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三次のあと
2月14日、バレンタインズデー。臼井が自分の靴箱を開けようとすると声を
かける可符香。
「開けなければ いいと思うよ」
開けさえしなければ、チョコを貰えてる臼井と貰えていない臼井が同時に
存在する・・並行世界が続くという、シュレディンガーの猫と同じ事になる。
それならば、チョコを貰えている自分の存在を信じて下駄箱を開けないと
下駄箱を封印しようとする臼井を見て望は言う。
「物事、フタを開けてみるまで分からない。逆に開けなければ可能性を持ち
 続けることができるのです!」
生え際がきちゃった時のシュレディンガーのデコ、体重が気になる日塔には
シュレディンガーの体重計、猫の尻尾を隠す事によって、並行世界に
ありとあらゆる尻尾が存在する、シュレディンガーのしっぽ。1週間開ける
のを忘れていた弁当箱を開けなければシュレディンガーの弁当箱・・
開けなければ可能性を持ち続けられると結論する望に可符香が景の再婚を
告げる。壁のシミと結婚していたはずの景がどんな人と再婚したかと
見にいくと、景はシュレディンガーの嫁と結婚していた。中身が気になった
千里は彫刻刀を滑らせ、箱を少しずつ切るが、徐々に中から姿を現すのは
まだ人類が見るには早すぎる嫁だった為、急いでその場を撤収する望達。
教室に戻ると、可符香が言う。
「この際、先生もシュレディンガーのお嫁さん貰ったらどうです?」

後は続きからどうぞ