捕らえたスカーになぜ自分の両親を殺したのかと詰め寄るウィンリィ。スカーは
「何を言っても言い訳にしかならん」と自分がウィンリィの両親を殺した事実
を認め、ウィンリィに自分を裁く資格があると告げる。そんなスカーをウィンリィは
裁く事はせず、彼の傷の手当をする。
「父さんと母さんが生かした命だもの・・何か意味があるんだと思う」
そんなウィンリィに触れ、スカーは、いつか自分の兄が言っていた言葉を思い出す。
スカーが、マイルズになぜイシュヴァールの血を引く者がアメトリス国軍に加担する
のか?と問うと、マイルズはサングラスを外し、スカーを見て言う。
「この国の内側からイシュヴァール人に対する人々の意識を変えるためだ。」
混血である自分がアメトリス国軍に身を投じることによって、何かを変える事が
できるかもしれないという事をアームストロング少将によって気付かされたと
マイルズは続ける。スカーはそんなマイルズの言葉を聞いて彼の存在が将来
何かを変える事になるかもしれないという希望を見る。

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