第1話「借りを作れない男」
市ノ宮行(いちのみやこう)
世界のトップ企業である市ノ宮カンパニーの御曹司
生まれながらの勝ち組
T大にストレートで合格し学費からマンション代まで全て親に頼らず自分で
稼いで生きている。これは会社を継ぐための第一訓練といって理由は市ノ宮家の
家訓が語っている。

他人に借りを作るべからず

とにかく彼は今までそれを守って生きてきた。誇りだ。そしてこれからも彼は
誰にも借りを作らず生きていく。たとえ通りすがりの子供の集団に
嵐の如く突然ズボンを奪われ、橋の鉄橋をちょっと登った所にひっかけられて
しまっても・・・・w

引っかけられたズボンを取ろうとした時、パンツが引っかかってしまい
尻が露出し、あともう少しで全部脱げ前の方も露出するかもしれないという
公然わいせつ系になりそうになった時、近くで釣りをしていたニノが
話しかけてくる。ニノは持っている釣り竿でパンツを直してやろうか?と
聞いてくるが、借りを作るのが嫌な行はそれを断り、鉄橋を登る・・すると
その鉄橋は工事中で、行は鉄橋ごと川に落ちる羽目に・・。鉄橋と共に
川底に沈み、自分の命が消え尽きていくのを感じた行だが、どうすることも
できなかった。しかし、そんな行をニノが助け、行は「命の恩人」という
ヘビーウェイトな借りを生まれて初めて他人に作ってしまった。



後は続きからどうぞ