冠葉の回想 建設中のビル 数日前
*驚いた。まさか多蕗が復讐を考えていたなんて。
 しかし俺は隠し通した。これだけは誰にも言えない。

この前の多蕗との件を思い出す冠葉。陽毬を人質に取られても
父親の居場所を知らないと言った冠葉。その時、冠葉は
本当の事を言っていたように見えたが… 

数日後、冠葉はとある寂れたラーメン屋@荻窪に居た。
って… えええええええええええええええええっっっっっっ!?
冠葉の隣に座っているの、両親じゃないかっ! 
冠葉の隣には指名手配中の両親、高倉剣山と高倉千江美の姿が!!
剣山と千江美は、この前の件で冠葉はよくやったとねぎらいの
言葉をかける。

剣山「父として誇らしく思う」
千江美「自慢の息子ね」

いやいやいや、驚いた… なんてこったい、冠葉は陽毬を人質に
取られても、両親の事を黙っていたのか。陽毬が死ぬ所だったのに
それでも黙っていたって、どんだけ口が堅いんだ。もし、本当に
陽毬がどうにかなっていたら、どうするつもりだったんだろうか…
っていうか、両親、呑気すぎない? 陽毬と冠葉が危うく死ぬ所だったのに。

後は続きからどうぞ