小夜、君に
エサを提供しようと思ってね…
君のエサは君の同類だよ
この国に古くからいる異形の物
姿形は人とは遠く、遠いが故に極めて高い異能を持つ
そして人間が大好物だ
国が極秘文書として管理している中に
特に秘するべしと
書かれたものがあってね 名を
朱食免何のことはない
国の上はどうしても手に負えない存在と取引したんだ
一定数の人間を食べる権利を与える代わりに、それ以外は襲わないようにと…その
朱食免を手に入れた
小夜「どうやって?」
古くから存在する異形の者達に… そうだな…
古きものとでも呼ぼうか それらと
朱食免という
約定を交わしたのは
ずっと昔だ 今それに関わっている者達は本当の意味での古きもの達の
怖さをわかっていない
小夜「お前もか?」
いや怖いよ 恐れるからこそその力を己の物にしたいと思う者もいる
その免状を使ってそれが出来ないかと持ちかけられた
小夜「無理だ」
けど、カードが揃ってしまった
まずは君を捕える為の
彼に出逢い
そして、
小夜 君と逢えた
君は人ではなく
同類の血を糧とするだからこそ古きもの達に恐れられる特別な存在だ
そんな君の為にエサとエサ場を用意しよう
空気が綺麗な所がいいな
静かで外からの人間が入りこまなくて管理がしやすい所
小夜「何をするつもりだ?」
つくりたいモノと
確かめたいコトがあるんだ
小夜「何だ?」
君に教えて欲しい
人は変わる
けれど
変われる所と
変われない所があるだろう?
どうしても変われない根本的な部分例えば君の人とは違う能力、強さ そこはそのままにして
生い立ちも周りも記憶さえも全部変えてしまったら
そこが変わったとしたら それは前と同じ人なんだろうか?
同じ事を考え同じように行動するんだろうか?
それとも根本は変わらないんだろうか?
いやそれ以前に根本とは変わるものなんだろうか?
小夜「だから、何だ!?」
眼が光った ここから出る方法でも考えてるのかな?
ウチの私設兵と戦っている時も凄く綺麗だったよ
小夜「私は…変わらない!」
なら試してみよう、二人で!小夜は思い出した、これは文人との間で交わした事を試す為に
用意された舞台と役職。要するにこれは文人と小夜の間で、文人は
「変わって欲しい」という方に、小夜は
「変わらない」という方に
賭けた勝負だったという感じかな。
勝者には褒美を…敗者には罰を…双子ww
双子の言葉を聞いて、文人が
「演じられない役者には舞台を降りてもらおう」と言うと、さっきまで大人しくしていた古きものが
慎一郎に飛びかかり、慎一郎をバリバリと食べてしまった。
それを見て「鈴付けているのに!?」と脅える双子、すると、文人が
双子や慎一郎が一度死んだ後に渡した鈴は
偽物だと明かし、双子は
その場から逃げ出すが、あっけなく捕まり、二人とも食べられてしまった。
↑体真っ二つにされて食べられてた
最初から裏切るだろうと思われていた筒鳥には最初から偽物の
呪符が渡されており、筒鳥は逃げるが、すぐに古きものに捕まり万事休す
そのまま慎一郎や双子のように食われるかと思ったら、小夜が
筒鳥を助けようと古きものと闘いだし、なんと、古きものの体内に
入りこんで、中から直接古きものの心臓を突き刺すという荒技で
古きものを倒した為に、筒鳥は食べられずに済んだ。何が印象的って…
筒鳥の
紫色のパンツよねw 最近TBS、パンツ規制緩くない?
あと、たいしてグロくないハズのシーンにも画面に過剰な規制が入って
作品の雰囲気壊しまくりだよ。慎一郎の所なんかは対象となるシーンが
来る前から規制を入れていたように見えた。
別にいいじゃん深夜アニメよ?? ホラー映画とかのがよっぽどグロいと
思うんだが? それとMBSよりTBSの方が規制が厳しかったのも解せない。
TBSは最終話、深夜の3:20からのオンエアーだった事を考えても
MBSと同等、もしくは少し緩めでもよかったのではないか。
古きものを棒きれで倒した小夜、やっぱり、武器はなんでもいいらしく
あの御神刀は
"神社の娘だからという設定"の為だけだった。だって、
目玉ちゃんとか、素手で倒してたもんねw
大量の血を流させられればなんでもいいと言う文人。
助かった筒鳥はその場から逃げ神殿の中に逃げていくがそこには
唯芳が立っており、唯芳に助けを求める筒鳥。唯芳は筒鳥を抱きしめ…
バキボキボキ…ゾンビかよっ!w
唯芳にバキボキと血を吸われ壮絶な死を迎えた筒鳥。
文人は
「今朝口にした小夜の血が多すぎちゃったかなぁ。戻っちゃったみたいだね。唯芳は」そっか、唯芳が口にしていたのは文人の血ではなく
小夜の血だったのか。
すっかり元に戻った今の小夜には唯芳が何者であるかがわかるだろう?と
言う文人。小夜は、
唯芳は半分は古きものだと言う。
文人の解説だと、
唯芳は古きものと人間が交わって生まれた者で、だからこそ
人の姿で人を超える力を持っており、何よりも小夜に近い存在、
小夜が唯芳を盲目的に慕っていた理由はそこにもあるという。
君の血は古きものを使役できるんだよ 暗示をかければね文人は小夜の血を使い、古きものを使役し暗示をかけ、この芝居中に
その出現場所や襲う相手をコントロールしていたという。
唯芳は刀で小夜に襲いかかってくる。
小夜が人間をエサにできないのは暗示文人曰く、小夜が他の古きもののように人間をエサにできないのは
文人以外の誰かが彼女にかけた暗示の為で、文人はその暗示を
利用してニセの記憶を作った。
人は殺せない だから人を守る誰の暗示? いや…誰との契約なんだろうね?だから僕は約束したんだ君が勝ったら人間を殺せるようにしてあげるってね僕が勝ったら… 誰との契約ってなんだろうか、ここが四月一日絡みな部分なのかな?
