕情第6話 Nothing Venture Nothing Win第7話 喜翆戦線異状なし第8話 走り出す第9話 喜翆荘の一番長い日第10話 微熱第11話 夜に吼える第12話 「じゃあな。」第13話 「四十万の女 〜傷心MIX〜」 第14話 「これが私の生きる道」第15話 「マメ、のち、晴れ」第16話 「あの空、この空」