ネズミの隠れ家で、沢山の本を目にした紫苑は、ネズミの鼠に
読んで聞かせる。風呂から出てきたネズミはマクベスを棒読み
で読む、紫苑に「マクベスが泣くぞ」と突っ込むが、紫苑は
本がシェイクスピアのマクベスである事さえも知らなかった。
芸術は奨励されてない
という紫苑、なんか、芸術が奨励されていないっていうのも
NO.6の性質みたいのを現しているね… 

紫苑が昔、子供の頃、母親が、オスカーワイルドの「幸福な王子」を
読み聞かせてくれた事を呟くと、ネズミは演劇の1シーンの
ように、その中の台詞を言い、そして言う…

本当の悲惨を知らない人間の、偽善と自己満足の物語さ
まさにあんたにうってつけだな

後は続きからどうぞ