眠の家では寄り合いのようなものが開かれて、その中で、今の嫦娥町の
状況について論議がなされていた。
記録的な暑さ八朔の不作、そして、嫦娥の八朔は特別なもので、よそから
買ったものはその代わりにならないのだという。議論は、神堕人すべてを
排除したほうがいいという過激なものになるが、それより、10万人に1人
と言われる、ある人物を排除した方がいいという話が出てくる。

その様子を別の部屋で聞く眠・・。

重次の元を訪れた賢木は、重次から、カプセルに関する研究データを見せて
もらっていた。重次は、賢木にカプセルの量産を持ちかける、そうすれば、
住人の発作が充分に抑えられるという。しかし、そこで、賢木は突然
真に迫った事を言い出す。

「根本的に治したくありませんか? 神人を・・」

神人という言葉を聞いて、ハッとなる重次。賢木は、真の姿を開示しろと
迫ってくる。

後は続きからどうぞ