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戦う司書 The Book of Bantorra  第11話 弱者と迷宮と女王の指し手 レビュー キャプ [アニメ]

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モッカニアの反乱によって混乱に陥り、次々と倒れていく武装司書、フィーキーも
やられてしまったが、イレイアが時間を止めている隙にシュラムッフェンを
手に入れたハミュッツはモッカニアの元に駆ける。迷宮の外では、マットアラストや
ノロティが、モッカニアに母と呼ばれる女がいったい何者なのか?という
議論が巻き起こっていた。ノロティ曰く、モッカニアの母としては若すぎると
いうその女・・・ いったい女は何者なのか?

後は続きからどうぞ


時間が動き出したモッカニアは母と呼ぶ女、レナス・フルールの元にかけつける。
レナスにフィーキーの事を敵と言うモッカニア。レナスはモッカニアに、自分が
ウインケニーから聞いた事が本当か問いただす。

「私は神溺教団という悪い組織に連れ去られて、記憶と視力を奪われた・・・
 そこをあなたの同じ武装司書のウインケニーさんに助けられた・・
 そうよね?
 ここは神溺教団の隠れ家で貴方は大事な本を奪ったハミュッツメセタという人を
 追っている・・。貴方が殺したのも、神溺教団の悪い人達…そうなのよね??」

モッカニアに戦わずに、どうにかならないのかというレナス。戦う所を見たくないと
いう母を蟻に案内させ、部屋に送るモッカニアは、迫ってくるハミュッツとの
戦いに挑む。

「わかっているわよね? モッカニア」

ハミュッツの問い掛けに、自分の母が偽物だと言うモッカニア。モッカニアは
自分の母が偽物だという事を知りながら、こんな事を起こしているのだ。それは
自分が偽物である事や、神溺教団に生み出された事さえも知らない、ただ
心底から、自分がレナスだと信じている彼女の為だった。

ウインケニーは平凡な家の子供だったが、ある日、母親が神溺教団に入り
幼かった彼も母親と一緒に神溺教団に入った。楽園管理者に迎えられた彼は
それ以来、将来、モッカニア・フルールを倒す為だけに教団内で朝から晩まで
魔術審議に明け暮れ、その上に変装の技術、潜入の方法、嘘の付き方など、
諜報員としての訓練もこなしていた。彼の魔術審議は、モッカニアに対抗
する為だけに作られた能力だったのだ。

ウインケニーはその後、モッカニアに関する資料を集め、彼の性格や経歴
家族構成・・彼に関する全ての事を探る。ウインケニーは自分が母親に
会いに行った時に、母が自分の事を覚えてもいなかったことと、モッカニアが
かつて、最愛の母を失った事を重ね合わせ、モッカニアと自分は似ていると
感じる。

そして、神溺教団によってモッカニアの母の偽物が生み出され、ウインケニーに
連れられて、モッカニアと再会したのだ・・。モッカニアは、レナスに再会した時
母の偽物だともちろん知っていたが、モッカニアの全てを知り尽くした
ウインケニーの要求、そして、

「もう一度、母親を失いたいか?」

というウインケニーの言葉に、モッカニアはウインケニーの手中に収まったのだ。


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ハミュッツと死闘を繰り広げるモッカニア。ハミュッツはシュラムッフェンを
使い、黒蟻を次々と退ける。彼等が戦っている間、レナスはモッカニアに
言われた通り、彼の部屋に向かっていた、目の不自由な彼女にとっては
あまりにも悪い足場、彼女は瓦礫に躓いて転んでしまう。杖を失った彼女は
手探りで杖を捜す。そして、ある石に触れる・・それはモッカニアが大切に
持っていた母の本。レナスはその本に触れ、自分が偽物である事を悟る。

ハミュッツを圧倒的な数の黒蟻で襲い、モッカニアは彼女に勝利したと思い、
レナスの元にかけつける。すると、レナスは1人、見覚えのある石を持って
座っていた。全てを知ったレナスと呼ばれる女は、モッカニアに、自分は誰
なのかを問う・・モッカニアは全てを彼女に話す。彼女はそれでも、モッカニアに
自分を母さんよ呼んでくれと言う。なぜなら、彼女にとって、レナスで
ある他には何もないからだ・・・。

すべてが終わった。

モッカニアは立ち上がり、レナスに別れを告げる。
生きていたハミュッツの元に来たモッカニアは、自分のした事を悔い、自らを
黒蟻に喰わせて自殺する。そして、その様子を見ていたウインケニーも
ハミュッツの投げたマッチの火によって燃えて消える・・死に際にウインケニーは
思う。

「ボクはただ、モッカニアを喜ばせたかっただけなのかもしれない」



ハミュッツはレナスに声をかける、彼女は自分で歩き出し、懐に入っている
本物のレナス・フルールの本に触れる。そこには在りし日のレナスと小さな
モッカニアの時間が刻まれていた。

「ただいま・・母さん」

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サヨナラ~モッカニア~!
いやーもう一週続くと思ったモッカニアの話、今週で終了でございます。
最後、モッカニア死んじゃうんで、、もっと続いて欲しかったのに・・。クスン
ウインケニーもなんか可哀相でしたね、彼の人生はモッカニアを倒す事から
いつしか、モッカニアの笑顔が見たいという事になってたんですよね・・自分の
人生に重ね合わせた時に、自分も母親に会って喜びたかったという願望を
似たような人生を歩むモッカニアに体験させることで、自分もそれを
達成した?ような感じになる感じ・・なんでしょうか、うまく説明できませんがw

にしても毎回、人が死ぬので、なんか淋しい気持ちになりますね・・。

次回は、なんと、以前付き合って、同棲とかしていたマットアラストとハミュッツの
お話!? 超楽しみですね。
前回までのレビューは以下からどうぞ
第1話 爆弾と本と沈み行く船
第2話 爆弾と姫君と灰色の街
第3話 爆弾と人間と死の神の病
第4話 夕方とシロンとコリオ
第5話 裏切りと杯と迷いの小道
第6話 雷と怪物と殴る少女
第7話 笑顔と仮面と死にたがりの男
第8話 沼と仲間と浜辺の貝殻
第9話 真人と戦場と私の世界
第10話 変人と母親と黒蟻の巣


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もう、前半部分の一挙放送があるようですね。見逃した人は見ようw



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