「あれじゃどこにもザイルの出番がないじゃない」

た、確かに…本郷は羽場に人がぶら下がっても切れないような
丈夫なロープ、つまりザイルを用意するように念を押していた。
それなのに、奉太郎の出した本郷の真意の中にはザイルは一切
出てこなかった。 

奉太郎やっちまったな!
摩耶花に言い訳めいた事を言う奉太郎だが、最後には逆に
狼狽する奉太郎に摩耶花が気を遣っているような状態に。
確かに奉太郎の出した答えは面白かったが、全部のトリックに
合った答えではない… そう言って摩耶花は去っていった。
そして、残された奉太郎はどよよ~んと暗くなっていた…w

摩耶花の言っていた事だけなら、まだ言い訳をつけようと思えば
つくかもしれないが、事態はもっと決定的に奉太郎の解答が
間違っていた事を裏付けていく…

後は続きからどうぞ