りんの夏休みが始まった
朝一緒にお弁当を作ってりんは学童保育へ行く
朝食中、ダイキチがりんに、今度の土曜日に、じいさんの墓参りに
行こうか?とりんに聞くと、りんは「え~…」と行きたくなさそう?
嫌なわけじゃないけど、庭のりんどうの花がまだ咲いてないから…と
いうのが理由だった。墓参りには、庭のりんどうは間に合わないから
りんどうは花屋で買って行こうというダイキチ。もちろん、りんが
育てたりんどうを持っていった方がじいさんは喜ぶかもしれない
でも、それより、りんが来てくれる方がじいさんは嬉しいんだと
りんを諭すと、りんはちゃんと分かっているようで、嬉しそうに頷く。
学童保育へコウキとりんと一緒に向かってる途中、コウキは
セミの抜け殻を拾ってくる。うわわっ気持ち悪いw しかも
コウキ、セミの抜け殻を小さな箱の中に沢山集めていた…
ショコタンかよっw
後日…
墓参りに来たダイキチとりん。
りんは墓地に何度も来たことがあるという。おばあちゃんのお墓も
あるからそりゃそうなんだけど、りんへの説明が案外難しいw
説明している間にダイキチの母がりんと姉妹の関係にあるんじゃ…と
ダイキチにとって触れて欲しくない方向へ…w
そうこうしている間にお墓に到着、墓参りをしようとすると
あれ、誰か来ていた? お墓が濡れていて…インクの瓶にりんどうの
花、横にはペン先が… まだ来たばかりのような様子に、思わず
走り出すダイキチ。
すぐに正子を見つけるが、正子は彼氏と一緒に来ていた。
ダイキチは、なぜか犬の鳴き真似をして正子を振り向かせる。
ダイキチは、りんが一緒に来ている事を正子に告げる。
すると、正子は今まで見せたことがないような動揺を見せる。
ダイキチは、正子の事は良く思ってないので、りんが望まない
限り、これから先りんと正子を会わせるつもりはないが、せめて
こっそりりんを見ていかないか?と提案する。
りんとダイキチが墓参りをしている間、こっそりと、正子が
その様子を見る…という感じで。
それを聞いた正子のリアクションが、嬉しそう?というか
思いがけずという感じ?
お墓に戻ると、りんの姿が一瞬、お葬式の時の寂しげな姿に
見えてしまったダイキチ。なんだ?? 場所柄? ダイキチが焦って
「さみしくなかったか??」と聞くとりんは、ニッコリ笑って
「へんなの!なんでそんなに慌ててるの?」と言ってくる。
正子は二人の様子を彼氏と一緒に隠れて見ていた。
もう"幼児"じゃなくなったりんの姿に驚く正子。
血のつながりってすごいなあ…そう呟いた正子。彼氏はりんと正子ん事を言っていると思っていたが
あれは、ダイキチと宗一(じいさん)の事をいってるんだよね?
正子はりんとの距離感や、ダイキチの後ろ姿が宗一にそっくりだと
心の中で思う。あと、漫画じゃ
「りんの顔がよく見えるように背中を少しまるめて…」という心の呟きもあったんだけど、それがなかった。
けっこう好きな部分だったんだけどなあ。
正子はりんの姿をこっそり見てよかったと思う。元気そうでよかったと…
正子と彼氏が帰る途中、彼氏が、ダイキチが正子の元彼かと思ったと
言ってくるが、正子はまさか!と言い、でも、あと半世紀ぐらいしたら
わかんないけどね…と、枯専みたいな事をw
正子はやっぱり、この前の仕事をやってみると言い出す。
仕事の為にひとりになったという正子、彼氏がいくらいった所で
彼女の決意は固かった。
そうしないと…いろいろ忘れないと…あたし…正子の中でも、色々と葛藤があるんだねえ…
りんは帰り道で、じいさんの家に寄りたいと言ってくる。今では
ダイキチの母の兄のものになっている家で、じいさんの家じゃないから…と
最初ダイキチは難色を示すが、りんの頼みを断るなんてできない。
庭に入るだけなら…とじいさんの家へ。
庭に入ると、そこにはジャリが敷き詰められていて、土がなくなって
りんどうの花もなくなっていた。それを見て、ショックを受けるりん、
ダイキチもちょっと気落ちするが、りんのキンモクセイを移しておいて
よかったと思うダイキチ。そして、すごくガッカリしていたように
見えたりんが、振り返って、「おじいちゃんのりんどう、うちにもっていって
よかったね!おかげで助かった!」と嬉しそうに笑う姿を見て
逆に励まされるダイキチ。
"変わること"はイヤなことばかりじゃないのかも家に帰って、りんの誕生日祝いを、りんが食べたがっていたチョコケーキで
祝う。一方、正子は締切に追われ、顔にインクをつけて頑張っていた。
Cパート
夏祭りに行くダイキチとりん。コウキとコウキママも一緒に行くわけだが
浴衣姿のコウキママとは会場で待ち合わせということで、その姿を
早く見たいダイキチは、会場へ急ぐのであった…
今回はこんな感じでした。
りんの事をこっそり見る正子の姿は、ああいってもやっぱり
りんの事をちゃんと娘だと思っているんだなあ・・・と思わせる。
あと、正子が、ダイキチと宗一が似てるって思うのが、なんか
いいですよね。あの姿を見て、正子は、ダイキチになら、りんを
任せていられると思ったのではないかな?
仕事のために一人になったというその決意を貫く為にも、自分を
追い込んでまで仕事に明け暮れる正子を見てると、不器用な人
なんだなあ…と思いますね。
前回までのレビューは以下からどうぞ
第1話 りんどうの女の子 第2話 ゆび切りげんまん 第3話 ダイキチの決めたこと 第4話 てがみ第5話 ダイキチはダイキチでいい第6話 わたしの木第7話 ないしょで家出