キュゥべえは、さやかを理解させる為に、もし、槍がお腹に刺さった
時の痛みをさやかに味あわせる。キュゥべえがソウルジェムに触ると
ソウルジェムが光り、さやかがお腹に痛みを感じて苦しみ出す。
前のめり気味のキュゥべえ…恐いw
さやかが杏子とあれだけ戦えたのも、肉体が魂と直結してないから
こそでもし、直結していたら戦えなかった…
慣れてくれば完全に痛みを遮断する事もできるらしいが、それはそれで動きが鈍くなってしまうらしい。 つまりはこの状態なら、いくら負傷しても
ちょっとの痛みで済み、戦い続ける事ができるわけだね。
魔法少女で魔女と戦うならそっちの方がいいんじゃん?
それにしても、言って分からないなら体でっていうキュゥべえシステム…スパルタだな~w
翌日、さやかは学校を休み、まどかはさやかが心配…
昼休みに、ほむらと屋上で話すまどか。ほむらは、魔法少女が人間じゃ
なくなる事を知っていたが、話しても誰も信じてくれないので
話さなかったという。キュゥべえはこのことを別に悪いとなんて
一切思ってなく、もっとも、キュゥべえには人間の価値観なんか
通用せず、何を言っても、
奇跡の相当の対価だと言い張るだけらしい。
本来ならばさやかが彼女の一生を費やして介護しても上條君の手は
治る事がなかった…それを治したのは間違いなく奇跡であることに
ちがいない。
奇跡というものは本来ならば、人の命でさえあがなえるものではないのに、それを売って歩いているのがキュゥべえだと
ほむらは言う。たとえ、まどかが命を救ってもらった事を感謝しても
感謝と責任を混同してはいけない、さやかの事は諦めろと再び
まどかに告げる。
まどかにはさやかを助ける手だてなんてない。借りを返そうだなんてそんな出過ぎた考えは捨てろ。そう言うほむらに、
「ほむらちゃん、どうしていつも冷たいの?」と
言ってくるまどか。すると、ほむらは
「そうね…きっともう人間じゃないから…かもね」と答える。なんだろう、まどかがほむらに
冷たいとか言うのを聞いているとイラっとしてくる…。いままで
まどか達を魔法少女にさせまいとしていたほむらの事を思えば
冷たいっていうのも失礼じゃないのかね。
クリックで別ウインドウ原寸大表示家でふさぎ込むさやか。こんな体になっちゃって、私どんな顔をして
恭介に会えばいいのかな?とか言ってるけど、見た目的には
なんらかわらないんだから、そのまま会えばいいじゃないの?
と思ってしまうんだけどw すると、そこに杏子が話しがあると言って
やってくる。杏子がさやかを連れだった場所は、
廃墟となった教会…杏子はもっていた林檎が沢山入った紙袋から林檎を一個取り出し
さやかに投げる「食うかい?」 なんか、杏子がすっかりいい人に
見えるんだが…w いや、多分、これが本来の彼女なんだろう。
しかし、さやかはもらった林檎を投げ捨てるw 杏子は
食べ物を粗末にするな!と一瞬怒ってさやかに掴みかかるが、すぐに
やめて、林檎を拾って紙袋に戻すと、
自分の生い立ち、そして魔法少女になった経緯を語り出す。
この廃墟の教会は杏子の父親の教会だった。しかし、杏子の父親は生真面目さ故か、新しい時代には新しい教えが
必要だと思い、ある時から、教義に無いような事まで語り始めて
しまった。それ以来、信者の足はぱったりと途絶え、本部からも
破門、だれも杏子の父の話を聞こうとはしなかった。
杏子の父は間違った事は言っていなかったらしいが、世間的には
ただの胡散臭い新興宗教、そのうち、杏子の家は困窮し、その日に
食べるものにも困る事になった。父親は間違った事を言っていないのに
誰も耳を傾けない事を悔しく思った杏子は、「みんなが父親の話を
マジメに聞いてくれますように」という願いと引き替えにキュゥべえと
契約し、魔法少女になったのだ。
魔法少女になった杏子は、父が表の世界から世界を救うなら、自分は
裏の世界から世界を救うんだと、魔女退治に励んでいたが、ある日
父にからくりがバレ、大勢の信者がただ信仰の為じゃなく魔法の力で
集まってきたという事が発覚してしまう。父親はブチギレて杏子を
魔女と罵り、精神がおかしくなり、最期は杏子1人を残して家族を
道連れに
無理心中を図ったそうな… ダークすぎる…。
他人の都合を知りもせず、勝手な願い事をしたせいで結局、誰もが不幸になった…そんな痛すぎる経験をした杏子は、これからは魔法を他人の為ではなく
自分自身だけの為に使い切ると決心したのだ。なるほどねえ…
奇跡というのはタダではない。希望を祈れば、それと同じ分だけの絶望がまき散らされる。そうやって差し引きをゼロにして世の中のバランスは成り立っている杏子の言葉重いっすな・・・。杏子がさやかに忠告しているのは
さやかが杏子と同じ間違いから魔法少女になったから…杏子は
さやかに、これ以上後悔をするような生き方をするべきじゃないと
言ってくる。しかし、さやかはそんな生き方を否定、自分は
高すぎる対価を払ったなんて思ってないし、この力は使い方次第で
