「あたしは正しい」

ん? 「助けて」ってメールの割りには火憐も月火も別に何ともなさそう??
しかも羽川まで居るんだが… あれ、しかも羽川さん、かなりイメチェン
してるぅうう メガネしてないし、髪の毛も短いよ!
羽川がいるんで調子がでない阿良々木さん。妹達はなかなか何が
起きているのか説明しようとしないし… ただ、今回の一件、妹達は羽川に
協力してもらっているらしい。だから、いったい何なんだよぉおお。

とりあえず、妹達と羽川の3人をいっぺんに相手にするのは無理だと
思った阿良々木さんは、羽川だけを自分の部屋に連れ込み事情を聞くことにした。
部屋に行く前に火憐に声をかける暦…

「おい、そこのでっかいの」
「なんだよ、ちっちゃいの」

「確かにお前は正しいんだろう。お前はいつも正しい。それは否定しない。
 だけどな、それは正しいだけだ。お前は、いつも強くない。
 強くない奴は負けるんだよ。格闘技やってんならそれくらいわかるだろうが。
 正義の第一条件は正しいことじゃない。強いことだ。だから正義は必ず勝つんだ。
 いい加減それくらいわかれよ。それがわからないうちは、お前達のやっていることは
 いつまでたってもただの正義の味方ごっこで偽物だ」

けっこうバシっと言うじゃん阿良々木さん

後は続きからどうぞ