SSブログ

夏目友人帳 参 第十二話 帰る場所 レビュー [アニメ]

natsume0920_top.jpg

お昼時…夏目のお弁当を見て西村達が「いつ見ても愛を感じる弁当だな」
言うのが微笑ましい。西村達は、そういえば、夏目は何回も転校して
苦労しているわりにはまがってないと言ってくる。けっこう聞きづらいような
事聞いてくるよね、これも、西村達と夏目が心を許せる友人同士に
なっている現れかな? 

あの頃はまがったらもう屋根の下にも入れてもらえなくなると思っていた
と夏目は明かす、そして、当時、そういう卑屈な気持ちが伝わって
しまってきっと自分は可愛くなかったと… そんな事は今はなんとなく
わかるという夏目。

ご飯も変に遠慮なんかしないで…
ウマイですって言って いっぱい食べてみれば
よかったかもしれないな…

こういう風に思えるようになって、よかったよね…。
家に帰って、空のお弁当箱を塔子さんに渡すと、中に残っていた
パセリもきちんと食べなさいと笑顔で言われるw

後は続きからどうぞ

 
 

夏目が部屋に戻るとニャンコ先生の姿はなく… すると、窓に
気持ちの悪い感じの妖が…! 名を取り返しに来た感じではなく
夏目はイヤな気配を感じる。 夏目はその妖の声に聞き覚えがあった。
妖が窓を勝手に開けて入ってこようとし、夏目はこの妖を
家に中に入れてはいけないと思い必死で窓を押さえる。

見ツケタ…
モウ逃ガサナイ…
ナツメ…

natsume0920_1.jpg
怖い…

ついに妖が部屋に入ってきてしまったが、ちょうどそこにニャンコ先生が
帰ってきて、妖を追っ払ってくれた。も~ニャンコ先生、どこに
行ってたのよ~~。その後、妖の邪気にあてられたのか、夏目は
熱を出してしまい寝込む事に。塔子さんもそんな夏目を心配。
natsume0920_2.jpg
ニャンコ先生も看病してくれるw

いつの間にか眠ってしまった夏目はあの妖が出てくる悪夢を見てしまう。
なぜなら、あの妖には見覚えがあったからだ…。 悪夢から覚めた夏目は
「あの妖怪には見覚えがある」とニャンコ先生に明かすが、また睡魔が
襲ってきて眠ってしまう。


それは…夏目がここに来る少し前…
こんな日々が来るなんて思ってもいなかった頃…

夏目がいつものように妖に追いかけられていると、ある妖が声を
かけてくる。その妖のお陰で、しつこい妖から逃げる事ができた
夏目。声をかけてきた妖は別に夏目を助けたいと思っていたのでは
なく、夏目を追いかけていた妖が食いっぱぐれる姿を見たかっただけ
という意地悪い思惑だけだった。夏目はその妖にいちよう礼を言い
その場を去る…それがその妖との出会いだった。

家に帰ると、家には誰もおらず、留守番を頼みますという書き置きが
あった。すると、開けっ放しの窓から、小さな妖が入ってきてしまい
それを夏目が追い出そうとバタバタしているうちに、部屋の中が
荒れてしまい、その上、ちょうど帰ってきたおばさんや、おばさんの息子に
「出て行け!」と妖に向かって怒鳴っている所を見られてしまう…。
おばさんの息子…親戚のお兄さんの声が櫻井孝宏! 
夏目の行動はどうしても奇行に映ってしまい、おばさんとおじさんは
夜、夏目の事を何やら話している… そしてそれを聞いてしまう夏目。

夏目は家を出てたまらず走り出す…


あんな小さな妖怪
ほっとけばよかったんだ…
誰にも見えないんだから…
誰にもわからないんだから…
誰にも…
ちっとも学習しないで…バカみたいだ…

走った後、立ち止まっていると、誰かが話しかけてくる。

ナツメくん?
あなた、夏目貴志くん?