素晴らしいものになると言い放つ。そして、杏子が林檎をどうやって
ゲットしたのか?と聞いてきて、杏子が答えに困ると、「その林檎は
食べられない」と「もらっても嬉しくない」と言ってその場から
去っていく。
私は私のやり方で戦い続ける…この先、また杏子がそんなさやかを許せないと思ったら、また
杏子と戦うとさやかは言う。 って…この段階じゃ、なんかさやかの
方が意固地になりすぎているように見えるぜ…。 杏子が
もし、林檎を盗んでいるなら、それは駄目な事だとは思うが、それ以外は
杏子の言っている事の方が正しいような気がする。
何というか…さやかが意固地になればなるほど、その反動が恐いよ。
クリックで別ウインドウ原寸大表示翌日…登校してくるさやか。仁美とまどかが明るく出迎えるが、
登校途中、上條君が学校に登校してくる姿が! 上條君が登校してきても
さやかの表情はすぐれない。放課後、仁美に話があると呼び出される
さやか。仁美は
「恋の話」と言って、実は上條君の事が好きだと
さやかに言ってくる。仁美は、さやかは自分にとって大切な友達なので
ぬけがけも、横取りもしたくない、上條君を見つめていた時間は
自分より多いさやかには、先を越す権利がある。と言って、自分が
告白する翌日の放課後まで、さやかに時間をあげるから、後悔が
ないように決めろと言ってくる。あ~・・・・もうなんか泥沼…。
ってーか、仁美、いきなりなんか恐いよ…w
夜になり、さやかはいつものように、魔女退治へ…
落ち込んでいる様子のさやか… 玄関ではまどかが待っていた。
まどかに優しく声をかけられ、さやかは涙を流し、自分の気持ちを
吐露する。今日、
「仁美を助けなければよかった」と思ってしまった
自分の気持ちを悔やみ、そして、上條君に対して自分は何もすることが
できない事を悲しむ。まどかに抱きついたさやかは…
仁美に恭介を取られちゃうよぉ…でも、私、何もできない…だって、私、もう死んでるんだもん…ゾンビだもん…こんな体で抱きしめてなんて言えない…キスしてなんて言えない…ゾンビだって、恋をしてもいいじゃないか!w
なぜゾンビだから、上條君に告白ができないんだ?見た目的には
別に問題ないんだからさ、なぜ故、そう思うのだ?
自分の気持ちを思いっきり吐露したさやかは少し気分がよくなった?
か、実際はわからんが、表向きはすっきりしたと言って、まどかを
伴って魔女退治へ…
さやかが魔女退治をしているのを結界の外から見ている杏子の
所にほむらが現れる。ほむらは、杏子がさやかに獲物をあっさりと
譲っている様を不思議がる。なんか、杏子、ぜんぜんいい子じゃないか!
しかも、魔女と戦うさやかが手こずっているのを心配しているっぽいぞ。
今回の魔女は…
Elsa Maria
魔女と戦っているさやかは確かに苦戦していた。さやかが魔女に
呑み込まれそうになった時、杏子が助太刀に入る。杏子は、お手本を
見せるといって、そのまま戦いを引き継ごうとするが、さやかは
再び立ち上がり、魔女へ向かって突進、ついに、魔女本体をとらえ
魔女に何度も斬りかかる。さやかは体のあちこちから血を流しながら
狂ったように笑い叫びながら魔女を斬る。
ホントだ!その気になれば痛みなんて…完全に消しちゃえるんだ!!場面は暗転し、まどかの声が響く…「やめて…もうやめて…」
クリックで別ウインドウ原寸大表示今回はこんな感じでした。
杏子が、すっかりイイ子に見えるんですけど、いや見えるだけじゃ
なくて、杏子はいい子なんだと思いました。自分の失敗をさやかに
語り、彼女なりにさやかを救おうとしたのに、さやかはそれを
聞き入れなかった。別に、聞き入れなくてもいいけど、もう少し
ねえ・・ちょっとは杏子と仲良くしてもいいと思ったよ。
盗みをした?杏子は駄目だけど、彼女は天涯孤独の身なんだよぉ・・。
っていうか、もう、さやか、本心では色々と後悔しまくってるよねえ。
虚勢はってるけど、上條君の事も、魔法少女になった事も、
仁美を救った事も、すべて後悔の連続じゃないか。その反動が
最後の魔女との戦いに出てて、かなりダークサイドな感じで…
痛みを感じないってシャウトしていたのは、体の痛みだけじゃなくて
心の痛みの事も言っていたんだろう…。
でもさーゾンビでも、恋すりゃいいじゃん!告白すればいいじゃん!
なんで諦めちゃうのよ? なんか、仁美が上條君と付き合ってしまって
その後のさやかがどうなるのかが心配すぎる。これでさやかが
絶望して魔女になるとかになったら鬱展開すぎるよぉ・・・・・
いやー、杏子、ほんとにイイ子だと思うけど、こうなってくると
杏子が死んでしまいそうで恐い…。
予告イラストは天杉貴志
Twitpicの方に1152×807サイズをアップしておきました
http://twitpic.com/414cpd前回までのレビューは以下からどうぞ
第1話 夢の中で会った、ような…第2話 それはとても嬉しいなって第3話 もう何も恐くない第4話 奇跡も、魔法も、あるんだよ第5話 後悔なんて、あるわけない第6話 こんなの絶対おかしいよ