陽毬の回想 高倉家居間 お父さんとお母さんがいなくなった。＊さびしくて悲しくて私は泣いてばかりいた。お兄ちゃんたちが 私にしてくれたこと。ぜんぶミカちゃんハウスに…父と母が消えて、毎日泣いてばかりいた陽毬。いずれ冠葉や晶馬も
消えてしまうのでは…と思っていた。冠葉と晶馬はそんな陽毬の心を
癒す為に、高倉家を陽毬の為にミカちゃんハウスのようにしたのだ。
外壁の派手なペイントはその時に冠葉と晶馬が二人で塗ったもの。
そして、陽毬のベッドをミカちゃんと同じベッドにしてくれたのだ…
陽毬が大切にしていたクマのお腹を踏んづけて破いてしまったが
冠葉と晶馬で一生懸命縫って修復… 陽毬は言う
「この子のお腹は３人で暮らしてるっていう印だもん」あうう…もう、ここらへん見てるだけでちょっと涙が… そうか
あの派手はペイントや陽毬のベッドにはそういう経緯が… すべては
陽毬の為なんだよぉぉお！
その夜…皆が寝静まった後、陽毬はまだ起きていた…
陽毬の回想 さわられた建築現場ビル 数日前＊冠ちゃんは私を助けてくれた。でも多蕗さんが言ったこと、私はずっと気になっている… あの建築現場で多蕗は言った。
高倉冠葉、僕は君の秘密を知っている。君が妹の命を救う為にどうやって大金を手にしているのか。冠葉は陽毬の病気はオレが治してやるといつも言う…。
そんな事を陽毬が思い返していると、玄関から誰かが出て行く音が…
出て行ったのは冠葉だった。陽毬はこっそりと後をつけていく。
陽毬の回想 高倉家居間 昨日の夜＊突然やってきたマスコミ。見せられた衝撃の真実。 私は知ってしまった。冠ちゃんがどうやってお金を…なんと、あの記者はすでに陽毬に接触済みだった。だから変な時計って
聞いて、陽毬は顔色を変えていたんだなあ…。その時、記者は
冠葉が企鵝の会から陽毬の治療費を引っぱってきている事を陽毬にばらしていた。
まあ、陽毬も多蕗の件で薄々はわかっていたんじゃないかと思うが
これで決定的になったという感じか。
冠葉はまたあのラーメン屋…
ダメだ…陽毬の病気が治らないんだ…もっと金が必要なのか？でも、オレはもう…そう呟く冠葉。あれ、今日は剣山と千江美いないの？なんか人気が…
と思ったら、居た。前とまったく同じポジションで横に座っていた。
剣山は言う…
お前を息子に迎えた日の事を誇りに思ってるよえ… 息子に迎えた日？ どういう事ですか…？
そして、また黒ずくめの男から金が冠葉に渡る。黒ずくめの男と
ラーメン屋から出てくる冠葉。ラーメン屋はすでに真っ暗…
陽毬は冠葉達が出て行ったのを確認するとラーメン屋の中へ…
アレ…？ ラーメン屋の様子がさっきと違うっ ってこれが
本当の現状なのかっ
真っ暗なラーメン屋は明らかに何年も使われていない廃墟だった。 うわわわわっっっ 怖いいいいいい
そして陽毬はラーメン屋の奥であるものを発見する。
うわーっ
高倉剣山と高倉千江美、とっくに死んでたんだ… じゃあ、今まで冠葉は幽霊と話していたのか…それとも冠葉の幻覚…？
Penguin-WAVE ようこそ僕の診察室へ…とかいって眞悧のラジオ番組みたいのが始まったｗ
今日のゲストは陽毬の元担当医・鷲塚医師。鷲塚先生戻ってきたー
突然ですが、先生は幽霊ってお信じになられますか？実はある男の子が幽霊に会っているというんです。話さえしていると…と眞悧が言うと鷲塚医師は、それは会いたいという願望が生みだす
幻視・幻聴であると言う。眞悧、冠葉の事言ってるのね。
眞悧が鷲塚医師がドイツに行っている間、診察室を使わせてもらいました。
と言うと、鷲塚医師は「それは酷い」と言う。鷲塚医師、何処行っていたのかと
思ったらドイツに行ってたのか…ｗ 鷲塚医師は、机の上においてある
剣山が写っている南極での集合写真を見て指摘する
眞悧がいるじゃんっ 前は写ってなかったが…
ここから鷲塚医師が言った事が驚愕…
もうずいぶん昔の話です。彼は私の優秀は助手でした。
しかし、犯罪組織のリーダーになり大変な事件を起こして死んでしまった(ﾟДﾟ)ﾊｧ? つまり、
眞悧がＫＩＧＡのリーダーだったという事？
しかも、死んでしまったって…！？ まあ、眞悧は確かに人間じゃ
ないとは思ってたけど、ＫＩＧＡのリーダーだったとは…。
眞悧「あの時はもう少しだったんですけどね。可愛い彼女… 桃果ちゃんに邪魔されちゃったんです」鷲塚「あれ？ 君、似てるな… というか、眞悧君だよね？」
