ほむらの家で、キュゥべえは、ある仮説を立てる。

なぜ鹿目まどかが、魔法少女として破格の素質を備えていたのか
魔法少女としての潜在能力は背負い込んできた因果の量
決まってくる。一国の女王や救世主でもないまどかに、どうして
あれほどの因果の糸が集中してしまったのか。
それはほむらが同じ時間を繰り返す事に原因があった。
やっぱり、最初の時間軸より、まどかの力はどんどん増して
いたのだ。それは前話を見ていると感じる事であった。
キュゥべえはそれはほむらの魔法の副作用なのだと言う。

ほむらが時間を巻き戻してきた理由は「まどかの安否」ただ一つ。
同じ理由と目的で何度も時間を遡るうちに、ほむらはいくつもの
並行世界を、まどかの存在を中心軸にして螺旋状に束ねてしまったのだ
その結果、決して絡まる事がなかった並行世界の因果線がすべて
今の時間軸のまどかに連結されてしまい、途方もない魔力形成を
生みだした。ほむらが繰り返してきた時間、その中で循環した
因果の全てが、あらゆる出来事の元凶として、巡り廻ってまどかに
繋がってしまった。

お手柄だよ、ほむら。
君がまどかを最強の魔女に育ててくれたんだ

後は続きからどうぞ