- アニメ
澄んだ冬の夜空で見る星、オリオンの一等星、オレンジ色のペテルギウス、こいぬ座の
プロキオン、そしておおいぬ座のシリウスを結んだ冬の大三角、そこにオリオンの
リゲル、おうひ座のアルデバラン、ぎょしゃ座のカペラ、それにふたご座の
ボルックスを加えたのが冬の大六角形・・見慣れていると思っていても全然違うと思う
朔。冬は日が暮れるのが早く、その分太陽の残照の影響がない為に、高空にある
塵が照らされず黒い天幕となる上に、空気が乾燥していて透明度が高いから、冴え冴え
とした輝きがあるのだ。
一方、ロマと同じ予備校に通う近江は元気のないロマを食事に誘っていた。近江が
ロマを食事に誘った目的はレストランのテラスから、彼にカノープスを見せて
彼を元気づけるためだった。初めてみるカノープスに喜ぶロマ。そんなロマに
近江は優しい言葉をかける。どうしてこんなによくしてくれるのか?と野暮な事を
聞くロマに近江は顔を近づけ・・?
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夜空に萌えまくる川村と三波や、星景写真を撮る朔や江戸川、はしゃぐ美星達、
みんなで飲むあったかい甘酒・・楽しい時間は過ぎていく。まだ見たことがない
土星を観測する事になると、美星が自分で持ってきた父の形見のアイピースを
出してくる。土星の位置を朔に説明する美星、星空にはみんなで初めて見た
春の星ももう見えていた。ぐるりとめぐる宙、星と星、つないでいく季節のリレー・・。
「また新しいリレーが始まるよ」
朔が、望遠鏡をのぞき込み、ピントを合わせると、そこには土星が見える。
それはユラユラ揺れる小さな像、ほんとにある輪っかに感動する姫、宇宙感を
感じる朔、感動を繋げて今がある事を実感する美星。卒業する川村や三波にこの
感動を後輩に繋げていきたいと宣言する後輩ちゃん達、めぐってくる次ぎの星達に
光の祝砲を! 同じ星、同じ空の下、ロマ先輩も、近江さんも、ふーみんも
みんなが見上げる夜空、つながる沢山のリレー。
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春になり、ロマ部長は無事卒業、大学にも見事に合格し、近江さんと一緒にキャンパス
ライフ。朔達は、それぞれ進級し、学校には新入生がやってくる。そして天文部は
部の存続の為、新入生獲得に奔走中。2年になり、朔とクラスが離れてしまった
姫は天文部に全てをかけていたw
ちょうど一年前のように、屋上から☆を降らせる美星
「一緒に星を見ませんかー?」
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原作5巻
第29話 星空ループ
第30話 赤い星に愛を込めて(一部)
から
終わっちゃいました~。最終回もよかったよ~。なんといっても、ロマ先輩と近江さんが
食事にいってカノープスを見る所を、組み込んで来たのがよかったです。でも
実は、カノープスの話、赤い星に愛を込めては、美星達もロマ部長を元気づける為に
奔走する話でもあるんですよね。なぜカノープスかというと、中国ではこの星を
「南極老人星」とか「寿星」とか呼んでいて、健康と長寿に恵まれる縁起のいい星と
されてきたっていう前提があったからなんです。地平線近くにしか現れない、けっこう
見るのが難しいこの星を写真におさめて、ロマ部長にあげようとするんですが、その時に
同じようにロマ部長にカノープスを見せるのが近江さんなんですね~。
でも、まあ、近江さんとロマ部長の話だけでも組み込まれてよかったなって思いました。
新入部員が入る所までやりませんでしたが、この後、天文部に入ってくる新入部員の
女の子は、私的に、声優は絶対広橋涼にやらせたい・・!というキャラです。
これ見てると、土星とか一回でもいいから、望遠鏡で見てみたいって思いますね~
望遠鏡で星って見たことないんですよね、あんな風に輪っかとか見られたら、超
感動しそうだよ~!
にしても、まにまに、誰もが認めるいいアニメでしたなあ!爽やかだじぇ!
最終回なので全話タイトル付きレビューリストです
第1話 天文部へようこそ!
第2話 ファーストスター
第3話 プラネタリウム
第4話 夜明けまで
第5話 言葉の星
第6話 よろしく
第7話 月とキンモクセイ
第8話 イルミネイト グラウンド
第9話 高校天文ネットワーク
第10話 いっしょに
第11話 それは白い雪のように
第12話 星空ループ