カナタの喇叭の腕前も上達した頃・・

辺りはめっきり冬の様子。前回、リオに届いたテガミを庭のたき火で
燃やすリオ。くすぶるたき火の炎のように、リオの心の中でも
何かがくすぶり続けていた。
 
遠くで、カナタの喇叭の音を聴く人の中には、普段は山に住む老婆・ジャコット
もいて、彼女は体調を悪くしており、今年の冬は街で過ごすように
勧められていたが、彼女は頑なにそれを拒んでいた。

後は続きからどうぞ