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ヴェーザーとかのコミュニティ、あんな無法者っぽい人達
なのに、ちゃんと交渉テーブルについていてなんか不思議。
箱庭というのは、そういう秩序だけは守られているのね。
緊張気味のジン君に、毎晩遅くまで書庫で勉強していた成果を
見せて名を挙げてやれリーダー、と声をかける十六夜さん。
前から思ってたけど、十六夜さん、ジン君の事を弟みたいに
面倒みてくれているよね、二人の関係が微笑ましい。
ギフトゲーム"The PIED PIPER of HAMELIN"の審議決議、及び
交渉が黒ウサギの司会で開始…
ホスト側であるロリ娘魔王に此度のゲームについて問うと
不備はないという。不備がないのに、ゲームを中断させられて
いるということで、不正がなかった場合、ホスト側に有利な
条件でゲームを再開しなければならない事になるらしい。
ロリ娘魔王、かなり自信があるっぽい…これば本当に不備が
ないんだろう。
どの程度が不備不正に該当するのか、と十六夜さんがマンドラに訊くと…
今回のゲームに不備があるとすれば、まず白夜叉の封印、参加を明記
しておきながら参戦はできないという…そこには明文化された要因が
必要があるはずだという。
しかし記されていたのは
"偽りの伝承を砕き、真実の伝承を掲げよ"
の一文のみ…
と、ここで箱庭からの回答が黒ウサギに届き、此度のゲームに
不備・不正はなく、白夜叉の封印も正当な方法で造られたもの
だという事が判明…。あれれ…ということは、参加者側が不利に…。
さっそくロリ娘魔王から、ルールは現状維持、問題はゲーム再開の
日取りだという事が提示される。魔王は再開の日取りを最長の
１ヶ月後に指定、すると、十六夜さん、ジン君の両方から待てが入る。
「主催者に問います。貴方の両隣にいるのは、ラッテン、ヴェーザーと
聞きました。そして競技場に出現した陶器の巨兵がシュトロム。
だとしたら、貴方の名は…黒死病(ペスト)ではないですか？」
黒死病というワードが出て驚く一同。
ペストはすでに参加者の一部に病原菌を潜伏させており、ゲーム再開が
１ヶ月後になんかなってしまえば参加者側の敗北は目に見えている。
敗北…っていうか、死んじゃうじゃないですか！
窮地に追い込まれた参加者側にペストは提案…
此処にいるメンバーと白夜叉、その全員がグリムグリモワール・ハーメルンの
傘下に入るなら、他のコミュニティは見逃してあげる…
なんですと！？
その上、飛鳥がラッテンによって捕縛されている事も判明…
ペストは参加者全員の命と引き換えなら安いものだと言う。
従わなければ皆殺しというわけか？と突っ込む十六夜さん。
一方、耀は負傷した人々の手当てをしながら、飛鳥の行方を
捜していた。ウィル・オ・ウィスプのアーシャやジャックも
捜索に協力してくれているようで、二人は飛鳥が見つからなかった
事を報告しに耀の所にやってきた。耀にお礼を言われて照れるアーシャ。
アーシャ「別にアンタの為にやったわけじゃねーよ」
ジャック「ﾔﾎﾎﾎｳ…素直ではありませんね、アーシャ」
ツンデレｗ
それにしても、耀の顔が紅くて汗とかかいてるんだけど…って
思った矢先、耀はフラっと倒れそうになり、アーシャに支えられる。
「どうしたんだろう…」と自分の体調を不思議に思う耀
火照った感じの耀は可愛いが、体調崩してるって…まさか…！？
ジン「一つお訊きしたいのですが、貴方達"グリムグリモワール
ハーメルン"は新興のコミュニティではないですか？」
ペストは「答える義務はない」と即答、十六夜さんは、だから
ペストは人材が欲しいのかと指摘。それならば、１ヶ月後に
ゲーム再開では、欲しがっている人材が全員黒死病で死んでしまうと
言うと、ペストはそれなら２０日後に再開すればいいと答える。
それに対してマンドラは発症したものを殺すと過激な事を言い出し
十六夜さんは、そこから何かを閃いたらしく黒ウサギにルールの
変更はまだ可能か？と確認を取る。変更は可能…！
十六夜「交渉しようぜ、"黒死斑の魔王"、俺達はルールに自決・同士討ちを