これが塔子さんとの初めての出会いだった。
塔子さんは自分が夏目の父親の遠縁にあたる藤原塔子という者で
ここら辺に夏目が住んでいると聞いて様子だけでもと思い見に来た
という事だった。こんな夜遅くに夏目が散歩をしている事を心配
する塔子さん。

もしかして…帰りたくない?

夏目はそれを否定するが、家にいたたまれなくなり飛び出したわけで
きっと塔子さんの目には夏目が無理をしているように見えただろう…。
街灯の下で手を振って見送ってくれる塔子さんに振り返りながら帰る夏目。
そんな夏目が思ってしまうのは「でも、本当に人だったのかな?
俺にしか見えてなかったんじゃないか…」という事だった。切ない…
大丈夫、塔子さんは人だよぉぉぉ。でも、たしかに、夜の人気のない
街灯の下に立っていたとか、若干そう思ってもおかしくないかもw

翌日…またあの妖に会ってしまう夏目。妖は夏目のようなさみしい
奴は見ていると面白いから好きだと言う。失礼な言いようだなw
夏目は妖が見えなくなる方法を知らないか?と妖に尋ねてみるが
妖は「知らんな」と答えるだけだった。

natsume0920_m1.jpg

ある日…学校からの帰り道、夏目は再び塔子さんと会う。
塔子さんは夏目の事を待っていたようで、夏目によかったら自分達の
家に来ないか?と言ってくる。塔子さんの言い方はとても優しくて
そして本当に夏目に家に来てもらいたいという気持ちが伝わってくる
温かい言葉だった。

もし貴志君が来てくれたら…
あの家もきっと賑やかになるわ

今度は旦那さんの滋さんと一緒に挨拶に来るという塔子さん。

だからどうか考えておいてね どうか…

周りは仕方なく自分を引き取る人達ばかりなのに、自ら
来て欲しいと言ってきてくれた塔子さん… 夏目は塔子さんの所へ
行きたい気持ちになるが、もし行ったとして、失望させたり、怖がらせたり
したくないという気持ちもある。夏目が一人、公園で考えていると
あの妖がやってくる。妖は、自分にとって悲しみの心はとても甘美で
そこで人を飼うのも面白いと思いつき、夏目の側にいてやろうと
言ってくる。怖いー、変なのに関わっちゃったよねえ。
夏目は妖を振り切って家に戻るが、家にまで妖がついてきてたり
してないかビクビクしてしまい、こんな状態じゃどこにもいけない…と
思ってしまう。

とにかく家の場所は知られないとうにしないといけない、こそこそと
隠れながら学校へ向い、どうにかあの妖を追い払う方法はないかと
模索する。妖っぽいお面をつくって妖に化けて、他の妖に妖を追い払う
方法はないかと聞いてみると、狐岩の近くに妖封じの穴があるという
情報を得る事ができたが、話の途中で人間である事がバレて追いかけられる
ハメに。妖達から逃げている最中、木に激突して気絶してしまった夏目が
目を覚ますと、あの妖が目の前に居た。妖はずっと夏目の事を見ていた
ようで、夏目の家も知っていて、一緒に行こう再び言ってくる。
夏目の心の中を覗いて夏目の惑わそうとする妖…

誰もお前を待っていないのに帰るのかい?

夏目が人の子が消えたら、周囲の人々に迷惑がかかると言うと
妖はそれが気がかりならそいつらをみんな食ってやろうと物騒な
事を。そんなのはダメだと夏目が止めると、妖は今日は帰してやるから
迷惑とやらをかけないように、うまく別れてこいと言ってくる。


夏目が一人黄昏れていると、おばさんの息子が、話しかけてくる。
この息子って、いい子だよね、夏目の事も気にかけてくれているし
おばさんのように、気味悪がったりしていないし… おばさんの息子は
夏目がちょっと汚れているのを気にかけてくれる、お兄さん、
優しいなあ・・・・ここの家、塔子さんの家以外だったら、一番
いい家だったんじゃないかな? お兄さんはいつも自分の母親が
無神経でごめんねと夏目に謝ってきて、一緒に帰ろうと言ってくれる。
お兄さんと一緒に帰る夏目…。

すっかり妖の言うとおりにするつもりでいた夏目は、どうやったら
誰も傷つけずに消える事が出来るのか…とか考えていた。家に帰ると
何か、おばさんとおじさんが話をしている。ふと見ると居間にお客さんが
二人来た跡が… 漏れ聞こえてきたおばさんやおじさんの会話からして
来ていたお客さんが藤原夫妻だという事に気付いた夏目は、嬉しくなる。

本当に来てくれたんだ
いきたい… あの人達のところへ
いきたい!!

