バスを降り、暫く歩くと、そこには天体ドーム付きの合宿所が現れる。
到着早々、三波や秋菜の写真を撮ろうと張り切る江戸川は設営を手伝わされるw
一方、姫は1人寒さに凍えていた。雪景色に映えると思って選んだ洋服はまったく
防寒という観点からは離れた位置にあったからだ。
重ね着するような服も見つからない姫は、来る途中に見かけたコンビニの事を思い出す。
服はないにしろ、インナーなら少しは・・と思い、1人こそこそと合宿所から
コンビニに向かう姫。それは軽率な行動だった。
設営も終わり、合宿所内では三波と川村から夜の星観測へのレクチャーが行われていた。
夜になり、外は突然吹雪いてきた。そして、姫が居ない事に気付く面々。美星は
まだ明るい時に姫が1人で外に出て行く姿を見ていた。吹雪の中、雪慣れしていない子が
居なくなった事でみんなが慌てる中、小夜が美星に姫を見かけた時の姫の服装を
聞こうとすると、美星は姫を捜しに出てすでに居なくなっていた。
クリックで別ウインドウ原寸大表示一方、1人コンビニにやっと辿り着いた姫は愕然としていた。田舎のコンビニが
24時間営業ではなく、すでに閉まっていたのだ・・しかも、ローソンじゃなくてモーソンと
いう怪しいコンビニw とにかく、吹雪の中、合宿所に戻ろうと、自分の足跡を
辿って戻ろうとするが、すでに降り積もった雪で足跡は消えており、右も左もわからなく
なり遭難する姫。意識が遠くなり、見たものは朔の幻、そして自分の人生が
走馬燈のように・・はっと我にかえると、目の前に、美星が姫にこっそり忍ばせて
おいた使い捨てカイロが落ちていた。カイロを見て、泣き出す姫・・
「美星せんぱぁい・・」
と姫が泣きながらもらすと、美星が現れた。
再会を喜び、姫にジャージを巻き付ける美星。二人で、合宿所に帰ろうとした時、
美星が雪原の坂ですべってゴロゴロと転がる。姫によって、雪から引っ張り出して
もらったものの、吹雪の中、方向がわからなくなってしまう。とりあえず雪洞で吹雪を
やり過ごそうとする美星達、姫は自分の気持ちを美星に吐露し始める。いつも
一つ高い所からフワフワと余裕の美星の様子を見て、ヤキモチで雪のように
固くなになってしまう自分の事、もっと自分をライバルとして認めてもらいたいと
美星に言う。そんな真剣な姫の言葉に、美星もいつもと違うまっすぐな瞳で返し、
自分も負けないと、姫に宣言する。
吹雪がいつの間に止んだ事に気付く美星、雪洞の外に出ると、空は晴れ渡っていた。
星がありすぎてむすべないくらいの澄み切った夜空に感動する姫。すると空に
光の矢が走るのを見る。それは江戸川達が、望遠鏡の接眼部からカメラのストロボを
たいて出していた光のビームだった。
合宿所に無事戻った姫はみんなから叱られるが、みんな姫が無事で帰ってきた事を
心から喜ぶ。姫も無事戻り、空が晴れ渡ったので、さっそく星空観測に入る事に。
美星は姫を真面目なまなざしで見る。雪洞での会話を思い出し、ドキっとする姫。
すると美星は・・
「どっちが屋外でずっと星見られるか競争!?それともどっちがいい観測スポットを
さがすか競争!!? ライバル、ライバル~!」
とはしゃぐ・・どうやら結局姫の真意は伝わってなかったようで・・??
-----------------------
原作4巻
27話「だってかわいいと思ったんだもん」
28話「それは白い雪のように」
から
ちょっとハラハラする話ですね、まあ、このまにまにでは大きな事件とかは基本、
起きないんで、それなりに安心はして見ていられるんですが、それにしても
姫の行動は軽率すぎる! カワイイ優先なのはわかるけど、さすがに、豪雪地帯で
軽装とか、慣れない土地での勝手な1人歩きとかは、さすがにちょっとダメ
ですね。真冬の東京でミニスカ+タイツなしでブーツとはちょっと違いますよね。
あんな雪深い所でスキニージーンズなんて・・・想像するだけで寒いですよ。
雪洞の中で美星に真意を伝えたはずの姫でしたが、結局、美星には伝わってない
感じでしたね。でも、私は、ちょっとくらいは伝わっているんじゃないかと、
思っておりますよ。じゃないと、姫もうかばれないw
次回はいよいよ最終回ですね。
前回までのレビューは以下からどうぞ
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話