禁ずると付け加える、だから再開を三日後にしろ」
ペスト「却下、２週間よ」
十六夜「５日、その代わり黒ウサギを付ける」
なんと、十六夜さんは黒ウサギもゲームに参加させ、黒ウサギも
手に入れられる可能性を提示し、ペストに譲歩を求めてきた。
ペストは１０日までに譲歩、もう少しでなんとか、十六夜さん達の
要求通りになる… と、その時、ジン君が立ちあがる。
「ゲームに期限を付けます。再開は一週間後、ゲーム終了はその
２４時間後、それまでに決着がつかなければ、ゲーム終了とともに
主催者側の勝利とします」
ジン君、思い切った提案したな…
１週間というのは黒死病での死者が現れないギリギリのライン、
だからゲームで決着がつかない場合は無条件降伏を呑むという提案。
ペストは暫く考えた後、ジンに「貴方は私に勝てるつもり？」と問う。
ジン「勝てます」
ペストは条件を呑み、「貴方は必ず、私のオモチャにする」と宣言。
貴方って、ジン君をオモチャにするってこと？
こうして審議決議は終了し、新たな契約書類が作成された
とんがり帽子の精霊に起こされ、飛鳥が目を覚ますと、目の前には
展示場にあった紅い鋼の巨人が！ って、どうしてここに？
すると、周囲を浮遊している群体精霊が飛鳥に語りかける。
わたしたちからあなたにおくりもの。
どうかうけとってほしい。
そして偽りの童話、ラッテンフェンガーに終止符を…
群体精霊は自分達がハーメルンで天災によって犠牲になった
130人の御霊である事を明かす。
群体精霊は飛鳥に全てを語るといい、自分達が造り上げた
最高傑作、星海龍王より授かりし鉱石で鍛え上げた最高の
ギフトを贈るという。 「我々のギフトゲームを受けてくれますか？」
と群体精霊は言い、飛鳥の目の前に契約書類が現れる。
そこには、飛鳥のギフトでディーンを服従させる事と書かれていた。
飛鳥「一つだけ確認するわ。貴方達が造ったギフトがあれば…奴等に勝てる？」
貴方が使えば…
貴方が従えれば…
貴方を必ずや勝利させましょう…
群体精霊の回答を聞いた飛鳥は挑戦を受けると宣言。
４日後…
徐々に感染者が発症し始めた街を見下ろすペスト達…
消えたお嬢様はまだ見つからないと嘆くラッテン…ん？
消えたお嬢様って、飛鳥の事？？ ラッテンはペストに大事な
話があるといい、何を言うのかと思ったら、魔王として
ギフトゲームを開催したペストは、今後、戦って戦って、そして
やがて必ず没すると言う…。 ヴェーザーまで「必ずな」と言う。
この箱庭において魔王というのはそういうシステムだという
ラッテン。 なんだ、そのシステム… 魔王ってそんな
位置づけなんだ？ 没するって死ぬって事だよねえ…。
個室のベッドで目を覚ます耀。
やっぱり発症してしまっていたのか…
十六夜さん、付き添っているけど、感染したりしないのかな？
紅潮した顔の耀、可愛いです
耀にゲームクリアの目処は立ったかと訊かれた十六夜さんは
大まかには分かっているが核心には至っていないと答える。
ラッテン＝ネズミ ヴェーザー＝ヴェーザー河、シュトロム＝嵐
ペスト＝黒死病、この中で１３０人の死に繋がらないものが
偽りの伝承のはずだという十六夜さん。
耀「なら十六夜はどれが偽物だと思う？」
十六夜「ペストだ。黒死病だけが長期的な死因として描かれている。
ハーメルンの笛吹きは1284年6月26日という限られた時間内で
130人の生贄が死ななければならないんだ」
だったら、ペストを倒せばいいのかというと、それだともう一つの
勝利条件、ゲームマスターの打倒とかぶってしまう。例の一文、
"偽りの伝承を砕き、真実の伝承を掲げよ"も部分的には解明できて
いるらしい。砕き掲げることが出来るものと推測されるのは
会場のあちこちに飾られていたハーメルンのステンドグラス…
白夜叉はバルコニーの封印されたままだというと、耀はどうやって
白夜叉を封印したんだろうね？と訊いてくる。白夜叉を封印する
ような一文がハーメルンの碑文にあるの？と。
白夜叉はどちらかといえば仏神側、彼女は本来持っている
白夜の星霊の力を封印する為に、仏門に下って霊格を落とした。