消えたりなんかしないで、今の家の人にちゃんとお礼を言って
藤原夫妻の所へ行きたいと思った夏目は、他の妖達から狐岩の場所を
聞きだし、あの妖をそこに呼び封印を試み、なんとか上手くいったものの
封印が成功した時に吹き飛ばされて崖から落下してしまいケガをして
入院することになってしまう。

natsume0920_m2.jpg

病室で目を覚ました夏目は、廊下でおばさんが憤っている声を聞き
また迷惑をかけてしまった…もうあの人達の所へも戻れないな…と
心の中で思う。この時も、お兄さんは母親をなだめようとしていたよね
お兄さんは優しかった…! 目を閉じていると、藤原夫妻がお見舞いに
来てくれた。初めて会う滋さんは、まっすぐ夏目の目を見て
「うちに来なさい」と言ってくれた。夏目はベッドから起き上がり
自分の正直な気持ちを伝える。


行きたいです…
藤原さんの所へ来たいです…
お願いします
natsume0920_3.jpg
お願いします…

。・゚・(ノД`)・゚・


こうして藤原夫妻の元に来る事になった夏目…
そんな事を夢として思い出しながら夏目が眠っていると、あの妖が
再び夏目の部屋にやってくる。でも、今度はニャンコ先生も夏目に
しっかりついていたので、夏目が眠っている間に妖を完全に追い払って
くれた。ニャンコ先生が、妖に「今のこいつはお前にとって、そう
面白くはなくなっている」というのが印象的だよね。夏目は以前の
ように寂しかったり悲しがったりしていないという事…。

夏目が目を覚ますと、あの妖は完全に消え、ニャンコ先生は斑の
姿になっていた。斑の姿になると、まだ、的場にやられたあの傷が
見えるニャンコ先生。夏目はその傷の部分をなでて、ニャンコ先生に
お礼を言う。

natsume0920_4.jpg
ありがとう…ニャンコ先生


元気になった夏目は学校へ… 玄関で二人で笑顔で見送ってくれる
藤原夫妻。本当に藤原夫妻の所へ来てよかったよね… 。・゚・(ノД`)・゚・


今回はこんな感じでした。
夏目友人帳の八巻の中に収録されている話…この話は、初めて
漫画で読んだ時にホロリときてしまった話で、アニメで見ても
同じくホロリときてしまいました。
原作見たときも思ってたんですけど、おばさんの息子さんって
いい人ですよね、おそらく、夏目が今まで世話になった家の
中で藤原夫妻以外だったら一番このお兄さんがいい人ではないかと…
そんなお兄さんの声が櫻井孝宏で、ますますいい感じに見えましたよ!
ニャンコ先生の傷がまだ完全に治ってないというか、跡になっているのが
切ないぜ・・・ 的場め~~末代まで祟ってやりたい。

次回が最終話ですが、最終話は番外編みたいな話ですな。

前回までのレビューは以下からどうぞ
第一話 妖しきものの名
第二話 浮春の郷
第三話 偽りの友人
第四話 幼き日々に
第五話 蔵にひそむもの
第六話 人ならぬもの
第七話 祓い屋
第八話 子狐のとけい
第九話 秋風切って
第十話 割れた鏡
第十一話 映すもの


nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(3) 
共通テーマ:アニメ

nice! 5

So-netブログからトラックバック機能が消失してしまったので、いつもトラックバックでお世話になっていたサイト様を相互RSSに登録しております。

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 3

トラックバックの受付は締め切りました

漫画・アニメアンテナ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。