クリックで別ウインドウ原寸大表示西尾は国民党に共産党からスパイとして紛れ込み、資金を着服したらしく、
国民党は躍起になって西尾の行方を追っていたのだった。そんな事はまったく
知らずに昔の友人である西尾を捜していただけだった葛は厳しい尋問を
受けてしまう。尋問を受けた後、牢屋に連れてこられると、牢屋の中には
すでに、葛をつけていた女が入っていた。女も尋問された様子だったが
葛と少し話している間に、女が西尾とかなり親しい間柄だという事が伺えた。
葛は尋問の疲れから、そのまますぐに気絶するように眠ってしまう。
翌日、葵が葛を迎えにやってくる。桜井機関は、葛を救い出す為に、あらかじめ
掴んでいた共産党の武器取引の情報を国民党に渡していた。桜井機関的には
損をしたように見えるが、これで武器取引を経由してくる第三国の情報等も
掴めるので、当日の取引現場には棗を差し向け、現場を観察し情報を得るの
だという。葛の解放にはもう一つ条件があって、これ以上西尾に関わるなと
いうものだった(国民党が西尾を始末したいから)
葛は西尾の女と接触する。西尾の女、愛玲は西尾の事を夏のような人だと
言う。激しくて危うくて、一緒にいると、こちらがばててしまいそうになる・・
でも去ってしまうと寂しくなる・・そういう人なのだと愛玲は語った。
夏は必ず去っていくのに・・武器取引の現場に現れたのは、西尾だった。西尾は共産党の手先として
武器を受け取りにやってきたが、国民党の攻撃にあい、その場から逃げ出す。
なんとか無傷で逃げおせた西尾の前に、葛が立つ。「俺を追っているのか?」
という西尾の問いに、「一度会いたかっただけだ」と答える葛。
葛は西尾に、愛玲が待っている事を告げるが、西尾はその事を意に介さず
走り去っていった。
後日・・愛玲の様子を陰から、少しだけ伺って葛は帰っていく。
そして、西尾は暗殺され、その亡骸に雨が降り注ぐ。
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西尾の声、勝杏里がやってた! そこが今回の刮目点? あ、愛玲の声は
遠藤綾でしたよ・・・。 っていうか、こんなしっとりとした話、深夜の
アニメでやってどうなの?って感じがちょっとしたかも、いや、別に
いいんですけど、ちょっとしっとりしすぎっていうか、オチが弱いっていうか・・。
あの死にかけた蝉って、西尾に迫っていた死にかけたのかな?まあ、そういう
抽象的な表現とかで攻めるのもいいんですけどね・・・弱いんだよなあ・・
話が・・。同じ弱いにしても、先週の話はけっこう好きだったんですけど・・
あと、愛玲があんまり可愛くなかったっていうのもあるのかもw
わかりづらいっていうのもあるような気がする。葛の足の傷と、西尾の
足の傷というのは幼い頃、一緒に遊んでいた時にケガしちゃったもの
なのか?と思ったが、愛玲の為に西尾が自ら腕に傷をつけたっていう
話の下りからすると、葛が怪我をした時に、その時にも西尾は自ら
自分の足に傷をつけたのか??という事が推測されるけど、そこらへんも
はっきり語られたわけじゃない。ほんのちょっとだけ、分かり易くしてくれたら
うまく回るような気がするんだけどな~。もったいない。
前回までのレビューは以下からどうぞ第1話「救出行」第2話「回想のロンド」第3話「ビッグフォーに影は落ちる」 第4話「カメラと包子(パオズ)と野良猫と」