で、文人が勝ったら何なのかね??
と、この間、小夜とゾンビ唯芳との間では死闘が繰り広げられていたんだが
唯芳は敗北、人間の姿では限界があるらしく、文人の「唯芳」と言う
命令口調で、唯芳は古きものに変身、なんか、小夜の持ってる刀より
強そうな刀持ち出して小夜に襲いかかってくる。
唯芳の刀、なんか凄いぞ…
人間の姿の唯芳より数段強くなってる古きもの唯芳に苦戦する小夜だが
唯芳に「元に戻れ」と説得する。小夜の説得が唯芳に通じそうになった時
文人も唯芳に命令を出すが、葛藤が起きたのか、唯芳は涙を
流していたように見え、その時、小夜の中ではついに、
あの光りを掴む事に成功し、小夜が横にあった刀を掴むと、なんか光りみたいなのが
刀を包み、
小夜完全覚醒という感じになり、唯芳の両腕を一瞬で切り落とし
唯芳は敗れた。それを見届けると、文人はその場から去っていく。
敗れた唯芳は人間の姿に戻る。
光の先を探し当てたか?そう唯芳が言うと、静かに頷く小夜
初めて会えた… 己に近い者…共にいられて…それは偽りでない だからこそ苦しかった…そう言って唯芳は絶命、小夜は唯芳の体を抱きかかえ
「父さま…」と言い号泣 うわぁ、このシーンちょっと可哀相で
涙出そうになったわ…。
こうなってくると、首謀者である文人を許すわけにはいかない。
小夜は文人を追いかける。ちょうど神社を後にしようとしていた
文人は余裕の口調で
「殺したいのか…僕を。でもね、まだその時じゃないんだ」と言って、呪符のような鏡を持ち出し、その場で
その鏡を下に落として割る。すると、小夜の背後の神社の社から
変なウサギっぽい?古きものが現れ、小夜の行く手を塞ぐ。
小夜はすぐにその古きものに斬りかかり、古きものは真っ二つに。
階段をものすごい勢いで下っていく小夜に、文人の私設兵は銃弾を
浴びせるが、ここでなんと逸樹が私設兵を制止しようと私設兵に
襲いかかり、小夜を助けようとする。が、すぐに私設兵に
撃たれまくって逸樹は倒れ、文人達は車に乗ってその場から走り去る。
逸樹は、演技をしているうちに、小夜の事を本当に可愛いと思って
しまい、いつの間にか本気で彼女の事を好きになってしまったと
いう事だった。そんな自分の気持ちを小夜に告げ、小夜がそれは
私ではないと言うと、それもきっと君の一部だよと言って逸樹は
絶命していった… うわぁ…逸樹君、いい人だった…。
小夜が酷い目に遭ってるとき、何かと、切なそうな表情浮かべてた
もんね…逸樹君…。 小夜は文人を討つべく、彼の後を追っていく…
さっき、小夜が倒したウサギっぽい…古きものはなんと、あの後、超
分裂しまくって、無数の古きもの軍団になっていたw 軍団は町へ向い
エキストラ達を追いかけ回し、惨殺(食事?)を始める
なんか笑えるんだけど…w 若干雑な感じが…
人々は次々と捕まり、古きものは人々をその場では殺さないで
自分の手?みたいな所が壺みたいに変形した部分に人をどんどん
詰めていく。あ、その場でムシャムシャ食べちゃってるのも
もちろん沢山いるよ。ま、画面がボカされまくっているんで
イマイチよくわからんが、ムシャムシャ食べられまくっている。
真ん中の壺みたいのに人間が超沢山詰められている。
それで、古きものの手が
バーミックスみたいになって壺の中を
かくはんしまくっていた。もちろん、思いっきり黒い帯で規制
されてましたが。このシーンは血は沢山出たけど、別になんてことは
ないシーンなのに、なんか規制が神経質すぎないかね?