耀「本来の力？」
十六夜「ああ、なんでも白夜叉は、箱庭の太陽の主権を持っているらしい。
太陽そのものの属性と、太陽の運行を司る使命を…」
ここでふと、黒死病が14世紀の寒冷期に大流行した人類史上最悪の
疫病という事実を思い出す十六夜。
黒死病が大流行した原因は太陽が氷河期に入り世界が寒冷に見舞われた為…
そうか！これが白夜叉を封印したルールの正体か！
なら、連中は… グリム童話のハーメルンの笛吹きであっても
本物のハーメルンの笛吹きじゃなかったってことか！
と、十六夜さんは納得し、耀にお礼を言って去っていった。
ど、どういう事なんですかｗ
ハーメルンの碑文が1284年、黒死病の大流行は14世紀で、時期が
合わないから、彼らが本物のハーメルンの笛吹きじゃないってこと？
白夜叉が封印されたのは、太陽が氷河期に入ったという話が関係
してるってことですかい。 なんかちょっとよくわからんが、
十六夜さんは偽りの伝承の意味を理解したわけだね。
そして、約束の時間が来てゲームが再開された
参加者達は指示の元、一斉に街中のネズミを操る道化が描かれた
偽りの伝承のステンドグラスを破壊していく。
謎が解かれた事で、ペストは、いざとなったら皆殺しに
すればいいと物騒な事を言い、その為にヴェーザーに神格を
与えてあるという。ペストは謎が解かれた以上、温存する
必要はないと、ハーメルンの魔書を起動。
ハーメルンの魔書？何ぞそれ？？
ペストがハーメルンの魔書を起動すると、なんと、街が一瞬にして
ハーメルンの街並みに変貌。これではステンドグラスの場所が
わからない…と人々の間に動揺が広がると、ジン君は、教会を
捜してくださいと指示を出す。教会にはステンドグラスがあるもんね。
十六夜さんがハーメルンの街の召喚に驚いていると、ヴェーザーが
現れ、十六夜さんの顔を掴み、こん棒みたいなので、十六夜さんの
腹部を強打、十六夜さんは吹っ飛び、血がポタポタ…って、十六夜さん
まさかの負傷！？ 血をペッとやってるし… まさか十六夜さんが
負傷するとは…。 ヴェーザーは神格を得た上にホームタウンで力も
倍増しているという… 十六夜さんピンチか！？
黒ウサギとサンドラはペストと交戦中、ジン君達は教会で
ステンドグラスを発見していたが、そちらにはラッテンが無数の
シュトロムを引き連れて現れた。レティシアがラッテンをひきつけてる間に
ジン君達が逃げようとすると、その行く手をシュトロムが塞ぐ。
万事休すかと思われたが、そこに紅い鋼の巨人・ディーンと共に
飛鳥が現れ、シュトロムを撃破！
飛鳥ｷﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――!!
とんがり帽子ちゃんが、腕組みしてて可愛い
今回はこんな感じでした。
ラストんぼ飛鳥の登場シーン、かっこよかった～！
十六夜さんは、まさかの負傷、ヴェーザーごときに怪我させ
られちゃうとは… 神格をつけるってどういう事、魔王だと
そんな事もできちゃうの？ とにかく、十六夜さんには格好良く
ヴェーザーに勝ってもらいたいものですね。
気になったのは、魔王はいつか死ぬ運命にある的な事を
ラッテンが言っていた事、ペストちゃんも死ぬ運命にあるのかね？？
よくわからんが、そんな風にならないでもらいたいねえ…。
よくわからないといえば、偽りの伝承の意味が、なんか
はっきりとわからない、いや、だいたいは理解してるんだけど…ｗ
飛鳥が紅い鋼の巨人と共に現れましたが、これで一気に形勢は
逆転するのだろうか？ 十六夜さんにも活躍してもらいたい！
前回までのレビューは以下からどうぞ
第1話 問題児たちが箱庭にやって来たようですよ?
第2話 和装ロリはいろいろブっ飛んだお方のようですよ?
第3話 お風呂であんなコトやこんなコトだそうですよ?
第4話 黒ウサギがエロイヤらしい奴に狙われたようですよ?
第5話 誓いは星の彼方にだそうですよ?
第6話 問題児たちがお祭り騒ぎに参加するようですよ?
第7話 暗闇で飛鳥がチューチューされちゃうそうですよ?
第8話 黒い凶事は笛の音と共に来るそうですよ?