ジャール大隊のナスターシャと言い争っているうちに
１ヶ月前にもBETAの大規模な地中進行があり、その時にBETAが内陸深くまで進行されてしまっていたという事を
知るアルゴス小隊。その時の出現口を意図的に放置した
のでは？と指摘するステラ…
えっ…どういう… ま、まさか？？
基地司令部では、その懸念が本当の事になっていた。
ソ連軍の言われる通りに、対処するような感じになり
なんと基地を放棄して撤退するという話になる。
一つご了承いただきたいのは、各部隊の装備は放棄せざるを得ないという事です。運搬する手段はありません。(ﾟДﾟ)ﾊｧ?
ドーゥル中尉が試製99型電磁投射砲は放棄する
わけにはいかないので、一考してくれと頼むが、それも
聞き入れられず… つまり、今回の事は帝国軍の
試製99型電磁投射砲をくすねる為に仕組まれた事なのか…
予め仕組まれた事なせいか、ソ連軍の手際はよく、
退避が始まる。
ドーゥル中尉はソ連軍の狙いを理解し、XFJ計画に
携わる人々に退避命令を出し、試製99型電磁投射砲付きの
整備の人達には
「放棄は近衛軍の作法に任せる…」という
なにやら、暗号めいた指示を出す。
唯依は基地内に流れる退避指示のアナウンスを聞き
途中で、ヴィンセントをピックアップして試製99型電磁投射砲の
ある格納庫へ向かう。ヴィンセントから
「９９型の放棄は近衛軍の作法に任せる…」というドーゥル中尉の指示があった事を聞いた唯依は
すべてを理解。ソ連軍の狙いは試製99型電磁投射砲を
接収すること、ソ連軍がユウヤの出撃にこだわったのも
試製99型電磁投射砲を搬出させない為のお膳立てだったのだ。
機密データの処置の為にヴィンセントは途中で下車。後から
試製99型電磁投射砲のある格納庫に来ると言うヴィンセントに
処置の後は退避しろと命じる唯依。
唯依は、試製99型電磁投射砲を
爆破する予定だという事を明かす。
もったいないような気がするが、この場合、機密保持という事では
いたしかたないのか… どうにかならないものかなあ…。
しかし、ソ連軍、BETAの大軍を基地に呼び寄せるような行為
までして、試製99型電磁投射砲が欲しいのかね？？
なんか割に合わないような気もするんだけど。
唯依が格納庫へ行くと、ソ連軍の兵士が待機しており、唯依に
退避を求めてくる。唯依はすぐに、試製99型電磁投射砲の自爆
コードを入力するが、ソ連軍がそこらへんをすでに細工済みで
爆破コードが入力できない。ソ連軍の兵士が邪魔なので、唯依は
一芝居うって、ソ連軍の兵士達だけを退避させる。
格納庫に戻ると、試製99型電磁投射砲の整備班の一人が残っており
彼と一緒に、試製99型電磁投射砲をどうにか自爆させようと奮闘する唯依。
アルゴス小隊は異変に気付き、探りを入れ、今回のBETAの基地への
侵攻は、ソ連軍が仕組んだ事であると推測。すると、そこに、
ヴィンセントから無線連絡が入り、現在退避中であることが
告げられ、基地にはまだ唯依が残っているということも、なんとか
伝わる。 これで、アルゴス小隊が基地に戻ってくれれば
どうにかなるかな？
基地の格納庫では、砲弾を一斉誘爆させて試製99型電磁投射砲を
爆破しようと準備を進めているが、完全に爆破する事は難しい状態。
いったい、どうすれば…あいつはどんな難関でも諦めなかったな…ユウヤ…ブリッジス…こんな時だっていうのにどうしてあいつなんだろうな…そう唯依が呟いた時、格納庫の扉が破られ
BETAが！？
今回はこんな感じでした。
ソ連軍、試製99型電磁投射砲を接収する為に、基地を
BETAに侵攻させるとか、マジキチじゃないですか。そこまで
して試製99型電磁投射砲が欲しいのか… まあ、確かにあの
威力を見たら、欲しくなっちゃうのもわかるが、しかし
なんかやる事がセコイよね。
だいいち、試製99型電磁投射砲って、本体ゲットしても
色々と機密部分は、メーカーが居ないと使えないんじゃないの？
とりあえず、本体ゲットすれば、どうにかなるとか思ってる
のかな？？ あれ、自爆コード入力の所をソ連軍に細工
されたとか言ってたけど、どうやってやったんだろう？？
最後の終わり方、唯依達の格納庫にBETAが入って来ちゃってたように
見えたけど、ヤヴァイですな… あの残ってた整備兵の人とか
死なないでもらいたいよ…。
前回までのレビューは以下からどうぞ
#01 帝都燃ゆ（前編）#02 帝都燃ゆ（後編）#03 錚々たるユーコン#04 朧月の群れ#05 正しき資質#06 群青#07 漂泊の行方#08 極東戦線#09 落涙#10 予兆