文人達を乗せた車は、古きものを避けながら学校へ向い、その途中
逃げまどうエキストラ達を全員撃ち殺していた。車の中では
文人と優花が話している。結局メインキャストで生き残ったのは
優花だけ。優花は
東京都知事になりたいとかで、それが彼女の今回の
件の報酬なのかな? そして文人はそれを実現する事ができる
実力者だという事なのか。優花は
「お願いします…あなたの力で」と
文人に頭を下げていた。 いったい、どういう権力を持っているんだ
文人は。
小夜は古きものを倒しながら、文人達の後を追っていたが、
学校の屋上から文人達が乗ったヘリが飛び立っていくのを発見
もう完全に間に合わないだろう…と思われたが、さすが、小夜…
超人っぷりをここで発揮、なんと
ホップステップジャンプで地上から
飛び立っていくヘリコプターまで跳躍し、文人に刀が届きそうになる。
しかし、あともう少しの所で…
文人の銃弾を左側頭部に浴び、左側頭部が全部吹っ飛んでしまう。
そのまま、下の湖へ落下していく小夜
落下した小夜に向かって文人は言う。
まだ教えてあげてなかったね君のお気に入りのギモーヴ エサの血で作ってあったから美味しかっただろ?あれはね人間の内臓の感触に似ているんだっていつか君が人間を殺せるようになったら本物が味わえるよまたね 小夜ヘリコプターは飛び去っていった。そんなヘリの上から湖に
落ちた小夜にそんな事言っても果たして聞こえているのか?と
疑問に思ったが小夜の超人的な能力で聞こえているのかねえ?w
そして、ギモーヴはやっぱり人間の内臓の感触だったか。
夜が明け、小夜は湖の畔にうちあげられていた。
浮島で過ごした日々を思い出し、小夜の右目から涙が流れる…
再び夜になり、雨が降っても小夜は湖の畔から動かなかった。
そして、また日が昇り… 夜になり… 満月が出てる湖の畔で
小夜は動き出す。まだ修復が終わっていない左目をスカートの裏地の
部分をちぎった布で眼帯する小夜。
その様子を背後から四月一日犬が見ていた。
四月一日は言う…
あの男に捕らえられる前に願った「己のままでいたい」との小夜の願い…叶いはしたが…次ぎの願いの為に、行くか小夜 けれど、その願いは…小夜は立ち上がる。そして暗い夜道を走り出す。
金網を乗り越え、その先に向かって…
バーン!!
元々、BLOOD-Cが始まる前から、BLOOD-Cはテレビシリーズと劇場版の
セットのような作品になるという事は聞いていたので、別に
驚く事は何もない しかし、こんな感じで劇場版へ続いていくとは
想像できなかったなあ…。
最終話はこんな感じでした。
面白かったですね~ 最終話はまた特に、アクションが凄い上に
どのシーンをとっても格好良かった。文人が首謀者だと正体は
分かったけど、彼も格好良かった。最後、ヘリコプターで小夜を
撃ち落とすシーンなんか、小夜の頭を吹っ飛ばしてるというのに
文人が格好良く見えてしまった…あの冷静な自信に溢れた感じが
なんともいえずにいいのかな? 逸樹の好感度は最終話でまた
上がりまくりましたが、最後に彼が死んでしまって残念… まあ
死ぬとは思ってましたけどね… BLOOD-Cの中で唯芳と逸樹が本当に
小夜の味方だったような感じでしたね。
謎はだいたい申し分ない程度まで解明されて、映画へ向けてほどよく
謎が残っている所もいいですね、文人っていったいどういう権力を
持った人物なんでしょうね、優花が都知事になりたいと頼んで
それを実現できる権力者なわけですから、相当なレベル… きっと
総理大臣とかそういう表の権力者と違って、裏で日本を動かしている
ような類の人物なのか? そんな人物が小夜とこんな事をしてまで
ゲームのような事をする… いかにもな感じがするなw
勝者には褒美を…敗者には罰を…って言ってたけど、褒美って何が
貰えるんだろうか、そして罰は何なんだろうか。なんか具体的に
それが何かって知りたいよね。映画の中で明かされそうだけど。
あと、四月一日犬が言っていた、小夜の「次の願い」というのも
ポイントになりそうですね。
文人が落下した小夜にギモーブの感触の事を明かすシーン
「君が人間を殺せるようになったら本物が味わえるよ」
って言ってたけど、最終的に、その感触を小夜が確認するのは
文人の内臓でだったら、自分でフラグ立ててたって事になるけど
どうなるかな?
とかいって、映画ではギモーブの事一切語られない悪寒もあるw
BLOOD-CのBlu-rayの1巻が届きましたが、装丁が綺麗!
CLAMP色全開で、XXXHOLiCを彷彿させます
前回までのレビューは以下からどうぞ
第1話 あまつかせ 第2話 きみがため第3話 ひとはいさ第4話 なげけとて 第5話 めぐりあひて第6話 かぜをいたみ第7話 うかりける第8話 よのなかよ 第9話 こころにも第10話 ふくからに第11話 たれをかも