眞悧「僕は幽霊です。幽霊が非科学的というなら、 呪いといってもいいでしょう ねえ、先生… 僕はもう一度チャレンジしますよ…。 かつての同胞からその子供達へ僕の意志が引き継がれるんです どうです？ しびれるでしょう？」鷲塚「うん… ピリっときますな…」
っって、鷲塚医師、フグのフルコースみたいのをいつの間に
食べてるぅぅｗ ピリっときますって、フグの毒じゃないのっｗ
鷲塚医師、ドイツから帰って来ちゃったから、眞悧に一服盛られた感…。
あの記者は晶馬とも接触し、晶馬に、冠葉が陽毬の治療費を企鵝の会の
残党からからゲットしている事をばらしてしまった。誰もいない神社で
晶馬は冠葉に問いただすが、冠葉は晶馬は関わるなというだけで
その場を去っていこうとする。晶馬はそんな冠葉に殴りかかっていく…
その頃、陽毬は一人、夕食の支度をすませて、不安そうな表情で
冠葉と晶馬の帰りを待っていた。
陽毬の回想 夏芽家テラス 思い出した後＊さらなる衝撃。驚きの真実。すべてが私のためだったの？ じゃあどうしたら冠ちゃんを救えるの？思い出した後、陽毬は一人で夏芽真砂子に会っていた。
夏芽「ようやくすべてを思い出したようね。そうよ。
私と冠葉は血の繋がった本当の兄弟。 あの時、冠葉は私とマリオさんの為に自分の人生の全てを
捨てて、父とあそこに残ったのよ。」
ああ、そうか、やっぱり、冠葉は晶馬と双子でもなんでも
なかったのか…。 前回、真砂子が冠葉の事を
「お兄様」って
呼んでいたのと、何か、晶馬によそよそしい感じの言い方をしていたのは
そういう事なのかあ… 夏芽は
「私と冠葉は」って言ったけど
マリオは、血が繋がっていないのかな？ なんか、確かにマリオだけ
毛色が違う感じだもねんね。
真砂子は冠葉が陽毬の治療費の為に組織の残党と行動を
共にしている事を明かす。真砂子は、冠葉が危険な状態にいるから
陽毬と二人で冠葉を止めると言い出す。
二人で冠葉を止めるのよ。でないと冠葉は奴等に殺されてしまう！確かに、このままじゃ冠葉は殺されるというか、死ぬ運命にあるように
思えるな。なんてったって、剣山と千江美も死んじゃってるんだし。
陽毬が二人の事を想っている時、冠葉と晶馬は殴り合いのケンカ中。
結局冠葉が晶馬に殴り勝ち？ 冠葉は去り際に言う…
ここまでだな…これで俺達の関係も終わりだ長すぎたんだ、何もかも晶馬は冠葉に
「兄弟だろ？終わるとかそんなのあるわけないじゃないか」と
言うが、冠葉は
「よせよ。俺とお前はたまたま同じ日に生まれた他人だろ？」と晶馬に現実を突きつける。 いやん、そんな事言っちゃ…。
冠葉は最後に「お前に陽毬は救えない」と言ってその場を去っていった。
なんか家族がオワタ感半端ナイ… どうしたらいいの 悲しいよぉぉおお
陽毬は俺が必ず救うお前は黙ってみてろ晶馬は冠葉の事を追いかけていくが、その先で見たものは、冠葉が命令
して殺させたあの記者だった。グシャグシャになった車から血だらけの
あの変な腕時計をした腕たダラーンって… うわわ…
多蕗はついに高倉剣山と高倉千江美の居場所を突きとめていた。
それはあのラーメン屋… うわわ… 多蕗がラーメン屋に入っていくのを
あの企鵝の会の残党の黒ずくめの男が影から伺っている。
ラーメン屋の中に入った多蕗は剣山と千江美の死体を発見する。
うわわ…
白骨化してるじゃん。肋骨が怖いぃぃいい
すでに死んでいた二人を目の当たりにして多蕗が驚愕していると
時籠が現れる。時籠ゆりは多蕗をずっと探していたようで、
「さあ、帰りましょう、私達の家へ」と多蕗を迎えにきたのだった。
そうだよ、タロとジロは一緒に居ないといかん！なんかこの二人に
関しては、これでちょっとホッとできる… と思ったら、なんと影
から様子を伺っていた組織の残党がナイフで多蕗達に襲いかかってきた。
うわあああ… 床に血がボタボタと…
誰かが刺されたり、怪我をしたのは確かだが、どうなったかはわからない。
残党の方がやられたのならいいけど…
家に帰った晶馬は、陽毬に冠葉が家を出て行った事を告げ、家族ごっこは
終わりにしようと言う。このままだと陽毬が不幸になると言う晶馬。
陽毬が自分が不幸じゃないと言ってももう、陽毬の声が晶馬に届かない。
晶馬は陽毬に叔父さんの家で暮らせと言い、陽毬は荷物をまとめて
家を出て行く。陽毬は別れぎわに、晶馬からもらったあのマフラーを
返す。
これで私と晶ちゃんは他人だよ…私ね、本当はあの時からずっと、ずっと晶ちゃんの事…そう言って去っていく陽毬に「ごめん」としか言えない晶馬。
晶馬の回想 東鷗病院診察室 数日前＊冷酷に告げられた陽毬の余命。僕たちはなんて無力なんだ。 運命を受け入れるしかないとしたら…薬は使い続けると効かなくなる…
数日前、晶馬は眞悧から陽毬の余命を告げられていた。
陽毬が去った後…高倉家…暗いっっ
灯りの消えた家の中はもう晶馬しかいない。
３ちゃんと一緒に歩いていく陽毬は心の中で呟く…
さよなら 私の運命の人一人残された晶馬は昔のアルバムを見て楽しかった日々の事を想う…
冠葉は組織のアジトで残党達と何かを話し合っていた。うわぁ
何この光景…
中心にいるのは冠葉だ。
今、この組織のリーダー的存在なのは冠葉なんだな…
振り返る冠葉…そこには陽毬の姿が…！！
ええええええっっ陽毬、叔父さんの所じゃなくて冠葉の所に来てるよぉお！
冠葉「俺がお前を救ってみせるからな」
陽毬「ついていくからね…」
陽毬がここに来たのは理由があった。
陽毬は心の中で思う…
冠ちゃんを止めなきゃ… 私の命に代えても！！Cパート
冠葉の回想 10年前 父の葬儀場＊俺が高倉家の家族になった日。そこで出会ったんだ。 あの日、俺は陽毬を守る事を誓った。１０年前、父を亡くした冠葉。その葬儀場で高倉家に冠葉は引き取られた。
幼い冠葉は父の言葉を思い出す
冠葉、やっぱりお前じゃダメだ。お前を選ぶんじゃなかった。私は家族に失敗したよ…うわぁ…冠葉の父もこんな父親だったのか。なんて事を子供に
言うのかね… 父が荼毘にふされていく煙突の煙を見ながら泣いていた
冠葉に「これで痛くないよ」と絆創膏をはった陽毬。
その時、陽毬の優しさに触れた冠葉は誓ったのだ
…「俺はお前を…」今回はこんな感じでした
薄々はわかっていたが、冠葉が晶馬とは兄弟ではなく、夏芽真砂子と
兄妹だったという事実。驚きましたな～ だって、前、真砂子、冠葉に
キスとかしてたし、絶対男として好きなんかと思ったら、兄妹愛かよっｗ
しかし、マリオに関しては血縁関係はまだわからない感じ？
眞悧が、あのＫＩＧＡのリーダーだった事が判明してましたけど
彼は元々は鷲塚医師の助手だったと？？ しかも、もう死んでいる！？
鷲塚先生がフグ毒盛られていたけど大丈夫かね？
眞悧がKIGAのリーダーだとしたら、１６年前のテロで桃果によって
邪魔をされ命を落とした眞悧が、リベンジで色々やっている・・・と
いう事なんですかね、そして眞悧は目的の最大の支障であるあの
運命日記をこの世から消したいが、自らはあの運命日記をどうにか
することができないので、夏芽真砂子を利用して日記を破棄させ
ようとした・・・・という感じか。
とにかく、驚きの連続すぎる…
そして、一番の驚きは、剣山と千江美がとっくに死んでいた事だよね。
あのラーメン屋とか、完全な廃墟だし…白骨死体だし…
陽毬は冠葉を救う為に、自ら冠葉と共に、組織に… もう本当
どうなっちゃうんだろう、まったくわからん。
わからんといえば、ほんと、運命日記、桃果、ピングドラム、
プリクリ様…とか、最近空気気味のそこらへんはどうなるんだろうか。
みんなが幸せになれる結末ってあり得るのかな？
あと３回しかないが、ここからの展開がほんと凄そうで、想像
するだけでも、 (；ﾟдﾟ)ｺﾞｸﾘ…ですよ。
あ、あと、多蕗と時籠も心配、多分大丈夫だと思うけど…
予告で夏芽が言っていた「お願い、もう一度だけ昔みたいに抱いて。
貴方となら未来永劫呪われてもいいから」っていう言葉も気になる。
冠葉に言った言葉…だとしたら…？
前回までのレビューは以下からどうぞ
1st STATION 運命のベルが鳴る2ND STATION 危険な生存戦略3RD STATION そして華麗に私を食べて…4TH STATION 舞い落ちる姫君5TH STATION だから僕はそれをするのさ 6TH STATION Mでつながる私とあなた7TH STATION タマホマレする女8TH STATION 君の恋が嘘でも僕は9TH STATION 氷の世界10TH STATION だって好きだから11TH STATION ようやく君は気がついたのさ 12TH STATION 僕たちを巡る輪13TH STATION 僕と君の罪と罰14TH STATION 嘘つき姫15TH STATION 世界を救う者16TH STATION 死なない男17TH STATION 許されざる者18TH STATION だから私のためにいてほしい19TH STATION 私の運命の人20TH STATION 選んでくれてありがとう